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下町のオキテ (講談社文庫)
下町のオキテ
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電子書籍
期待外れ
2023/05/24 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:でゃぁすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
エッセイは嫌いな方ではない。
空き時間にサクッと読んでクスッと笑ったり、しんみりしたり。
作者が見る半径50mを共有して、一緒に散歩している気分に浸れるからだ。
本作は、本所おけら長屋シリーズの作者、畠山健二氏が下町の流儀を筆者の目線でまとめた作品だ。
落語通でもあり、本書にも書かれてある通り、高座にも上がってしまう著者がユーモラスに描く下町に期待しすぎた僕が悪かったのかも知れないが、面白くない。
僕自身、江戸っ子じゃないからかも知れないが、共感できる所が少ない。いや。ほぼ無い。
購入した以上、最後まで読むつもりだが全然進まない。
エッセイなどは持論を自由に展開すれば良いものだが、どうも偏見に満ちている様に見受けられる。「下町」で暮らす人々がみんなそうだとしたら、ちょっと受け入れがたい文化だと思わざるをえない。
久しぶりに、読書で苦痛を味わっている。
唯一楽しめるのは、作中に出てくる店の名前や実在する人物に興味を持った時、文章長押しで直接ネット検索できるhontoの機能ぐらいか。