紙の本
色々な意味で圧倒
2006/07/17 11:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RIO - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を選ぶ時に挿絵をみて選ぶ私は偶然いつも行く本屋でこの本を発見。中身を見ずに買ったがページをめくった瞬間圧倒させられた。イラストの入った「軽く読めそうな本」というイメージは一ページ目で早々となくなり、難しい本として読み進めた。
主人公は2人。
全く違った性格の主人公達。この世界では私達の言う「魔法」のような物や錬金術なんていうものが普通のように飛び交っている。そんな夢のような世界の中で主人公の一人は必死に財政難と戦い一人はそんなことを無視してお金を浪費。ただのファンタジーとはいえないシビアな面も兼ね備えていてふとした瞬間笑い出せるような文章がとても魅力的。ただ少し漢字と理解しにくい単語なども出てくるので手を抜かずに読むとわかりやすい。
この本は題名にもあるように竜が出てくる話で、主人公2人がたおした竜とその竜の敵討ちをする竜とが入り混じっていてはじめは凄く複雑。
普通の本は読み手が本当にその場に立ってみているような気分にさせるものが多いが、この本はどちらかというと第三者になったつもりで見ていたほうが引き込まれるように思えた。
これまでのファンタジーとは一味違った雰囲気をかもし出す作品で、しっかり読み込むひとにはとてもおすすめ。
紙の本
カガクなマホウ!
2003/12/04 11:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:志度渡 - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめは漢字いっぱい、読みがわかりにくい単語が続出するが、慣れてしまえばこっちのもの。ガユス(赤い髪の方)と美貌の剣士ギギナのからみもおもしろい。
特にギギナは家具に名前をつけて溺愛していたりガユスからため息を奪ってしまうほど武器に惜しげもなく金をつぎ込む。そんな所にある仕事が舞い込んでくる。これ一冊でまずこの物語の世界を理解して2冊目へGO!していただきたい。
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おもしろいと。話の展開ややけに回りくどいところとか理不尽なところとか。
読み終わった後に普段どおりの日常が戻ってきているところが妙にしこりを残していくような。ギギナの家具への愛もますます凄くなっているようです。
とても沢山の方が読んでおられるようですが、わたしもこのシリーズはお勧めしますv
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まず、キャラクターが魅力的。主人公ガユスとギギナの掛け合いは、多くの人が評価しているとおりに面白い、というかある意味芸術の域に達しているなあと感じました。
そして、全体に流れる雰囲気は巻末の書評どおり「見たことも読んだこともない小説」という具合に仕上がっていて、目からウロコです。
うんうん、嫌いじゃないぞ。続きも読んでみようかな、というカンジ。
ただ難点は、説明が小難しい言葉で長々と書かれているので、とにかく読みづらいこと。小説なんて滅多に読まん、という人なら、読み始めて5分で投げ出しそう…(笑)
年間200冊以上読む私でも、読了までに3日ほどかかりました。そして肝心な設定は理解しきれてないと思う。すみません作者様。
2004.10.10読了
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このシリーズはかなり続刊が出ている模様。これしか読んでませんが、イラストでかなり得をしていると思う。面白くなくはないがクセはある、かな。
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万人にお薦め出来ない、ラボ氏による全方位に対する嫌がらせが特徴(笑)主人公と相棒の掛け合いが大好きですv
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独特の、クセになりそうなガユスの語り口と、ギギナの毒舌合戦が見もの。これ、ハマる人はどっぷりハマってしまうはず。濃厚で時に物凄く容赦の無い世界ですが、それでも。
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とりあえず文章そのものは非常に読みにくいです。かっこつけすぎの文章や説明的セリフのオンパレード。世界設定そのものは、かなり好きな部類なんだけど、どうにも説明が長すぎ。
咒式の説明が邪魔かなと。付けるなら設定かなんかで巻末に置いたほうがいいと思う。王水の説明にしてもVXガスの説明にしても、そんなに要らないんじゃないかってぐらいに無駄に長い。
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一巻。
一番最初というだけあって世界設定だの成分だので中々読みにくいが、ストーリー的には意外性があって一番好き。
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ヤバイ、これ結構ツボかも。ガユスが好きです。結構強いんだけど、更に凄いのが近くに居るので普通ぽく見える人が凄く好きみたいです(笑)ギギナとの言い合いがまたもう阿呆らしくてブラックで堪らん。そして不憫キャラ!ギギナに虐められている姿が最高に好きだァ...ただ政治の辺りとかちょっと難解でしたよヨヨ。もう1回通して読んできます...!
そしてちょっと化学を勉強しなおしてみたくなった...化学?より?ラヴ。
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スニーカー大賞奨励賞受賞作品。一応ファンタジー物。基本的に、こういう「剣と魔法の世界」的なものはアウトオブ眼中ないし嗜好な私ですが、コレはなかなかに。
ていうか、化学式がナントカとか、酸とナニカの反応で云々とか、そういう説明をされても。いや、それはそれで好きなのですが。
出てくる魔法はそんなのばかりです。化学的説明が付随するようなの。
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そもそもこのシリーズとの出会いは、ドラマCDのベルの声が朴さんだから…という不純な動機からでしたが、当時ここまで嵌るとは思ってませんでした。今では唯一新刊発売を楽しみにしている書籍です。
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1巻を買って友人に勧めたことを誇りに思う1冊です!凄く面白い!独特な世界観はもとより、一人称なのに凄すぎる文章力!そして見方によれば主人公側が"悪"のようにも取れる面白い作品です、是非是非!
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森羅万象の統べる究極の力、咒力。それを自在に操る咒式士二人組。ひねくれ者のガユスと非常識極まりない美貌の狂戦士ギギナは、事務所の財政難を解消すべく、いつものように役所の下請け仕事を引き受けたのだが……待っていたのは900歳になろうかという巨大竜。しかもそいつを倒したのがまずかったらしい。皇国を揺るがす大陰謀劇に強制出演となってしまった!
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ガユスとギギナの軋んだ会話がツボな1冊。
戦闘シーンは擬音や、細かい描写を使っていて目の前に鮮明に描けるほど。