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収録作品一覧
ニュートリノの正体 | 戸塚洋二 対談 | 7-46 |
---|---|---|
性転換最前線を行く | 原科孝雄 対談 | 47-88 |
鯨衛星 | 林友直 対談 | 89-130 |
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紙の本
世紀末が叫ばれていた頃の最新知識は、今でも一般読者には大変役立つ
2021/03/06 10:58
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投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
同著者の「マザーネイチャーズトーク」はズブの文系出身の私でも解りやすい対談が中心だったが、本書はそれに比べてやや専門色が濃く、それだけに読了後は高度な知識を得られた満足感がある。読み進むには一般的な文系の人が持つレベルを少々超えた予備知識を必要とする。
しかしそれでも、ニュートリノ、地球史を知るための縞縞学、遺伝子と脳形成、環境ホルモンなどは内容的に大変面白く、初心者にもかなり理解できた。
特に最後に登場するシーア・コルボーン氏との環境汚染に関する対談は面白く、且つ「沈黙の春(レイチェルカーソン氏)」と「苦海浄土(石牟礼道子氏)」しか知らなかった無知な私に「奪われし未来」という書籍を教えてくれたのは大変よかった。早速それを読むことに決めた。
それにしても第一線の学者たちと丁々発止の対話を展開する立花隆氏の知識の深さには脱帽する。読みやすい対談のなかに読者目線で専門的見解を引き出していく手法にはいつも感服させられる。