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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2002/09/26
  • 出版社: 角川書店
  • サイズ:19cm/230p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-897202-2

紙の本

悪魔とプリン嬢

著者 パウロ・コエーリョ (著),旦 敬介 (訳)

条件さえ整えば地球上全ての人間が喜んで悪をなす。悪霊に取り憑かれた旅人はこの考えを試そうと、平和な田舎町ヴィスコスを訪れた。そしてバーで働くプリン嬢と知り合い…。世界30...

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悪魔とプリン嬢

税込 1,650 15pt

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商品説明

条件さえ整えば地球上全ての人間が喜んで悪をなす。悪霊に取り憑かれた旅人はこの考えを試そうと、平和な田舎町ヴィスコスを訪れた。そしてバーで働くプリン嬢と知り合い…。世界30カ国で刊行、250万部のベストセラー。【「TRC MARC」の商品解説】

山間の平和な村を、金塊を背負った旅人が訪れる。村で殺人が起きれば、金塊を村に提供しようという旅人の提案に、村人達の欲望が喚起され--。異常なまでの緊張感で、人間の根元的な問題に迫る衝撃作!【商品解説】

著者紹介

パウロ・コエーリョ

略歴
〈コエーリョ〉1947年ブラジル生まれ。世界中を旅した後に音楽とジャーナリズムの世界に入る。著書に「星の巡礼」「アルケミスト」など。

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みんなのレビュー20件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

おいおい、そっちに行くか?

2022/05/30 10:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る

「善(神)」と「悪(悪魔)」との葛藤。人間の弱さ。その弱さを正当化するために善を誤魔化し、益々弱くなる。つけ入る悪魔。神父様まで。
おいおい、そっちへ突き進むのかと不安になりながら読み進む。
結局、・・・・・・・(ネタバレのため書かない)。

ハラハラドキドキまでは行かないけれど、不安を掻き立てる設定のうまさ。
改めて人間とは、善悪(神と悪魔)、特に人間の弱さにつけ入る悪魔の囁きを考えさせられた。
相変わらず面白い。

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紙の本

この寓話には読み過ごせない何かがある

2003/08/20 22:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

(ジュリエッタ・グィチアルディ)
「神は一日でアダムをお造りになりましたよ」
(ベートーヴェン)
「その成れの果てが、君と私なのだからね、お嬢さん」
(p11「ピアニストを台所に入れるな」より 森 雅裕『ベートーヴェンな憂鬱症』所収)

なれの果てとはいえ、ヨブの扱いは、あんまりだ。
これが、旧約聖書を読んだ私の、喉に刺さった骨だった。

神を畏れ、悪を避けてきたヨブは、
たまたま神が名を挙げたために、「人がいついかなる時でも
信仰を持ち続けられるか否か」を試す対象に選ばれてしまう。
財産も家族も、健康さえも奪われたヨブは、健気にもこの試練に耐え続けるが、「何もないのに神が試練を与えるわけがない。」という友人の一言にキレてしまい、ついにこう言う。
「私が話しかけたいのは全能者なのだ。私は神に向かって申し立てたい。」
で、これに対する神は、まともに答えていない。それどころか、
頭から叱りつけているようにしか思えない。
まあ、まともに答えられないのも、当然と言えば当然だ。
たまたまサンプルに選びました、なんて言える
わけがない。
そもそも神は、なぜ賭けを、きっぱりとはねつけなかったのか。
自らの一部から作られた人間の心を、信じていなかったと
いう事か、それとも信じられなかったのは、人間の原型で
ある方か? はねつけなかった賭けのツケが、人間にまわされ、故に人は善と悪の間を常に行き来する存在となってしまった、との説は、こじつけだろうか。

神だってやったのだ。なれの果てが同じ事をやったからと
言って、誰が責められよう。
かくて、神の成れのはての一人によって、
「眠ったまま死にゆくような」と形容される
山間の平和な田舎町ヴィスコスは、
アトランダムに、あるサンプルに選ばれる。
「条件さえ整えば、地球上のすべての人間がよろこんで悪をなす」という
考えにとりつかれた男が、酒場で働くプリン嬢に提案する。
「7日間のうちに人が一人殺されれば黄金をあげよう。」
しかしプリン嬢が悶々とこの申し出を言い出せないままに、
残り時間は3日になる。

