紙の本
笑顔の真意
2015/03/21 07:07
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
いーちゃんと兎吊木垓輔がお送りするお互いへの質問コーナー。いぇーい。 ってなるかい。長すぎるってこのコーナーも上巻の展開も。いーちゃんがむこうでやらかしたことと、死線の蒼、玖渚友の最後の笑顔の真意が気になる。
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実力を感じる
2002/12/10 14:46
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投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者が望んだものをそれとは分からないように読者に提供する、というのは当にプロの作家の仕事である。シリーズものになれば読者の要求は増えるし、ミステリというジャンルは極めて類型的な鋳型に嵌った物語の形式だが一方で意外さが求められるという矛盾を抱えている。つまり、読者の望んだものを適切な形で提供するのが極めて難しいのである。西尾氏はこの点非常に感心する。まだデビューして一年かそこらで、本書は四冊目の著書に過ぎない。しかしながら、そういった要求のツボを上手く押さえ巧妙にニーズに応えているではないか。西尾氏の一連のシリーズはどれも設定が突飛で、誰でもその部分が最初に目に付くだろう。でもよく観察し、そういった装飾を取り払うととてもプリミティブな推理小説が目の前に現われる。元来ミステリというのは荒唐無稽なものだが、その上にもう一段付け加えることで、ひと味もふた味も違う絶妙な物語が出来上がったようだ。
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待望の新刊!!!
2002/11/13 22:08
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投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと発売しました!! 本当待ちに待ったというか。
今回は発売直前まで上下巻構成だとは知らなくて慌てました。
しかし…うーん。
今回のサイコロジカル・上はなんか不思議な読み応えがありました。
上下巻構成だから、話が大きく(?)書かれているというのもあるのですが、西尾さんが書いたのに今までと感覚がちょっと違う、と思ったのです。そして、それ故に今回も(上下巻あわせて)かなりいい感じでした。
個人的には玖渚がかわいい…けど一味も二味も違う彼女の面々を見れてとても楽しかったです。その他、新しく登場してくる人物も多数いますがやはりその中でも埋もれずにいたいーちゃんは最高でした。
絶対絶命とありますが、これは読んでみないと本当わかりません。自分もきちんと読むまでどうなるのか想像つきませんでしたので…。
なにはともあれ西尾さん最新作、丁度いい感じに傑作(笑)。
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▼上巻だけなんで何ともまだ云えないです。冒頭の問題提起で下巻まで持ってった、って感じでしょうか。▼いつも通り殺される筈ない人をさくさく殺しますねー。▼最後の「死線の蒼」の表情は何を意味してるんでしょうかね。
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友、絶体絶命!?
ぃーたんが友の別部分を知ってちょっと動揺w
もうね…DeadBlue(友の呼び名)素敵スギ
(上下巻)
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西尾維新の4作目、私にとっても4冊目。あれか、この人の場合別にあらすじを語る必要な無いのか。先に言ってしまおうかと思うんだけど、個人的に目的を持って選択し追読させて頂いている、浦賀・佐藤・西尾・舞城、各氏の著書は、「ミステリ」という服を着た哲学的心理的要素の多く含む小説として捉えることにより、より魅力を放っていると思っておりまして、そういうことなので、もう、ハッキリ言って、内容どーでも良いです、あらすじどーでも良いです、ミステリ?トリック?ロジック?密室?不可能犯罪?ちーっす、どーでも良いっす。
