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対話篇
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 152件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.1
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-211530-1
  • 国内送料無料

紙の本

対話篇

著者 金城 一紀 (著)

孤独の淵に閉ざされた人々が、他者との「対話」によって少しずつ世界への扉を開いていく。心にやさしく響く作品集。「恋愛小説」「永遠の円環」「花」の3篇を収録。【「TRC MA...

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対話篇

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商品説明

孤独の淵に閉ざされた人々が、他者との「対話」によって少しずつ世界への扉を開いていく。心にやさしく響く作品集。「恋愛小説」「永遠の円環」「花」の3篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

恋愛小説 5-68
永遠の円環 69-136
137-221

著者紹介

金城 一紀

略歴
〈金城一紀〉1968年生まれ。著書に「GO」「レヴォリューションNo.3」「フライ,ダディ,フライ」がある。

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みんなのレビュー152件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

いやあ、日本VSアルゼンチン戦を見ながら思うんだけれど、金城のこの小説はワールドクラスっていうか、芥川賞もんだよね、頑張れヒデサマ、イッキ、イッキ、一紀!

2003/06/08 21:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

いやあ、二冊も続けて不満をぶちまけてしまうと、やっぱり精神が疲れるっていうか、ここらへんで激賞してしまいたい思いで一杯。で、神様ってのは捨てたもんじゃあない。そんな私にぴったりの小説を私にプレゼントしてくれた。しかも、そのレベルときたら軽率な私がまたまた今年のベストを叫ぶほど。友人には「私を信じて書店に走れ」と騒ぎまくってしまった。

で、その本の佇まいというのが、何ていうのか清楚。夏の日に軽井沢を散策するお嬢様みたい。真っ白い本、装丁はナント、金城一紀ご本人。このシンプルなブックデザインは、死に行く人への手向けだろうか。吉本ばなな、辻邦生といった純文学系の作品にぴったりのものだけれど、内容もそれにふさわしい。

最初に書いてしまうけれど、全編を貫くのは、若い人が直面せざるを得なくなった死の重さだ。むろん、人の生死に年齢は関係ないけれど、老いて少しは死を身近に感じることのできるようになった人と、まだ人生のとばくちに立ったばかりの人とでは、周囲も本人の覚悟も違うだろう。そこから紡ぎだされる物語の静かで、それでいて芯のしっかりしたことといったら、なんとも言いようが無い。

しかも、文章が軽妙でちょっとユーモラスなことといったら。以前、村上春樹と辻仁成の小説の類似を書いた時に、二人の文章の違いについて書いたけれど、金城の文章は殆ど村上のそれと同じ。そこで語られる男と女の心にしても、細かい分析を抜きにして、甲乙付けがたい。いやあ、長い前振りが出るときは、調子いいよ。

今は30歳を越えた僕が思い出すのは、不良をやっていた14歳の時の初恋。その僕のおどおどした恋は7頁で終わり、大学生活最後の試験会場で久しぶりに声をかけてきた《透明人間》と呼ばれる男の話になる。誰とも三分以上の会話が成立しない男と、珍しく心地よく話が弾んでいく「恋愛小説」は書き下ろし。末期癌の僕が、死ぬ前にやっておきたかったこと。それは人を殺すことだった。見舞いに来ても目をそらしていくだけの形だけの友人たち。でもKだけは違った。僕が自分の望みを伝えると「永遠の円環」。原題は「サバイバー」で小説現代掲載。

脳の中に先天的にもって生まれた動脈瘤。いつ死ぬか分らないと言われた僕は、記憶喪失の恐れのある手術が怖くて東京を逃げ出す。そんな僕に転がりこんできたのは有名な弁護士と鹿児島までドライブをするというアルバイトだった。「花」は小説すばるに掲載。ちなみに、本のタイトルとなっている「対話篇」という作品は、ない。

羽毛で包(くる)むような形で「死」を語る、その優しさと、避けて通ることのできない現実。全編に流れる気弱さは、決して態度保留や問題先送りではなく、人間のもつ本質的な逡巡。それが、所謂、最近の文学に登場する、北上次郎いうところのダメ男とは違う印象を与える。

そういった死を背負った若者の姿も好きだけれど、私が思わず快哉の声をあげたのが、この本の中に出てくる「男は権力と戦ってなんぼだよ」という祖母の言葉。どこにあるかは、自分で読んで探して欲しいけれど、久しぶりに胸のつっかえが取れたような清々しい、そして懐かしい思いがした。

私の次にこの本を読み終わった娘と話をしていたら、彼女は「この本には共通の人間が出ているよ、気付いてる?」という。そして、頁を繰り始めて見事にそれを証明してくれた。気付かなかった部分を示されて、速読にちかい読み方では見過ごしてしまうものが多いことを改めてわが子から教わった。反省しております。それにしても金城はまだ30代。既に『GO』『フライ,ダディ,フライ』などの傑作があるけれど、この本の高みまで一気に上れるとは。恐るべし、金城。

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紙の本

胸にじわじわ染みてくる、とても素晴らしい恋愛小説でした。

2004/04/09 04:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風  - この投稿者のレビュー一覧を見る

胸を噛むような恋愛小説、その中にミステリとホラーの味わいを潜めた
ような、これはとても素敵な作品集でした。

孤独を抱えた登場人物の心の痛み。運命として定まり、進退窮まった絶望感。
そんな中で、一度掴んだら絶対に手を離してはいけない、人生でただひとり、
かけがえのない女性との邂逅。惹かれて行く気持ちのどうしようもなさ。
もろくてはかない、だからこそ切なく、かけがえのないものとして
抱き留めている思いが、作品にぎゅっと詰まっているかのようでした。

