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真空ダイヤグラム(ハヤカワ文庫 SF)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 7件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.1
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 SF
  • サイズ:16cm/446p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-011430-5
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

真空ダイヤグラム (ハヤカワ文庫 SF ジーリー・クロニクル)

著者 スティーヴン・バクスター (著),小野田 和子 (ほか訳)

真空ダイヤグラム (ハヤカワ文庫 SF ジーリー・クロニクル)

886(税込)

ポイント :8pt

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (5件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

そしてゼロへと戻る物語。

2016/04/04 17:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

最終部の「フォティーノ・バードの最終勝利」を読んで、ようやく「プランク・ゼロ」が理解できる。
ジーリー、アンチ・ジーリーとはいったいなんだったのか、それは無限の時の海へと漂い出たポールとも深く関係している気がする。

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無謀な挑戦

2003/06/14 21:51

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本国イギリスでは「プランク・ゼロ」とこの「真空ダイアグラム」が1冊で出版されたそうな。ブ厚い本だろうなあ。とりあえず2分冊になったおかげでひと呼吸おいて読めました。
 「プランク・ゼロ」はAD3000から5000年代までの物語だったが、「真空ダイヤグラム」では一気に飛んで、AD10000年代から始まり、100000年代、そして4000000(4百万)年代まで進む。
 さて、AD100世紀の物語を、現代21世紀の科学で描くことは可能なのだろうか。
 たとえば現代において、2000年前の科学の多くは棄却されているが、プラトンは残っているし、ユークリッド幾何学は実に有効でもある。しかし科学の最先端の分野で、それはニュートンの理論によればだね、なんて会話がなされることはまず無いだろう。これらは基礎であり、常識に組み込まれた知の体系の範疇にある。
 しかしてこの本の先頭の作品は「ゲーデルのひまわり」である。
 強引だ。無茶だ。100世紀において、ゲーデルの不完全性定理は依然として開拓されるべき論理なのか。
 これでいいのだ。バクスターによる未来は、こうした一歩一歩の着実な前進の上に構築される。
 そして、人類と同じくバリオン物質による生命の先駆者であり高度な文明を持つ超種族ジーリーとの接触、そして戦い。
 人類の差し向ける<全一>の艦隊。
 やがて本書で明らかになるのは、ジーリーを含むバリオン生命の真の宿敵である、暗黒物質に依拠する生命体フォティーノ・バードとの闘争。
 ジーリーの建設した、何光年にもおよぶ大きさの<リング>の意味。
 プランク・ゼロにおいて不確定性原理のもたらしたもの。
 闘争の果てにある、400万年後の宇宙と人類。
 「たぶん、人間はエロイで、ジーリーはモーロックなのよ」。それはまたウェルズの「タイムマシン」に登場する80万年後の人類の種族になぞらえられる。
 これら真空ダイヤグラムの予測する未来を、個々の人生の物語として描く構想力、なんてことはもう僕にはどうでもいいことのように思える。
 人類の挑戦の徴しが、またここに一つ築かれた。

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短編集だけでなく長篇も読んでみたい、面白く魅力の溢れる作品

2003/07/13 13:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジーリー・クロニクル?である。地球人類の宇宙への進出と、さまざまな異星人との葛藤の歴史を、一連の連作短編で描いてある。長大な時間と広大な空間わたって展開される、雄大な宇宙ものハードSFである。最新の自然科学(宇宙論、物理学、生物学、数学)の研究成果を盛り込んで、奔放な空想力と創造力で、とてつもない宇宙空間と星星と異生物と建造物とが登場する。解説ではウェルズの伝統を継ぐ、というようなことが書いてある。本作品が本格的なハ−ドSFであること、著者がウェルズのタイム・マシンの続編であるタイム・シップを書いているからだろう。しかし、この作品からは同じイギリス人ではあるが、むしろオラフ・ステープルドンの系譜をひいているように思われれる。彼ほど哲学的な内容は盛り込まれていないが、その作品と同じように、空間と時間の超長広大さ、多種多様な環境とそこに生息する奇妙な異生物、それらの文明の異質さ、それだけでも非常に面白い。更に、人類の文化・文明との対比が自ずと現われて、考えさせられる面もある。ぜひともこの短編集に連なる、長篇を読んでみようと思う。著者の他のの作品を読んでみよう、という気にさせられる。面白く、魅力の溢れる作品である。

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2009/11/10 20:01

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2011/09/16 18:23

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2013/07/14 23:07

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2017/06/07 09:30

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