まず、なんでこれ上下巻になったの?こんなに薄いのに、上下でありなの?と、思いまして、まぁ私はリアルタイムで読んでないので検索してみたところ、やっぱり読者の皆様も同じように思って、でも仕様がないので買ったみたいなので、そこはまぁ、色々あるんだろうと、納得しなければいけないね。戯れ言シリーズは、「ミステリ」として読む人と、「玖渚&いーちゃん話」として読む人と、「萌え萌え」で読む人に別れている感じがしますが、だんだんその割合が「ミステリ」<「萌え萌え」<「玖渚&いーちゃん話」…になってるよね。うーん、だけど4冊の中で一番好きなのが『クビツリハイスクール』と『クビシメロマンチスト』だった私なので、もう玖渚ちゃん、どーでもいいし、その過去も興味ないし、っつーか天才ばっかり出過ぎ!!!!!!!いーちゃんが劣等感の固まりになるしかないような、天才大集合、みたいな状況がすでになんか抵抗。天才とか、なんかそーゆう、想像の域を出ない世界を描くというのは、著者の想像力と創作力に全てがかかっているわけで、そこでどのくらいスゴいことが出来る人間を描き尽くせるか、という点が、一番問題で、例えて言うなら「舞城氏の描く奈津川二郎の極悪振り」的、「レットドラゴン・レクタ博士」的なモノを作り出せる能力というか、才能が必要なわけで、あれ位グロテスクな人間を創り出せる才能がなければ、「天才」と称するキャラクターを登場させるのは難しいと思うんだよな、うん。つまり、厳しい言い方だけど、この人達って本当に天才なの?っていう問題があるって言うことなのね。「特異性人間構造研究」をするには、どれ位の知識と能力と才能と英知と土壌とお金が必要か?とか。一度に何十何百のPCを使うえる能力ってあり得るのか?とか。目玉から頭蓋骨を貫いて、脳髄を破裂させることが出来るのか?とか。その、天才ぷりをどうやって読者に理解させるのか?っていうのが、一番難しいところではあるでしょうしね。ただ単に「この人天才ね」って言われて、ハイそーですか、そーですね、そゆことで…って分けにはさすがにいかないし、西尾氏の小説であるからこそ、私はいけない。やたらと、天才ばっか登場して来るもんだから、だんだんそれが普通になってきてしまいそうだけど、でもなんで天才好き?意味がわからんし。
それとも、遠回しにいーちゃんの劣等感を描きたいってことなの?天才に囲まれた時のいーちゃんは、まさに劣等感の固まり人間と化すし、でも、どうやらそんな劣等感を感じているハズのいーちゃん自身も、相当の天才肌のよう��はないか?っつーか、天才に一目置かれて、興味を持たれて、好かれて、気に入られて、可愛がられて、遊ばれて、慕われて、たかられて、愛されてるいーちゃんこそが、一番てっぺんの人間難じゃないの。だのに、だのにその、劣等感、嫉妬心、羞恥心は、どこから来ているの。
哀川潤、確かに最強。玖渚友、正しく天才。零崎人織、間違いなく人間失格。うん、その図式は間違いないのであろうと思う。それがこの作品の魅力だし、そのキャラクターは魅惑だし、事実はまさに真実なんだろうし。とかいって、そうやって、この言葉遊びな蘊蓄ッぷりが写ってしまうことが不愉快。それだけ惹かれてしまうが故に、気になるところを徹底追及したくなるわけだ。
今作品は今まで伏せられていた「いーちゃん」の過去や玖渚友の過去が出てきていたりして、一応の所、ラストがきちんと出来ているのかなーと感じさせるモノになっていた。一応、エンディングは用意されていて、今後の著作によって明らかにさせていくつもりが、とりあえずはあるのだな、と安心させてくれる内容になっているようなのだけど、もしかすると気がしただけで実際はあんまり意味なんて無いのかも、全てを明らかにさせようなんて気は微塵も無いのかも知れないとか思わせる程の、戯れ言っぷりでもあったし、そもそも「いーちゃん」の本名について、さわりはあるモノの絶対明かさない、という作者のこだわりを目の当たりにしてしまうと、まだまだなわけね、と思わざるを得ない。この、一見「無駄」に感じる言葉遊びにあたる部分、物語の本筋に余り影響ない文章については、賛否両論あるだろうが、私はむしろその、西尾維新的無駄文章の部分に重きを置いて追読させて頂いているので、もう別にそれで長くなってしまっても、全然構わない派だわ。ただ、まあこういう”無駄”っていうのはどうにもできない問題があって、文章が無駄に長くなる為、内容が迂回しまくって読みにくい。
それと共に、私が許せないのは、相変わらずの、登場人物の名前言葉遊びの部分かな。もう、変換しても簡単に出てこない単語や語を使用するの、辞めてくれよ、ホント。西尾氏の為に、何語の単語登録を余儀なくされたことか、くっそったり。
最初の時点で、気付いていたことではあるが、いーちゃんは探偵役と言う訳でないし、というか、まだまだ謎が多くて訳が分からない。もうすでに、ミステリしようとしているのかどうかすら怪しいので、謎解きを仕様なんて言う気にもならないし、かといってキャラ萌で済ませられる程魅力的な登場人物というわけでもない本作であるが、なんで私読むんだろ。相変わらずの、読者不親切振りなので、んじゃあ、なんでこれ、ミステリとして作るわけ?って思うよね。もやもやと曖昧で後味の悪さも、わざとらしいしなぁ、のめり込ませるだけの魅力はあるハズなんだけど、同時に苛々もさせられる。それは一つに、単純なこの戯れ事っぷりに、ハッキリと現れていると思われるし、また内容に関しても、煮え切らない不完全燃焼感を否めない。次回作に期待、といいたいところだけど、間違いなく私の期待は裏切られる。裏切られると解っていてもやっぱり次回作をまた図書館でリクエストに回す私。どうでもいいので、いつまででも待てるけれども、問題は、いつまで西尾氏が私と同じ視点の興味を持ち続けていられるかという点だ。何故って、西尾氏の年齢を考えると、いつ突然、主義主張を変えてしまうか解ったもんではないからだ。著者の性別は不明だが、多分、なんか面倒な恋愛でもしてしまった日にはガラリと変わるだろうなーと思うな。
