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- カテゴリ:幼児
- 発売日:2002/10/01
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:15cm/54p
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-8340-1864-4
紙の本
りすのナトキンのおはなし 新装版 (ピーターラビットの絵本)
著者 ビアトリクス・ポター (さく・え),いしい ももこ (やく)
これからするのは、しりきれしっぽのりすのお話です。名前はナトキンといいました。ナトキンは仲間といっしょに、湖のまんなかの島へ木の実をとりに行きました。1973年初版の新装...
りすのナトキンのおはなし 新装版 (ピーターラビットの絵本)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:18,700円(170pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
これからするのは、しりきれしっぽのりすのお話です。名前はナトキンといいました。ナトキンは仲間といっしょに、湖のまんなかの島へ木の実をとりに行きました。1973年初版の新装版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ビアトリクス・ポター
- 略歴
- 〈ポター〉1866〜1943年。多くの動物を飼い、それらを主人公にして自分が描く絵をつけて発表し人気を博した。代表作に「ピーターラビット」のシリーズがある。
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紙の本
おちょうしもの
2018/11/22 10:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
”なまいき”なリスのぼうや、ナトキンのおはなし。
「やさしいおはなし」に慣れた子どもにはちょっとショックな結末。
どうしてリスの仲間たちがブラウンじいさまを敬うのか?
考えつきもしなかったのか。仲間たちもナトキンを叱ったりしないのか。
お調子者につけるクスリは無いってことなのか・・・
紙の本
シュール
2017/12/31 20:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hitakeyasuko - この投稿者のレビュー一覧を見る
少しシュールなお話。リスたちの絵、特にしっぽの質感がとてもきれい。別の手紙の本を読むと少しシュールさが紛らされると思う。
紙の本
ビアトリクス・ポターのユーモアのセンスが際立っている。いたずら者のりすの坊やのお話。
2001/04/15 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
生涯を通じて社交が苦手、自分の身の回りに広がる自然への興味が一番で、飼っていたうさぎやアヒルなどの小動物たちとの暮らしを大切にしていたというイメージのビアトリクス・ポターは、いったいどのようにして、これだけのユーモアの感覚を磨いたのだろうという気にさせられる1冊です。
おしゃべり好きの人びととの時間を持たなくても、読書と想像という自分の世界の中で、人は十分にユーモアを体得できるのだということがわかる気がします。
湖の真ん中に、ブラウンじいさまという、ふくろうの島があります。そこは木が多く、秋ともなればたくさんの木の実が見つけられます。
そこで小りすたちは、じいさまにおみやげをたずさえて出かけていきます。
その島への渡り方が楽しい!
小枝で作ったいかだに乗って、小枝の一本をオールにしますが、帆は広げられたしっぽです。小りすたちがそのような姿で次々に島へ渡っていく様子は、実にユーモラスです。
おみやげは、太ったねずみ3匹だったり、太ったもぐらだったり、太った小ざかな、葉にくるんだごみむし、まるはなばちのみつ、たまごなど毎日くふうされています。
このあたりをケーキやクッキーなどにしてしまわないところが、自然をリアルに描こうとしたポターの本領で、それはもちろんのこと、描かれる動物たちのキャラクターに関しても同じです。子どもの本の世界では、とかくぬいぐるみのように表現されがちなりすやふくろう、この本以外に登場するうさぎ、かえる、きつねなどが洋服を着ていることはあっても、観察してスケッチされた姿のまま登場するのがポターの絵本の特徴と言えます。
さて、小りすたちが冬に備えて袋いっぱいに木の実を集めている間、りすのナトキンは仕事をさぼってブラウンじいさまにまとわりつき、歌いながら愉快ななぞなぞを出しています。
なぞなぞの答は欄外に明記されているわけではなく、本文の中に傍点入りで織り込まれています。
ナトキンはどんどん調子に乗って無作法になり、ついにブラウンじいさまにつかまり、皮をはがれそうになります。
命からがら逃げ出したナトキンですが、そのとき、しっぽがぷっつり切れてしまうのでした。
ポターが愛し、英国ナショナル・トラストの元となった美しい湖水地帯、その秋の景色が渋い色調で丁寧に描かれています。
おなじみのピーター・ラビットと同じぐらいいたずらな男の子・りすのナトキンが飛び回る様子が面白く、以前自分の家庭教師だった女性の息子さん宛の絵手紙が始まりだったという、この<ピーター・ラビットの絵本シリーズ>の原型が思い起こされます。
子どもとみずからの子ども時代を愛したポターだから作ることのできた素敵な絵本なのだと思います。