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商品説明
武蔵野の語源は母国語で苧の種子の野−。武蔵野のせせらぎで静かに掬いとられた言葉の切片。四季を彩る花々、過ぎ去りし人への想い。詩人はいつしかまだ見ぬ故郷−朝鮮を歩く分身を見出す。詩集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
詩集「苧種子野」について
2003/02/03 23:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：仙人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
詩の特徴は，言葉を削ぎ落とした簡潔な形態．
その造形性，余白の美．
そして，一つ一つが単独ではなく，
合い呼応しつつ展開していく自由なリズム感．
その音楽性．
一つ一つ，体験に基づいた機会詩であり，
同時に，普遍的形而上性を併せ持ちます．
伝統を踏まえながら，最も新しい特異な形態をもつ．
自然的であると同時に思想性を併せ持つ．
現代詩の閉塞性を打開する有力な試みであるといえよう．
紙の本
著者コメント
2003/02/10 22:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：安 俊暉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
詩集「苧種子野」は，
135編の短詩集によります．
各章は，
「時」「桜」「雫」「ひよ鳥」「彼岸花」
「雪」「武蔵野」「くこの実」です．
「ひよ鳥」の章の中にある
短詩の一部を紹介します．
青空
青
無限の彼方
指す
空と
雲と
我の位置
生きる角度
ひたすらに
いる
以上の様に，連なっていきます．
詩の特徴は，
言葉を削ぎ落とした
簡潔な形態．
その造形性，余白の美，
そして，
一つ一つが単独ではなく，
合い呼応しつつ展開していく
自由なリズム感
その音楽性
一つ一つ，体験に基づいた機会詩であり
同時に，普遍的形而上性を本質に持つ．
全体において，
去来・回帰性・ストーリー性を併せ持つ．
更に，関心をお持ちの方は，
思潮社編集部 03-3267-8141
または，
著者（安アン）03-3394-1626
までお問い合わせ下さい．
