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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 10件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.10
  • 出版社: 東京創元社
  • サイズ:20cm/637p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-02375-4
  • 国内送料無料

紙の本

ロンド

著者 柄沢 斉 (著)

所在不明の名画「ロンド」を探し求める美術館学芸員が巻き込まれた奇怪な連続殺人。事件と「ロンド」といかなる結びつきがあるのか? 木版画家柄沢のミステリーデビュー。【「TRC...

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ロンド

税込 3,630 33pt

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商品説明

所在不明の名画「ロンド」を探し求める美術館学芸員が巻き込まれた奇怪な連続殺人。事件と「ロンド」といかなる結びつきがあるのか? 木版画家柄沢のミステリーデビュー。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

柄沢 斉

略歴
〈柄沢斉〉1950年栃木県生まれ。創形美術学校研究科版画課程修了。版画家。個人としての刊行物に全コラージュ作品集「冥い天体」、エッセー集「銀河の棺」などがある。

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.3

評価内訳

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紙の本

初めて小口木版画というものを知った時、有名な三人の日本人作家がいた。その中の一人、柄澤齊が導く芸術家の魂の世界

2003/02/28 20:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、この本を書店で見たとき、桐野夏生『ダーク』恩田陸『ねじの回転』塩野七生『ローマ人の歴史』とともに年末を過ごすための大作が揃ったなと思った。カバーは、一目見ただけで前から知っていた木版画家の柄澤齊の作品と分ったが、著者名を見て驚いた。なんと、柄澤齊自身が書いている。版画の技法書ではない。小説、それもミステリという。版画の個展などは何度も見ているが、こんな作品を書いている気配は全く無かった。噂も聞いたことが無い。突如現れた大作、しかも外観だけでも傑作を予感させるのに、出版社がミステリ専門の会社とは。意外性ということで云えば、近年のベストだろう。

過去に一度だけ、個展会場に三日間展示され、全国美術館評議会が主催する絵画大賞受賞という高名な賞を受賞したまま姿を消した絵画『ロンド』。それは縦1m、横2mほどのテンペラと油彩の混合技法で描かれた三つのパネルからなる三連式の、その姿を記録した写真は一枚も無いという幻の作品である。作者は画家の三ッ桐威。彼は受賞を拒否したまま、個展の数ヵ月後、助手が運転する車で事故死する。それは1980年、作家46歳の時である。その助手は責任を感じて自殺。以来、『ロンド』を見た者はいない。

この小説の主人公は、津牧寧紀。1970年生まれの30歳。素描、版画、挿絵、写真、グラフィックな印刷物の収集で知られる多薙市立美術館、通称SHIPの学芸員で展覧会の企画担当である。彼の人生を決めたのは、『ロンド』だった。それを観ることができた人の証言から作品にのめり込むことになった津牧の努力の甲斐もあって、半年後にSHIPで三ッ桐威の回顧展が開かれることになった。そんな時、三ッ桐威の娘 渚も知らないと言っていた『ロンド』が現れる。作品は何処にあったのか、誰が所有していたのか。本当に存在するのか。時を同じくして、津牧のところに舞い込んだ江栗靖彦からの一通の手紙、それは志村徹という無名の画家の個展への招待状だった。三ッ桐の後継者と自称する男の一日だけの個展。会場となった江栗の家で彼が見たものは。

事件に巻き込まれたのは、津牧の恋人 丹野みどり。23歳の彼女は、三ッ桐の友人で銅版画の巨匠 深山顕一郎に、中学生のときから薫陶を受ける天才銅版画家。SHIPの前任者竪島冬樹が海外留学したため、その後任として美術館でアルバイトをしている。二人を見守る深山とみどりの美貌の母 梓絵。みどりを慕う三ッ桐の孫の衛。犯人を追いかける刑事の根地呂。

中で、著名な絵に倣った見立て殺人が起きるが、その章には殺人のモデルとなった作品が掲載されている。それがさりげない見せ方で、余白の取り方といい、どこか版画を思わせる。柄澤齊は1950年生まれの小口木版画家で、この本のカバーや本扉の作品も彼のものである。彼の存在は、作家の創作意欲を湧かせるらしく、既に小池真理子『水の翼』のモデルになっている。数多い現役の小口木版の作家のなかでも、命を彫りこむような、もっともらしい版画家で、その小さな世界は驚きに満ちている。

自身もコラージュ作品集『冥い天体』や版画集『死と変容』『七福神』、画文集『迷宮の潭』などを書いているが、小説の書き下ろしは初めてのはず。しかし今回の作品には、柄澤が版画家であるという知識などは不要だろう。深みのある文章、破綻のない構成、古典的な人物造型、溢れかえる芸術の香気、どれをとっても一級品である。ミステリという謳い文句や、出版社名に拘らないほうがいい。この本とは別に、柄澤の木版画を入れた豪華限定本もあるという。貴重な小口木版画を手にしたい人には、思い切ってこちらを勧めたい。

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紙の本

美術への耽溺は殺人の動機となりうるか。

2003/10/19 16:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ニシムラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

刊行から約1年が経過しての書評。したがって、すでに本書が著名な美術家の手によるものであり、それが氏の版画作品にも比せられる技巧的で精緻なミステリに仕上がっていることは重ねて述べるまでもない。

私の興味は、美術品が果たして殺人という最も重大でミステリーを孕む犯罪の動機となるかどうかという問題だった。美術にまつわる犯罪といえば、盗作事件、贋作事件、盗難、発見、美術品を媒介とした贈収賄事件などが相場だ。仮に美術品をめぐって殺人が起きたとしても、それは上記のいずれかの犯罪の付帯的事実、いわばオマケとして偶発的に起きる出来事にすぎない。また小説の中では、絵画がアリバイのトリックに利用されたり、彫刻が隠蔽装置に利用されることはあっても、特に主題として中心的役割を担うことはない。

