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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 12件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.7
  • 出版社: 晶文社
  • サイズ:20cm/332p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7949-2732-0

紙の本

壜の中の手記 (晶文社ミステリ)

著者 ジェラルド・カーシュ (著),西崎 憲 (ほか訳)

アンブローズ・ビアスの失踪という米文学史上最大の謎を題材に、不気味なファンタジーを創造し、MWA賞を受賞した名作「壜の中の手記」を含む、全12編を収録。異色作家カーシュの...

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壜の中の手記 (晶文社ミステリ)

税込 2,200 20pt

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商品説明

アンブローズ・ビアスの失踪という米文学史上最大の謎を題材に、不気味なファンタジーを創造し、MWA賞を受賞した名作「壜の中の手記」を含む、全12編を収録。異色作家カーシュの奇想にみちた短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

豚の島の女王 西崎憲 訳 9-28
黄金の河 若島正 訳 29-50
ねじくれた骨 駒月雅子 訳 51-86

著者紹介

ジェラルド・カーシュ

略歴
〈ジェラルド・カーシュ〉1911〜68年。イギリスの小説家。パン屋、ナイトクラブの用心棒、新聞記者等を転々としながら文筆生活に入り、ミステリからファンタジーまで、幅広く作品を発表した。

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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

MWA受賞作、といっても日本人の体質に会わないものもあるのではないでしょうか、この作品集なんかはまさにそれで、多才は分かりますが、凄さが伝わってくるかって言うと、ちょっと・・・

2005/07/04 20:00

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「日本でもミステリ専門誌などで短編が紹介されてきたカーシュ、彼の切れのある作品をMWA賞受賞作である表題作などを中心に纏めた傑作集」ミステリ。
単純に、ミステリといってもこの作家の場合は、広義のそれであって、本格推理を期待してはいけません。SF、ホラー、犯罪など様々な切り口の作品を集めたものです。内容は多岐にわたりますが、共通しているのは、極めて端正なつくりの小説ばかりということでしょうか。どちらかというと古典的な佇まいの作品ばかりです。
無人のポルコジト島で発見された白骨、船長は猿と人間を結ぶミッシング・リングと思ったのですが「豚の島の女王」。酒場で金が払えずに困っていた男、彼はエクアドルで賭けに勝つコツを会得したのですが「黄金の河」。インディオを救った囚人が、同房の男に騙されて「ねじくれた骨」。ジャングルで行方不明になった教授の仲間が語る恐怖の存在「骨のない人間」。
オショショコの壜に入っていた文書に書かれていたのは、失踪した作家の手記でしたというのが、表題作でMWA賞受賞作「壜の中の手記」。漁師の網にかかった怪物を、善意で救った牧師は、それは人間ではないかというが「ブライトンの怪物」。作り話の名人の骨董商が、苦し紛れに作った話は、贈られた者に悲劇をもたらすという指輪「破滅の種子」。本だけが楽しみの友人が、その宝を手放さざるを得なくなった。私が一肌脱いで「カームジンと『ハムレット』の台本」。
少女のそばで発見された老女の頭蓋骨には、極めて正確に長い針が「刺繍針」。時計収集で有名だったニコラス三世。王の下で時計の修理の才能を認められた男の善意「時計収集家の王」。ケント州の植物園の全焼、そのかげに秘められたもの「狂える花」。武器を売ることで巨万の富を築いた男サーレク、その彼が得れなかったもの「死こそわが同志」
わが国では三冊目の短編集。ベストミステリにも選ばれた、極めてオーソドックスな作品集で、エリン、ブラッドベリ、ダール、コリアなどといった奇妙な味の小説とでもいったらいいのでしょうか。なかなか最近の日本では読むことのできないような、起承転結がはっきりしたものばかりです。
西崎憲の作家論が親切で、カーシュの特質が良く分かります。彼は、1911生まれで1968に亡くなっているイギリスの作家。我が国では長編は訳されていず、短編が専門誌に掲載され、それが今まで短編集として2冊出版されているとのこと。先にあげた異色作家たちほど高名でないせいか、読んでいて新鮮ではあります。そのせいでも無いでしょうが旧作ばかり集めた本なのに、2002年度のベストミステリに選ばれています。ただし、私には、それは過大評価に思われます。希少価値と作品の本質は全く別物ですから。

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紙の本

究極の<物語>、あるいは<物語>の究極

2012/01/23 19:38

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yosh - この投稿者のレビュー一覧を見る

 北村薫編の傑作アンソロジー『謎のギャラリー こわい部屋』(新潮文庫)に収められていた短編「豚の島の女王」で、ジェラルド・カーシュというとてつもない作家の存在を知った人は(筆者を含め)多数いると思う。そのカーシュの短編集が、晶文社ミステリの一冊として刊行された。
 とにかく、<物語>の面白さ――着想の奇抜さといい、語り口の巧みさといい、オチのつけかたの見事さといい――を骨の隋まで味わわせてくれる。一時一世を風靡したラテンアメリカ文学のマジック・リアリズムで書かれた最上の作品--これに匹敵する極上の奇譚が、此処にはひしめいている。ブラック・ユーモア、シニシズム、ファンタジー等々、読む人によって名称は異なるかもしれないが、<物語>が持つ力を信じていた作家の気迫に押し切られるかのような、一種異様な力に満ちているのは確か。
 ちまちましたリアリズムと縁を切り、暫しの間途方もない「作り話」に身を浸し、<物語>の面白さにとことん翻弄されたい読者には必読の書。

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