狼伝説、聖者伝説の残る村自体は、メルヘンやファンタジーに登場
する舞台装置なのに、そこに住まう人々の考え方は、とても現実主義的だ。
「罪を犯した事のない者だけが、この女に石を投げることができる」と
いう言葉があるが、いずれも石を投げる事ができない人達ばかり。
ひとかけらの悪心も持っていないように見えた老婆すら、亡き夫と
別の女性に対する嫉妬を拭えない。
だから、メルヘンやファンタジーならば、
お定まりである人間性の信頼や正義が、問題解決のお題目に
なろうはずがない。
寓話というには、あまりに現代的な、この物語は、
とても面白い。人に紹介したい。けれどそこで、はたと困った。
果たしてこれを人に勧める時、私は
人間を信じている側として勧めるのか、それとも
人間を信じてない側として勧めるのか?
そうしてうんうん迷っている間に、7日間が過ぎてしまった。
もしかしたら私も、知らぬうちにある賭けに負けたのではないか。
そう気づいた時から、私は、後ろを向くのが恐くてたまらない。

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紙の本

普遍的なテーマを寓話で

2002/11/16 00:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人間は生まれながらにして悪なのか? 宗教、哲学の永遠のテーマとも言える問題を正面から扱った寓話的な物語。…などと言ってしまうと一見、難しそうですが、無駄を省いた簡潔な語り口で非常に分かりやすく、結末を向かえるまではハラハラドキドキさせられ大変面白く読むことが出来ました。

 お話の舞台は、過疎化の進むヴィスコスという村。そこに住む、村で唯一の若い娘シャンタール・プリン嬢は、都会へ憧れながらも出て行くことができず、いつかここから連れ出してくれる人が現れることを待ち望んでいました。そんなある日、プリン嬢と村人たちを陥れる恐ろしい実験を試そうと、悪魔に取り付かれた旅人が村へやってきますが…。

 恐ろしいながらも魅惑的な取引きを旅人から持ち掛けられて苦しむプリン嬢と、欲に駆られ流される村人たちの一週間をおとぎ話風に描いています。誰の心にも悪魔は取り付き、またその反対に誰にでも悪魔の力は抑制することができるのだと分かりやすく教えてくれました。恐怖に打ち勝ち、行動を起こすプリン嬢には、ただ毎日流されて暮していては駄目だと気づかされ、小さなことでもいいから何か行動を起こそう!と思わずにはいられませんでした。

 本書は、「一週間で人は変れる」をテーマにした前作「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」と「ベロニカは死ぬことにした」とで3部作になっています。それぞれの一週間はまったく違い、非常に面白かったのでどれもオススメですが、前2作は癖が強かったのに対して、本書は多少アクが抜かれて読みやすくなっています。これから読む方は、気軽に読める本書から試してみてはどうでしょうか(HPに特集を作ってみました。よかったら参考に)。

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紙の本

悪魔とプリン嬢

2003/01/24 18:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぎんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヴィスコスは村人281人の小さな村。
村人は善良で、毎日、わずかな金額を稼ぐために、額に汗して働いています。
ここでは、世界の他のすべての場所で起こっているのと同じことが起こっている。いわば、世界の縮小図です。

ヴィスコスに11枚の地金を持った悪魔がやってきました。
悪魔は村で一番若いプリン嬢に、村人全員をゲームに参加させることの報酬に、1枚の地金を与えることを約束します。村人はゲームに参加することで、10枚の地金を手に入れることができます。

1枚の地金はプリン嬢を、都会へ、世界を歩く自由を与え、
10枚の地金は村人全員を、一生働かずして、完全な自由を享受する額です。


悪魔のゲームは単純です。
村の中から1人、7日以内に死者を捧げること。悪が善を犯す。すなわち、お金(自由)と引き換えに、善が簡単に翻ることを村人が証明するのです。

ゲームのルールを知った村人たちはまず、悪魔の手先となったプリン嬢を<村八分>にします。町長と神父は、村人たちに「犠牲と苦行によって町が救済される」必要悪を説得します。入手した富の分配は、もちろん「均等分配」。


神様が創った世界に、なぜ悪が存在するのか?
その答えが、本書で記述されている理由なのかは分かりません。けれども、貴重な考え方の1つであることは間違いないでしょう。


村人たちは固く口を結び 、自由!と叫ぶ。
悪魔は口笛を吹いた。
7日目、生贄となるのは…

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紙の本

所詮、キリスト教圏で売れた本ではないのか、そんな気がする。世界30カ国で250万部はいいけれど、国別にはっきり売り上げを出せば、多分、意外に単純な結果が見えそうな気がする、そういう話だね

2004/01/04 21:27

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「村のホテルに現れた男は、プリン嬢に一つの賭けを申し出る。村の人々が、約束の日までに誰かを殺せば、今後村人達が楽をして暮らしていける金を渡そうというのだ」宗教小説。作者はブラジルの作家で過去に『星の巡礼』『アルケミスト』などを著し、ブラジル人作家としては世界的にもっとも著名という。いやあ、全く知りませんでした。

