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紙の本
芸術までもが消費の対象とされる近代社会システムを徹底的に批判した書です!
2020/04/15 09:13
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、1967年にフランスで刊行され、同国の社会運動に大きな影響を与えたと言われる古典ですが、現在にも当てはまる内容が満載されています。同書は、「スペクタクル」という言葉をキーワードとして、社会分析が行われており、高度資本主義経済は、大量消費社会への道を邁進していると批判しています。特に、著者が専心してきた芸術までもが消費の一部になっている社会システムに対して、大きな苛立ちをあらわにしているのが読者にも伝わってきます。同書の構成は、「1 完成した分離」、「2 スペクタクルとしての商品」、「3 外観における統一性と分割」、「4 主体と表象としてのプロレタリアート」、「5 時間と歴史」、「6 スペクタクルの時間」、「7 領土の整備」、「8 文化における否定と消費」、「9 物質化されたイデオロギー」となっており、興味深い議論が進行していきます。