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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.10
- 出版社: 笠倉出版社
- レーベル: Cross novels
- サイズ:19cm/240p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7730-0251-4
読割 50
水の記憶 (Cross novels)
水の記憶
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紙の本
水槽の中のアロワナ
2021/08/02 06:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
読み終わって思ったことは
「見えているのになんか見えてない」感
表面しか見えてないのとは違う
そう、あえて言うならば、
水槽の中で泳ぐ魚を見ている感じ
クリアな水槽の壁と水に隔てられているもどかしさ
そんな感じ
こんなに近いのに触れられない感じかなぁ
如月の恋愛に疎い体質はすごすぎ。
というか、それで暴走する青少年の性の悩みとか
受けられるのかってちょっと心配したり。
佐々木君の10年に渡る深謀遠慮ぶりとが
妙にマッチングしていて良いのかもしれない。
(作者さんにしては珍しく年下ワンコぶり炸裂で驚きました)
とはいえ、如月先生が疎いのに
あまり深く考え込まずに受け入れてしまうのは
無意識下に「思い」があったからだろうか?
それとも天然すぎるせいか???
如月先生と佐々木君の話と
並行的に流れている星野先生と高遠の話
(星野先生・・・同意とはいえこれは処分の対象だよねぇって
ひっそり思ったりしました)
ちょっと高遠君については上滑り感も否めませんでしたが
星野先生が許容力半端なくて
二人でなんとか未来にいけるかなぁな気分にはさせてもらいました。
(高遠の家の環境がひどすぎで・・・
なんとも言い難し)
後、水の記憶って佐々木の方の記憶だという認識なのですが
深く突っ込んでいかないのは作者さんの作風故かな
ここはもう少し深く潜ってみてもって思うのだが
シリーズなので今後何かしらあるかな???
水槽を泳ぐアロワナが幻想的で象徴的です
ちなみに・・・
如月先生は思索に入るともう自分の世界になってしまうのですが
そんな人に車運転させて大丈夫か??って
事故起こさないかとどうでも良いことが
気になって気になって仕方なかったです。