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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.1
- 出版社: 講談社
- レーベル: The New Fifties
- サイズ:20cm/221p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-268387-6
紙の本
ニッポン全国マヨネーズ中毒 (The new fifties)
著者 伏木 亨 (著)
刺身にマヨネーズ? 昼飯はサプリメント? そんなものばかり食べてたら、ニッポンの食は滅びるゾ! 『MSNジャーナル』の連載と、森永製菓のホームページ掲載の「日本食文化大連...
ニッポン全国マヨネーズ中毒 (The new fifties)
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商品説明
刺身にマヨネーズ? 昼飯はサプリメント? そんなものばかり食べてたら、ニッポンの食は滅びるゾ! 『MSNジャーナル』の連載と、森永製菓のホームページ掲載の「日本食文化大連合結成」に加筆、編集し単行化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
伏木 亨
- 略歴
- 〈伏木亨〉1953年京都府生まれ。京都大学大学院を経て、京都大学農学研究科教授。日本栄養・食糧学会理事なども務める。著書に「グルメの話おいしさの科学」「魔法の舌」など。
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紙の本
大学教授の軽妙酒脱な食文化エッセイ
2003/04/06 00:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蓬莱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の伏木氏は京都大学農学研究科教授、日本栄養・食糧学会理事。この肩書きを見るとお堅い論文を想像してしまうが、文字通り『軽妙酒脱』な食べ物のエッセイである。目次には『ミノモンタ炒めは万病の薬』『回転寿司はニッポン人の対人恐怖症か』『マンハッタン立食い蕎麦屋計画』など思わず読んでみたくなるタイトルが並ぶ。評者は最初、著者のエッセイを読んで推名誠の文章かと思ってしまった程だ。ユーモアたっぷりの学者センセイのエッセイといえば土屋賢治教授をまず思い浮かべるが、伏木氏も勝るとも劣らない。ユーモアというオブラートで包んでいながら、現在の食文化への批判は鋭い。現在人の奇妙な食生活から、わが国の農政までその俎上にあげられている。ひとつひとつの食の事象から発展して文化批評や日本人論といえる分野まで切り込んでいく。なで斬り型の批判ではなく、鋭く問題の核心をついているから思わず頷いてしまう。本書のなかには星新一ばりのショートSFもあり、これもまた楽しめる内容である。伏木氏はストーリーテラーとお見受けする。象牙の塔に篭らないで、ぜひ斬新なSFをお書きいただきたいと思う。
紙の本
著者コメント
2003/01/24 03:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:伏木 亨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はMSNジャーナルに連載中のコラム『ニッポン食事情咄』にいくつかの未発表のものを加えたものです。連載の読者は先刻ご承知のとおり、食から見える現代ニッポンの様々な問題に対してテッテー的につっこみを入れたものです。決してマヨネーズに恨みはございません。
狂信的へんちくりんダイエット、ゾンビのごとく跋扈するマヨラー、ケンコー食品を喧伝する怪しげなオジサン達、ニッポンの食を忘れたバカな政府と知恵を失った国民、無惨にも大量廃棄される可哀想な食品たち。目先の利益ばかりのコンビニやスーパー。もうワタシは黙っていられない。あんたら、何を考えてるの。
大学のキョージュとは思えない品の悪さに、私の将来を心配する向きもありますが、つっこみは関西人の習性、あるいは風土病なのであります。言葉はヒドイが心は優しい。おまけにお節介。ワタシは関西人だ。
食に関わる理不尽や不信、不安、そんなもやもやした鬱積が、引田天功イリュージョンワールドのごとく霧散する快感をお楽しみいただきたい。そして、現代ニッポンの崖っぷちの姿に慄然としていただけたら幸いです。