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商品説明
大鳳と久鬼。2人のキマイラ化の謎を解く「キマイラの腕」が日本に持ち込まれた。やがて熾烈な争奪戦を展開する! ソノラマ文庫2000年刊「キマイラ群狼変」と02年刊「キマイラ昇月変」を合わせて加筆・修正した作品。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
夢枕 獏
- 略歴
- 〈夢枕獏〉1951年小田原生まれ。東海大学卒業。77年「カエルの死」でデビュー。89年「上弦の月を喰べる獅子」で日本SF大賞、98年「神々の山嶺」で柴田錬三郎賞受賞。
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紙の本
これからはこのハードカバーが先行
2002/10/09 02:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yostos - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢枕獏のライフワークとも言える作品である。私は、「猫弾きのオルオラネ」が最初に読んだ作者の本であるが、継続してこの著者の作品を読んでいこうと思ったのはこのキマイラシリーズからだ。20年になるが未だにこの作品の魅力は色あせない。
この群狼変と昇月変では、明治から大正時代の中国を舞台に当時の探検家の綴った記録という体裁で、キマイラの秘密の鍵となりそうな外法を巡る物語が綴られている。シリーズのこの巻だけを読む人はいないだろうが、これ一冊でも物語として十分読み応えのあるストーリーである。一気に読み通してしまった。
さて、ソノラマ文庫としてスタートした同シリーズであるが、一昨年末より愛蔵版としてハードカバー版が出版されこのキマイラ8をもって文庫版に追いついたことになる。後書きでも書かれているが、今後はこのハードカバー版が先行し後追いで文庫版が出版されることになったようである。従って、一刻でも早くこの作品を方は今後はこのハードカバー版を読むことになる。既に文庫で読まれている方もこの機会にハードカバー版で揃えるのもよいと思う。文庫以上に天野喜孝氏の挿絵も美しい。