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収録作品一覧
女神 | 7-158 | |
---|---|---|
接吻 | 159-166 | |
伝説 | 167-172 |
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紙の本
女神の存在感
2005/07/03 18:06
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に長編作品で挫折してしまった三島由紀夫。
この度友人に『読みやすいものを』とリクエストしたところ、本書を勧められた。
表題作『女神』の他に10作の短編が収められている。
全体を通して言えるのは言葉遣いが美しいということ。
流れるような台詞回しは、まるで音楽を聴いているようだった。
さりげない風景も、三島由紀夫の手にかかると五感をフル回転して作り上げた芸術のようにすら感じられる。
昭和30年代の作品であるのに、ちっとも色あせていない。
ひとの心に潜む狂気じみた愛。現代では珍しいくらいの初々しい愛情表現。読んでいて胸が高鳴る場面が何度もあった。
中でも『伝説』が私のお気に入りのひとつとなった。
紙の本
表題作を含む短篇11話
2023/04/30 20:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
美男美女が精神的に惹かれる世界に本当にうっとりします。でも雛は気持ち悪いなぁ 肉欲とか夢とかですね。
紙の本
美神。
2002/01/28 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作「女神」は、女の美に異常なまでの執着を燃やす男・周伍と、彼の娘・朝子を中心に描いた中篇小説である。最初、周伍は己の欲望の対象を、妻の依子にのみ向けていた。しかし依子は、空襲で顔に醜い火傷を負い、二目と見られぬ容貌となる。絶望した周伍は、やがて、娘の朝子に邪悪な光明を見出す──。美を追求して、ある種の聖性まで感じさせる作品である。他の10篇は短い作品が中心だが、それぞれに三島らしい魅力がある。
紙の本
無題
2002/03/12 13:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れんげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある母親が顔に大火傷をし、代わりにその娘が美しくなっていくというあんまり明るい話ではないけど、その娘が美しくなる過程で出てくる洋服や風景や食事の描写がきれい。
紙の本
女神
2002/01/31 09:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポンタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりいい作品ではない。三島作品であればもっといいものがある。発表された雑誌の問題もあるだろうが、通俗小説の閾に留まっていると言わざるをえない。
顔を火傷し、その美貌を失った母親とその母親から産まれてきたまれにみる美貌の持ちぬし、朝子との物語。