西尾氏だけではなく、今注目している作家達全てに当てはまる点だけど、彼らはどこまで「ミステリ」を介した自己表現を続けるだろう、ということだ。本来、彼らが書きたいモノは、ミステリではないはずだ。京極氏がそうであったように、森氏がそうであったように、やりたい事、書きたいことは、他にあるように感じるし、とっかかりとしてミステリを利用して作家になったといっても、言い過ぎではないような気がするんで。
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2004/12/29読了。
―この時間のためになら何を捨ててもいいと思わせる、かけがえのない時間だった。
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少しだけ、飽きてきましたが、でも何となく読んでしまう。なんなんだろう。
相変わらず、最後まで犯人とか真相が読めない。でも、振り返ってみると、ちゃんとヒントは提示されているところが巧妙です。主人公に与えられたものは、平等に読者にも与えられている。批判もできない。
今作は、主人公「いーちゃん」が玖渚との過去を振り返ってみたり、兎吊木に挑発されて二人の関係に疑念の余地ができたり、この話が収束していく気配と崩壊していく気配が垣間見えます。何となく、この作者は、戯言シリーズを全部ぶっこわしつつ、きれいに円環を描いて終わらせようとしているような気がして、その辺、ホーガンを彷彿とさせられました(ホーガンは、4作目を書くことで自ら閉じた円をぶち壊しましたが)。
それにしても、どうにも一読しただけでは事件がわからない。一回目読んだときは、この事件の犯人がイマイチわからず、その後しばらく悶々としました。二回目はだいたい察しがついて読んでるので、確認しつつ読み進める、という感じ。まぁ、何度でも読んで楽しめる本っていうのはよい本なのでしょうけれど。
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個性的なキャラクターとの会話のおもしろさは健在。
あたふたする主人公が人間らしくてよかったです。
事件は最後の最後におこります。
前作とは違い今回はかなりミステリーチックなのでそっちにも期待して下巻を読みます。
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2巻構成の上巻。ぶっちゃけ物語冒頭の兎吊木とのやり取りは嫌いですwサイコロジカルはそれ以外にも理由はありますが、戯言シリーズの自分的ランクでは見事最下位を獲得してます。
それでも面白いんですけどね。
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最近はマイナーとはいえないかも、な戯言シリーズ。
読書家(え?)として語りますと、西尾作品の文章・文字・言葉の力を使い倒している様は正に「戯言遣い」だなあと感じます。映像化とかは考えられない文字としての面白さ。つい何度も読み返してしまいます。(でも一般受けはしなそう)
もうすぐ完結するそうで、楽しみ&寂しいです。 ●好きキャラ→零崎一賊、匂宮兄妹…殺し名全般?
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死線の蒼(玖渚友)、――絶体絶命!
「きみは玖渚友(くさなぎとも)のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」
天才工学師・玖渚友のかつての「仲間(チーム)」、兎吊木垓輔(うつりぎがいすけ)が囚われる謎めいた研究所――堕落三昧(マッドデモン)斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”の眼前に広げられる戦慄の“情景”。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった――!
絶好調、西尾維新の<戯言シリーズ>。こんな新青春エンタを待っていた!!
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下巻よりも上巻のほうが好き。
いーちゃんと友のからみがいっぱい。やっほい。
兎吊木さん邪悪チック。
志人くんの突っ込み万歳。
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しょっぱなから、読んでいて息苦しくなるぐらいの戯言をかまされます(笑)いーちゃんと友の過去に関わってきて、シリーズの核心に近づいてきましたよ。
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爽快な表現、斬新なイメージのミステリー小説。
とてもおもしろい。
自称戯言使いの‘ぼく’が特徴的なメンバーと共に
巻き込まれて行く事件の数々。
ぼくの周りには、常に不幸がつきまとう?
しかし、ぼくには、そんなこと、関係ない。
トラブルメーカーじゃないのに、
ぼくのいるところトラブルあり。
情報工学の天才、久渚友。
世界最強の請負人、哀川潤。
他多数の個性的なキャラクターが勢ぞろい。