悪霊に取り付かれた旅人が訪れたのは、山間の人口281人の平和な田舎町ヴィスコス。その男が悪霊を連れてきたのを見たのは、夫を亡くした魔女のベルタ。ホテルに宿泊した男は、とりあえず自分のことをカルロスと名乗る。彼は、その足で山の中に入り込み、持ってきた11枚の金の地金を、別の場所に埋める。そして、ホテルにかえる途中で出会った、ホテルのバーで働く娘シャンタールに奇妙な提案をする。

七日間以内に町の誰かが死体となってあらわれたら、すべての黄金を村人にあげようと言うのだ。彼女が見た金のことと、彼の提案を村人に伝えてほしい、もし彼女が伝えなければ自分が村人に伝えるとも。彼女は、自分ひとりで一枚の金の地金をもって逃げることもできる。村人に、この話を伝えた所で、彼らに誰かを殺す勇気があるはずもない。

彼女の心は揺れ動く。男が村に与えようというのは全部で22キロの金塊。それさえあれば、村人は一生働かずに住むという。こんな提案を持ちかける男の真意は。本当に、残りの金塊はあるのか。男の正体は、そして彼女はその話を、皆に伝えることができるのか。

テーマは「悪」だそうだ。男は「『汝、殺すべからず』の戒めを犯してほしいのだ」とシャンタール・プリンにはっきり伝える。話は複雑な展開をするわけではない。豊かになりたければ、誰かを殺す。殺せば、人は一生心に傷を負う。しかし、みすみす富を得るチャンスを失ったことになれば、それはそれで一生自分の勇気の無さを悔いるはずだ。人間は生まれながらにして善であるのか、否か。それだけを問う本である。

奥深いといえば、そうかもしれない。異常な人間、エキセントリックな人物造型が相次ぐ現代小説のなかで、幻想も仕掛けもなくただシンプルに「悪」を問いかける小説である。一部の人は、奇跡のように取るのかもしれない。しかし、過去に『今昔物語集』をもち、あるいは近代に芥川龍之介『藪の中』などを持っている私たちが、新発見をしたかのようの奉るべき本でもないような気がする。一部に絶賛の声が聴こえるのは、分かる気がしないでもないが、評論家のスタンドプレー、とあえて私は言っておく。

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紙の本

宗教或いは哲学の問題

2003/03/25 21:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:亜李子⇔Alice - この投稿者のレビュー一覧を見る

 全体を通して漠然としたイメージを残したこの作品、ストーリィは至って簡単なものである。或る旅人が平和な田舎町・ヴィスコスに遣って来て自分の考えを立証する為の証明を村人たちに行なわせようとするのだ。
 旅人・シャンタールはまず、宿屋のプリン嬢に接近した。
 彼は云う。
「人間は誘惑に屈する機会を与えられれば、遅かれ早かれその誘惑に屈する」
 と。
 彼はそれを証明するために十一枚の地金を用意した。一週間以内に村人の誰かひとりが死体で現れたら、この地金は全て村のものとなるだろう、と彼は云う。そして、その提案を村人全員に伝えるようにプリン嬢に云うのだった。
 ——条件さえ整えば、地球上のすべての人間が喜んで悪をなす。
 果たしてシャンタールの考えは証明されるのだろうか。

 この作品を読んでいる途中、ふと、『シンプル・プラン』という映画を思い出した。その作品は、山中で大金を見つけた男が、その大金を欲したが故に多くの殺人を犯してしまうという映画だ。詳細は書く必要もないが、彼は引くに引かれず実の兄をも殺してしまわなくてはならなくなる。そして思いも寄らぬ結末に、人間とは一体どんな存在なのか、僕は考えてしまうこととなった。
 その映画では、シャンタールの考えは“正”とされている。大金に対する欲に、主人公の男は引き金を引いてしまっているのだから。だが、この作品では一体どうであろうか。

 途中、十五年以上ドアの前に座って時を過ごしてきた老女・ベルダという未亡人の亡き夫とプリン嬢の祖母の幽霊が、何故シャンタールがこんな証明をしなくてはならなくなったかという理由を明らかにする。それはあまりに偶然で、悲惨な理由だった。彼はその“偶然”のために、これだけ非人間的な考えを抱くこととなってしまったのだ。これは悲しむべきことだろう。
 以前“保険金殺人”というものが起こった。保険金を掛けた相手を事故や自殺に見せかけて殺害するというものだ。推理小説のネタにもよくなっている。この作品では村人たちをこの加害者たらしめようとしている。だが——。
 現実に関しては、実際に事件は起き、それが露見したものもある。露見していないものもある。また、殺意を抱きつつも殺害には至らなかったものもあるだろう。殺害のきっかけとなったことは些細なことかもしれない。そして、それは偶然なのかもしれない。

 ストーリィとしてはいまいちの感が拭えないが、人間心理に関してはあながち身近に起こり得ないともいえないものであり、非常に興味深いものである。

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