人は美術品のために犯罪を犯すことはできるか。むしろ美術品そのものが人を操り、殺人にまで至らせることは可能か否か。ミステリー小説という形式の中で、そうした犯人の心理や事件としての不可避性を描出することは可能かどうか、という問題。宗教的観念によるテロ事件、政治的使命感による殺人はありうる。美術がそれ自身、思想や宗教に比せられる観念の集合体であるならば、美術的観念を動機とする殺人はどうなのか。それは、作品を創作するためか、保存するためか、鑑賞するためか。本書の犯人は「ロンド」の死んだ作者にも匹敵する稀有な描画技巧を持った人物である。「ロンド」が死者の舞踏を描いたように、犯人は次々と人を殺害し、それぞれを一枚の作品に仕上げていく。人物は作品を仕上げるために選ばれた人体モデルにしかすぎない。犯人が制作を続け、それを発表しつづける限りそのモデルとなる死者は増えつづける。もしも犯人がなにより死者を描くという行為に耽溺したならば、写実的な技法によってその残忍さを美的な水準にまで高めるという精神の衝動としてその材を得るために殺人を続けたならば、美的観念による殺人と呼べるだろう。そして、美的観念に憑かれた(衝かれた)事件を、美的な観念の糸を解きほぐすことによって推理し、その真相にいたることができるかどうか。作者の意図とは全く関係なく、私が期待したのはこの点だった。残念ながら、その期待は十分に満足させられたとはいえない。しかし美術の豊富な知識と美術界への精通の度合いの高さから考えて、美術品をめぐるミステリーとしては最上級に属することは事実だろうし、今後そのような小説作品がこの作家によって生み出される可能性も期待できる。

それとは別に気になったのは、個々の作中物の描かれ方。作者が過去の名画でなく、「ロンド」という架空の作品(もちろんそのモデルとなる作品はあるが)を登場させなければならなかったのは、それほどの意義と人を幻惑させるほどの作品を現実には見出しえないからだろうか。あるいは自身が画家の立場からでは、自作はもちろん他者の作品を魔術的な存在として描くことはできなかったのか。また、主人公の学芸員が本格的な推理をすることもなく、犯人に翻弄される凡庸な研究者としてしか描かれていないのも、実際の学芸員の姿を実際に知っているからだろうが、それを主人公に据えたのも、世間的には高尚で衒学的と思われている美術の世界が、実際には経済と市場原理を軸に動いている他の分野とさしたる違いはないことを承知で、しかし連続殺人という装置を使って大いなる意味をこの分野に取り戻したいという欲求だろうか。作者の創作動機にまで要らぬ詮索をするのは、ミステリー愛好家というより美術愛好家の悪い癖かもしれない。

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紙の本

芸術と死。深遠なるテーマを見事なエンターテインメントに仕上げたスリリングなミステリー

2002/11/11 18:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タカザワケンジ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 その絵が画廊に飾られ、人目に触れたのはたった三日間だけ。しかも、作者によって写真撮影も許されず、したがって図版も存在しない。そして、個展終了後、間もなく訪れた作者の死。同時にその絵までもが行方知れずになってしまう。
 絵のタイトルは『ロンド』。見た者はその絵が忘れられず、それどころか、その絵を見た者たちの口伝えだけで『ロンド』のイメージに魅了される者も少なくなかった。
『ロンド』が消え去って12年。作者の三ツ桐威の大規模な回顧展を企画していた学芸員、津牧のもとに、『ロンド』のありかが判明したという報が入る。『ロンド』に出会える日を願っていた津牧は喜びに震える。しかし、その日、「ロンドPart1」と題された一日だけの展覧会へ足を運んだ津牧は、そこで死体を発見する。死体はジャック=ルイ・ダヴィッドの『マラーの死』そっくりのポーズを取っていた。

 謎の絵画をめぐって殺人が起こる。しかも、犯人は、その死体に過去の名画をなぞらせ、芸術作品のつもりでいる。「ロンドPart1」と題された第一の殺人は、必然的に、第二、第三の殺人を予告するものだった。
 誰が、何のために。そして、幻の絵画『ロンド』との関係は? まだ見ぬ『ロンド』に導かれるようにして美術の世界に足を踏み入れた主人公は、犯人からその「作品」の読み解きを依頼されたのか。殺人を芸術として取り上げようとする美術雑誌までを巻き込んで、スキャンダラスな連続殺人が起こる。

 この分厚く、持ち重りのする本は、恐るべき企みを潜めたミステリーである。芸術にとって、モラルとは何か? 芸術家を魅了してやまない死とは何なのか? 微に入り細を穿って書き込まれたディテールは、作者がキャリアを積み重ねてきた木口木版画の世界にも通じる緻密さである。
 木口木版画とは西洋の古書などに登場する細密な画。柄澤齊は『決定版三島由紀夫全集』や『吉田健一集成』などで、その画を読書人たちにも知られている。謎に惹かれて読み進むうちに、いつしか濃密な芸術と死の乱舞へと招待される。最近、長い割に読み終えた後の満足感が乏しいとお嘆きのあなたに、ぜひこの『ロンド』をお薦めしたい。歯ごたえのあるミステリーである。 (タカザワケンジ/bk1エディター)

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2004/10/10 16:30

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2004/12/04 20:42

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