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商品説明
ハコフグのプクプク、生まれは海の中。とっても青い海の中。いつもみんなで遊ぶのは、楽しい楽しいかくれんぼ。でもね…。ハコフグのプクプクと海の仲間たちの心温まる友情をユーモラスに描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
さかなクン
- 略歴
- 〈さかなクン〉1975年東京都生まれ。TV番組「全国魚通選手権」優勝5連覇。「どうぶつ奇想天外!」出演中。
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紙の本
サカナの声が聞こえますか?
2002/08/08 15:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バナナワニ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こどもの本は、こどもに見せればよくわかる。
プクプクの本をひらいてごらん。
とっても青い海の中に、
「見つけた!」「ここにいる!」
そうさけんだときから、こどもはちいさなサカナ。
“でもね…。”
“じつはプクプク、かくれんぼ、ちょっぴりにがてにしてるんだ。”
いろいろなかくれかたを、おしえてもらっても
“ちっともうまくできないや”でもでも…、
“ボク、勝ちたいプク、どうしても!”
こどもだからいえる、このことば。だから、こどもはプクプクになる
(おとなはしっている。どうしても勝てないときがあることを。
安全のために冒険を捨てるときがくることを)。
「どうしても勝ちたいプクプク」を見つけたのは…、友達なんかじゃなかった!
みんなでたすけあっても、かなわない。かくれても、みつけられてしまう。おそろしい、おそろしい敵!
サカナたちのせかいでは、つよいものが、よわいものをたべて、いきている。
いきのこるために、サカナたちは、かくれたり、毒をもったり、するんだ。
サカナをしりつくした「さかなクン」だから、あたりまえのうみのなかが、あたりまえに描かれている。
でも、それってちょっとすごい。
さいごのページには、本物の写真と、解説がある。これはおとなでもおもしろい。
ちょっとおおきいこどもは、「さかなでございます!」や「仲良しサカナ組」の絵のところを、拾い読みしている。
ちいさなこどもは、りょうてをひろげ「プクー、プクプクー」といつまでも、うみのなかにいる。
そして、きくんだ。サカナの声を。