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商品説明
この小娘、かなりヤバい! 14歳の水淵讃、義俠心には厚いがはねっかえりの彼女を、人は「野良猫」と呼ぶ…。少女ヒーローの巨匠が贈る、近未来特撮武俠小説。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
あの頃、「スケバン刑事」に熱狂した僕らへ……
2003/02/06 19:58
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投稿者:毛少子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまにはジュブナイルでも読んでみようか、と思って手に取った本だが、子供向けの本というフィルターをかけなくても、充分に楽しめた。
「武侠小説」というあおりがついているが、この本はどちらかというと、80年代に流行した「スケバン刑事」や「不良少女とよばれて」のような、少女が大の男を叩きのめす快感にあふれたテレビドラマを、再現しているように思える。
大げさな、だが、心の深いところに突き刺さるような、ヒロインのまっすぐな言葉、リアリティを感じるアクション、そしてアンドロイド少女とヒロインとの友情や、謎めいた中国人との言葉と力による戦い、シニカルなマッド・サイエンティストの活躍など、テレビドラマのテイストを詰め込み、テンポよく読ませるこの本は、今の若い人にだけではなく、あの80年代に青春を送った私たちにも、胸が熱くなるような感覚を与えてくれる。
今後の展開が楽しみな、一冊。