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紙の本
クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)
著者 西尾 維新 (著)
戯言遣い・いーちゃんが潜入する女子学園の別名は「首吊り学園」。いーちゃんとその弟子・姫ちゃんは奇怪な密室殺人の謎を解けるのか…? 戯言シリーズ第3弾! 本編が封印された「...
クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)
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- 税込価格:10,945円(99pt)
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商品説明
戯言遣い・いーちゃんが潜入する女子学園の別名は「首吊り学園」。いーちゃんとその弟子・姫ちゃんは奇怪な密室殺人の謎を解けるのか…? 戯言シリーズ第3弾! 本編が封印された「密室本」。【「TRC MARC」の商品解説】
講談社ノベルス創刊20周年記念密室本
メフィスト賞作家特別書き下ろし作品
新青春エンタ〈戯言(ざれごと)シリーズ〉!
首吊学園に殺戮の嵐!
「紫木一姫(ゆかりきいちひめ)って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」
「救い出すって……まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」
人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合(すみゆり)学園、またの名を《首吊高校(クビツリハイスクール)》に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる――。
新青春エンタの真打ち、〈戯言シリーズ〉。維新を読まずに何を読む!【商品解説】
著者紹介
西尾 維新
- 略歴
- 〈西尾維新〉1981年生まれ。立命館大学在学中。2002年「クビキリサイクル」にてメフィスト賞を受賞しデビュー。
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たわごととざれごとのちがい
2003/02/16 12:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:麻巳 樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「戯言シリーズ」第三弾、『クビツリハイスクール』。
妙にバタバタしており、テンションの低さが売りの(激私的見解)このシリーズにしては大分期待外れであったかと。
しかし相変わらずの戯言。主人公「ぼく」こと“戯言使い・いーちゃん”の精神的堕落の仕方は真実すくいようがなく、それでいて相も変わらず読み手に快感を与えます。
それが読み手にとって優越感でなく同情でなく表面的なものでない以上それが戯言以外の何だというのでしょう?
ところで、このシリーズで言う「戯言」は「たわごと」でなく「ざれごと」です。私の所有する些か能力の低い電子辞書によると、「たわごと→馬鹿げた言葉」「ざれごと→ふざけて言う言葉」だそうで、つまりそれはどういうことかというと言葉が単にふざけているのか言っている本人がふざけているかの違いなのですね。
つまり、ふざけているのです。
主人公が“戯言使い”であり、またこのシリーズか彼の一人称で描かれている時点でもうこのシリーズはふざけていることになります。
精神的堕落の激しい主人公の一人称で小説を書くのは一体どんな気分になるものなのでしょう? 私なら絶対的に感情移入して鬱になるところです、西尾さんは凄い方だと、毎度のように感心してしまいます。
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キャラ小説?
2002/11/28 18:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前二作に次ぐ『戯言使い』シリーズの三作目となる本書。筆者曰く「テーマは無し、ただただ戯言があるのみ」とのことだが、果たして本当にテーマがあるかどうかは兎も角、戯言が渦を巻いているのは確かだ。前二作と比べればボリュームも減りまたミステリとしての側面も薄くなっている。しかしながらキャラクタは立ってきていーちゃんの暴走は見ていて飽きない。超人大集合の感は否めず今後どのように、このキャラクタ達を収束させていくかが楽しみであり不安も感じる。ミステリ度が減ったと言っても密室殺人、バラバラ死体、探偵による解決など推理小説としての要素は一通り揃っていると言えよう。純粋にミステリを求めて読むと期待が外れるかもしれないが、新進気鋭の作者によるキャラ小説として読むならば物語の雰囲気に良くマッチしたtake氏のイラストと相まって、極めて良質のエンタテインメントになっている。前二作を楽しく読めた人ならば迷わず買い。
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むむむ
2002/11/09 01:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
始めに…表紙かわいいっ!
ということで読み始めました。
西尾さんの作品は前作のクビキリサイクルとクビシメロマンチストを呼んでいて次回作にこのクビツリハイスクールとあったので、心待ちにしていました。
読んでみて、今回もおもしろかった&裏切られなかったです。
内容は少ない方だけど、そのなかに出てくる人物はかなり強烈な個性の持ち主達でさすが西尾さん!!とかおもっちゃいました。
ていうか、哀川さんかっこよ過ぎです。自分かなりハマリました。今のところ一番好きなキャラです。
ストーリーは結構ハードだなーとか思いましたが読んでいくうちに引き込まれていきました…。なんかもう「次は?!」って心の中で叫んでて。
やっぱりラストの方が自分の中では残ってます。なんていうか姫ちゃんのいうこともちょっとだけ分かる気がします。
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不幸を巻き起こす
2015/03/21 07:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんか印象が違うけどバトルメインに転換したのかな。なぜか知らんが戯言シリーズでは犯人が一瞬で分かる。赤き制裁潤さんの強さがイマイチ発揮されていなかったような。いーちゃんは無為式のうちに不幸を巻き起こす、他人を普通じゃいられなくするらしい。
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『ぼく』こといーちゃん=戯言遣いor詐欺師?!
2003/02/21 22:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玲音 - この投稿者のレビュー一覧を見る
…人を殺す理由はあっても、
人を殺してはいけない理由などない。
ふとその文章を読んだ時、『なるほどその通りだ』と思った自分がいた。
そんなことに納得するな!という方もいるかもしれないが、
とどのつまりは、その『殺す理由』を持たなければ良い、というだけの話だ。
何せこのシリーズは堅苦しい言い回しが多い。
内容は単純…のはずなのだが、語り部である主人公が矛盾を並べ立て、
話をこんがらがらせていく。
…まぁ、そこがこの本の面白いところなのだから仕方ない…。
さて、第三弾となった今回は《首吊り高校》で起こる事件のお話。
外からは分かるはずもない、その学校の真実。
そこで起こった、理事長の密室殺人。
そして…普通という枠から外れた生徒たち。
この話を読めば、人は比べるものや人がいてはじめて、
善悪の区別がつくのだということを、改めて感じることができるだろう。
ただし、『可愛い絵だなぁ』と言う理由だけで読み始めた方は、表紙からは想像できもしない内容に、ビックリするかもしれないが…。