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初期の頃のグインサーガの薫り
2003/03/01 01:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yostos - この投稿者のレビュー一覧を見る
グインサーガは本伝と比べると外伝のほうはおどろおどろしい、魔道師や魔物の暗躍する世界が描かれることが多く、特に外伝第一巻の「七人の魔道師」はそういった色彩が強い。
本書は、その外伝第一巻を原作としコミック化したものの最終巻だ。
初期の頃のグインサーガの雰囲気がよく出ている。グインサーガというと挿絵に天野喜孝などビッグネームが名を連ね、それぞれが独自の世界観を描いてきたであろうと思うが、本書はそれに臆することなく巧みなデッサン力でコミックという枠でグインの外伝の雰囲気をあらたな解釈で描ききっていると思う。
惜しいのは、多分原作も一巻でこれでだけの物語を完結させているのでかなり原稿枚数で無理なところがあるのだと思うが、この最終巻も「えーっ」というついて行けない間に終結を迎えてしまう。
もう一つはコミックスというので仕方ないかもしれないが、いくつかのキャラクターがギャグを噛ます三枚目に仕立てられてしまっており、この折角のおどろおどろしい世界観とちょっとアンマッチに感じた。