今夜こそ逃げてやる！ （キャラ文庫）

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投稿者：雪屋　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の時に、親友に裏切られて以来、人を信用できなくなってしまし、自暴自棄になっていた伊緒は七回目の退学が決まり、父親のつてで全寮制の男子校に編入が決まった。
そこで伊緒を待っていたのが、かつての親友と同じ「瑞羽」という名前の生徒会長だった…
なんて、あらすじで内容が想像出来そうですよね。実際それを裏切らない内容なんですが。
お互いに大きな勘違いをしていた。という事なのですが…
突っ張っていても、根は素直な伊緒は可愛いし、ちょっとサドっ気のある瑞羽も、とても一途な奴です。
斑鳩サハラさんの作品ですから、適度にドタバタあり、適度な絡みありで、サクッと読んで楽しめると思います。

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投稿者：ＡＳＨ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

不良の伊緒が全寮制おぼっちゃま高校に転校。生徒会長でルームメイトの瑞羽に「瑞羽のルームメイトとしてふさわしい人間」になるようしつけられる。
ついでにカラダも仕付けられる。
その瑞羽が実は小学校の頃両思いで、でも勘違いからけんか別れしてしまった「瑞羽」であると判明。そして両思いへ…。
両思いになるまでの道のりは長く、仕付けもキャラもイイ感じなんだけど…。
先が読めたかなぁ…。小学生の時にけんか別れした「瑞羽」がルームメイトの「瑞羽」と同一人物であるということは２人が出会った時点で分かったし、そうなれば２人がくっつくのも当たり前だし…。もう少し謎な部分が欲しかったかも…。

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投稿者：テンダーパピー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

待っていました、の斑鳩先生最新作です。
今度の主人公は、学校を何度も退学になっちゃうような悪ガキ、
でも、憎めないお馬鹿さんの春原伊緒。
お相手は、優等生で生徒会長、そしてもちろんお金持ちの、華王
瑞羽。

「女性徒を妊娠させた」として、身に覚えのない罪で学校を退学
になってしまった伊緒。
そんな彼が、次に通うことになったのは全寮制の男子校でした。
ルームメイトの瑞羽はイジワルで、伊緒は泣かされてばかり。
ところが、てっきり嫌われていると思い込んでいた瑞羽が、二人
きりになるとセマってきたから大変で…！？

あらすじ、登場人物の性格など、いかにも斑鳩サハラ先生らしい
作品だと思いました。
主人公のお馬鹿なところは可愛いし、攻の瑞羽の強引さもかっこ
よかったです。…が、もう最初から展開がよめてしまうところは、
どうかと思いました。
斑鳩先生の作品は好きですが、どの本を読んでも似通っているとい
うか…ちょっとマンネリ気味かも？
好きな作家さんだからこそ、もっと、今以上を望んでしまいます。
そんなわけで、今回はちょっと厳しく『評価保留』となりました。

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投稿者：やっちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ケンカはする、タバコは吸う、酒は飲むという問題児の伊緒。とうとう女の子を
妊娠させたとして、7回目の退学になる。でも、実はこれは女の子の嘘で、伊緒は
全く関係はなかったのだけど、今までの素行が素行のため、周囲は鵜呑みにし、
彼をそのまま退学させてしまう。嘆くのは父親。そこで、最後の学校として選ばれ
たのが父親のコネ(？)で入学を許可された山奥にある金持ち学校。一目、見ただけで
逃げ出したくなった伊緒を強引に学校へと連れ込んだのが生徒会長の瑞羽。伊緒の
しつけ役として彼が厳しく接するのだけど…。
過去に親友に裏切られたため、心に傷を持った伊緒。その親友と同じ名前の瑞羽。
でも名字が違うので別人だと思うのだが、同じ名前というだけで、伊緒は気分が悪
い。瑞羽は瑞羽で、伊緒が何か悪さをする度に体に覚えさせる様な痛みを与え、
言う事を聞かせるような傲慢な態度を取る。そんな相手を好きになれるわけがない
のに、お互いに嫌いだと言い切っているのに、何か、言葉よりも体が相手を求めて
いるような、屈折している恋愛。嫌いな奴なのに、好きになってしまう伊緒と好き
なのに嫌いな態度をとる瑞羽。結局、似た者同士なのかも…。