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これが現象学だ(講談社現代新書)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 21件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.11
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社現代新書
  • サイズ:18cm/262p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-149635-2
新書

紙の本

これが現象学だ (講談社現代新書)

著者 谷 徹 (著)

これが現象学だ (講談社現代新書)

税込 880 8pt

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みんなのレビュー21件

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評価内訳

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紙の本

「これが現象学だ」という書名に現れる威勢の良さとは違い、内容は、現象学の主要な概念を読者と共にじっくりと考え、理解しようとする著者の姿勢が伝わってくる丁寧な現象学入門書である。

2004/08/08 02:00

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中堅 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「現象学」とはなにか?
 ハイデッガー「存在と時間」によれば、それは「名目の上では、神学・生物学・社会学などにならって作られた『現象』の『学』といえるが、内容からいえば、それらの学問とは異なった性格をもっている」学である。
 ガチガチの硬い文章なので分かりにくいかもしれないが、さらに引用すると、それは「対象について論明さるべきすべてのことがらを、直接の挙示と直接の証示という態度で論述するという対象把握の仕方を意味する。」
 さらに、私の独断と偏見で質問に答えれば、「それは、私たちの新しい方法序説になりえる学である。」となる。
 ……大丈夫、わからなくても。そのために本書があるのだから。(分かられても困る。)

 本書は、限られた紙数を知識の羅列でなく、現象学をフッサールの思索の主要な概念を取り上げ、読者と共に考えようとするため、現象学を「本当の意味で」理解したいという人にはもってこいの本である。その分、骨が折れる本だ、とも言える。(そもそも、私はこれで読むのは二回目なのだが、読みすすめていく程に理解が深まっていくのを感じる一方、初読の時の達成「感」を思い返して、達成「感」と達成「度」の違いにためいきが出た。)

 現象学を知ったらどんないいことがあるのか?
レーモン・アロンは、「ほらね、君が現象学者だったらこのカクテルについて語れるんだよ、そしてそれは哲学なんだ! 」と答える。(ボーヴォワール「女ざかり」より)
 またしても、私の独断と偏見で質問に答えれば、「考え始めることができる。」となる。

------
 本書をとにかく読み終えた人には、次は木田元「現象学」(岩波新書)がお勧めである。それによって、「現象学運動」全体を眺めることができるようになり、また、本書の理解も進むだろう。

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2006/07/09 20:20

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