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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 12件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.11
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/274p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-321410-0

紙の本

天使

著者 佐藤 亜紀 (著)

【芸術選奨・文部科学大臣新人賞(平成14年度)】第一次大戦前夜、天賦の「感覚」を持つジェルジュは、オーストリアの諜報活動を指揮する顧問官に拾われ、その配下となる。混迷の欧...

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天使

税込 1,885 17pt

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商品説明

【芸術選奨・文部科学大臣新人賞(平成14年度)】第一次大戦前夜、天賦の「感覚」を持つジェルジュは、オーストリアの諜報活動を指揮する顧問官に拾われ、その配下となる。混迷の欧州で繰り広げられる、選ばれし者たちの闘いの結果は!? 堕天使たちのサイキック・ウォーズ。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

佐藤 亜紀

略歴
〈佐藤亜紀〉1962年新潟県生まれ。成城大学卒業。小説家。著書に「バルタザールの遍歴」「1809」など。

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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

メジャーになーれ

2002/12/20 22:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くーたー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 久方ぶりに(5年も経つのね)新作が出たにもかかわらず、新刊の山に埋もれてやがて押し流されてゆくのは忍びないので、書かせてもらいます。
読書は非常に個人的なものなので、とやかく言いたくないのですがこんな傑作ともなれば話は別です。
佐藤亜紀の信者ともなれば新作が出たとなれば、ひれ伏して頭より上に捧げもつくらいの価値のある物なのですよ。ほんとに。
 帯には「第一次世界大戦前夜に繰り広げられるサイキック・ウォーズ」みたいなことが書かれてますが、そこから想像されるような派手派手しいものではないです(佐藤亜紀ですから)。
しかしこれで引っかかってくれればうれしいので、これはこれで認めます。
実際にはおさえた筆致で書かれるのですが、物語を読む喜びに満ちあふれています。
過去の作品を読んだことのある慧眼な方には、これも傑作、「戦争の法」(絶版)に出てきた伍長並みにイカシタ人物も出てきますのでおたのしみに。んー、かっちょえー!!
とまあ他の書評の方々と違って支離滅裂ですが、ちょっとでも興味がわいた方はぜひ読んでみて下さい。
 この出来で、おそらくこの本も彼女が本気で書きたいものではないんだろうと感じるのがおそろしいところです。

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紙の本

コクがあります(うわばみ指定)。

2002/11/27 19:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらうさぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐藤亜紀ジャンキーである。どれくらいのジャンキー度合いかというと、『バルタザールの遍歴』と『戦争の法』と『モンティニーの狼男爵』と『1809』をハードカバー・文庫セットで揃えているくらいにはジャンキーだ。それゆえにこの五年間は寂しかった。辛口の各種エッセイと、今は亡き雑誌STOREその他にたまーに掲載される短編を、まるで台所の料理用リキュールをすするアル中のようにあさった日々だった。
その佐藤亜紀の新作が連載されている!別冊文藝春秋を、私は入院中に病院の売店で買った(注 ほんとにアル中だった、わけではありません)。重かった。晦渋さを増したと思った。最後まで読みきれなかった。雑誌の細かいフォントのせいだと思いたい。…って私、幾つだ。
実際、そっけなくも美しい装丁のハードカバーを手にすると、一気に杯を空けるように(だからアル中ではありません、てば)読んでしまったのだ。びやん。
一読してもう一度、ごろごろ寝そべりながら今度はちびちび読む。どこのページから始めてもいい。語りそのものを繰り返し味わえる作家はそうはいない。

ひとつふたつの奇跡では、歴史は変わらない。ましてや人ひとりの人生は、意思なんてものをはるかに超えたところで決まる。作者一流の世界観だ。それでも相応に世界は美しくいとおしいし、伊達に生きることくらいはできる。
それにしても、妖艶な天使だ。

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紙の本

可能性の減少

2002/11/22 03:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テレマコス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かえすがえすも残念なことに、我々の住んでいる世界では、可能性というものは時間を経るにしたがって減ずる傾向にあるようだ。私は希望する。とりわけドラフトの季節、そして野球界ではストーブリーグと称されるこの時期には、ああ、野球選手になりかった、と。私が野球少年時代に達成した幾つかの栄光−−地区大会で敢闘賞を掠め取った時の勇姿を私は思い出す。尤も大した選手ではなかった。せいぜいエラーをしなかったくらいだ。そのまま続けていたとしてもプロには到底なれなかっただろう。その後、私はユニフォームを脱いだ。
 「天使」の主人公は途方もない才能に恵まれている。なにしろ人の心にある種の影響を与える能力を持っているのだから。加えて彼の能力は他の能力者と比してみてもずば抜けている。彼には選ぶ権利があった。才能ある者だけが享受できる特権だ。
 作中、主人公は「感覚」を制御するように教え込まれる。彼はじじつ、それを制御する。しかし彼が制御しているのは「感覚」だけではなく、行動と考え方さえも制御するように馴らされていることに気づく。もう少し言えば、文体もある制御下に置かれているようにも思える。自宅でコーヒーを飲みながら寛いで読む種類の読者は閉塞感を感じるだろう。私は、読書を憩いと見做して行うのも、興味深いやり方の一つであると考える。
 もちろん「天使」は非常に完成度の高い作品である。この作品が読み手に貴重な体験を与えることを、私は保証する。付言すると、デリーロの「リブラ」を読んでいた時の感覚に似ていた。

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紙の本

著者コメント

2002/11/20 12:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 〈昨日の世界〉の物語を書こうと思い立ったのは、今から四半世紀近く前のことだった。自分が生れる半世紀も前に解体され、地上から消えた帝国の何にそれほど惹かれたのかは判らないが、ツヴァイクが描き出す黄昏のウィーンは、現物の観光都市ぶりにたっぷり鼻白んだ今も、私を魅了し続けている。
 ただしその物語は、ツヴァイクともムージルともロートとも全く異るものだった。
そのままの方が、一部の素朴な読者諸氏にははるかにお気に召しただろう。それが四半世紀の間にメモさえ捨て去った理由である。今や世界は年経り、私もまた老いた。小説の大枠は、〈人間ノ努力ノ虚シサ〉に対する諦観によって大幅に変更されている。ただし、主人公の設定にはまるで手を触れていない。その矛盾がひどく気に入ったからである——あらゆる可能性を与えられながら、その全てが目の前を流れ去る時、人間には一体何が残るものだろう。

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