なかでも良かったのが、3つの話の最後に収められていた「花」。
ロードムービー風の話の展開に乗って、愛の奇蹟が秘やかに語り
紡がれて行く話。野に咲く花のように可憐で、香り高い作品でした。
読み終えて、目頭がじわじわーっと熱くなりました。

真っ白な表紙カバーに、小さくタイトルと著者名が印字された装丁。
紫色の花を描いた鴨居まさねさんの挿絵のイラスト。
心に染みました。

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紙の本

「あなたのことが大好き」と作者に告白したくなる、そんな本

2003/10/12 11:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Naoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この作者の本はどれもそうだが、人間に対する慈しみと愛情があふれている。些細な過ちも大きな過ちも後悔も記憶も熱意も闘志も失意も、すべてを抱えたままの存在として、人間は愛しいものだという暖かな気持ちが流れ込んでくる。
 対話篇と題されたこの真っ白な本は、人と出会い、人と対話する3つのストーリーで成り立っている。これまでの人生で全く関わりのなかったふたりが出会い、対話をし、相手を知り、心が触れ合う。人を「知る」ということはその人を「愛する」ということなのかもしれない。
 どんな人間のどんな人生もまた慈しむべきものである、そんな作者の人間観と暖かい視線を感じる。こんな風に人と出会い、その人を知り、ともに深い涙を流すくらいの対話をしたい、と感じさせられる本であるし、読者もまたこの本とこの中の登場人物とそして作者と出会い、心の底に触れる対話ができる、そんな本である。

 この作者に今出会えたなら「あなたのことが大好きです」と思わず告白してしまうかもしれない。そのくらいに、心から、おすすめしたい。私はこれから大好きな人3人にこの本をプレゼントしようと考えている。

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紙の本

自らの「死」「生」と対話する。

2003/06/27 05:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:奈伊里 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『対話篇』と聞けばプラトン。「うーん、なぜ『対話篇』なの?」と思いながら、哲学書めいて余計な飾りを一切排した白い扉をめくると、目次に『対話篇』という表題作はない。『恋愛小説』『永遠の円環』『花』という三つの物語に入り込んでいけば、おのずと謎は解ける。
 三つの短篇を貫くのは「死」と「対話」という二つのキーワードだ。

 三篇の主人公はみな、期せずして「死」と向き合っている。本当なら、恋とか未来とかと正対して暮らすべき時間を、「死」と隣り合わせた自分と正対している。
「恋愛小説」の彼は、自分と関係を持つ人が必ず死んでしまうという宿命のようなものを背負いながら、恋をする。
「永遠の円環」の僕は、末期ガンで死期を間近にしつつ、最期に為すべき殺人を模索している。
「花」の僕は、動脈瘤を抱えて、25年分の記憶の欠損か、死か、と選択を迫られている。

 そして彼らは、一様に、対話をする。会話とはニュアンスを異にして語られる「対話」という行為。
 目の前に相手がいて。自分のことばも、相手のことばも、目の前に両者が在るから生まれ出る。ことばの発信元である心と肉体が、目の前に在り、そこから発せられることばを呼び水として自分のことばが生まれ出る。自分のことばを呼び水として、また相手のことばが生まれ出る。それはまさに、今、お互いが、そこに生きているということを証明する行為になる。
 コミュニケーションという名の衣を着て横行する、携帯通話やメールのやりとりやチャットとはまったく違う、自らの現在を確認し発見するための行為が、そこに在る。もちろん、簡単な慰撫にはならない。自分を掛け値なく投げ出さなければならず、相手を受け止めなければならず、それはとっても大変なことであるから。

 彼らは、死とつきあわなければならない羽目になったゆえ、対話する相手に出会う。そして、死と対局の「生」を見つける。その過程は、三篇を通じて清新な生きる力に満ちている。生きることの苦々しさと爽やかさが、奇妙に同居する。

 金城一紀の真骨頂は、その辺りのバランス感覚の良さだ。大人びて説教臭くもならず、社会性から外れただけの甘さにも逃げ込まない。ともすれば「クサイ」と思われがちな美談が、ジェネレーションを超えて、眠れる心の底をくすぐる。
 ちょっと外れた人間を描いて上手いのは、彼が抑圧された歴史の中に生まれたからか、それとも元よりの資質なのか。でも、読んでいると、理由などどうでもよくなってくる。
 金城一紀は、分かってる。間違いない。
 同じ人間に生まれ、同じ内蔵を持ち、同じ苦しみや喜びを享受し、この世界のことを、まだ諦めずに信じて生きている。そう思って、読み進めることができるから。

 金城作品の魅力をさらに語るなら。
 彼の主人公は、いつも勉強が出来るというのとはちょっと違う頭の良さを持っていて、世の中で「バカ」と呼んで排除しても差し支えない人間群を知っていて、自分と、自分を愛する人間に対して恐ろしいほどストレートに生きている。そして、いつもげんなりするくらいの痛みを隠し持っている。たとえば「花」の主人公は、彼女に「車庫入れが下手な人は必ずセックスがヘタだから」とふられた記憶を持っている。わたしは、「痛いなあ、それは痛いよ」とひとりごちつつ読み進める。自分だって、おんなじような痛みをいっぱい知っているから。そういう、些細な大事なことを共有できる登場人物を、金城一紀は現出させる。物語の運びはとてもオーソドックスなのに、飽かず物語にワクワクさせられるのは、バランス感覚に加えて、実に彼のパーソナリティーに寄るのではないだろうか?

 その辺りが実は、「新しい」ということなのではないかと、わたしは思っている。これから年齢を重ねて何を書いてくれるのか。楽しみでならない同時代の作家の一人だ。

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紙の本

対話篇

2003/05/17 11:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カワイルカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

死をモチーフにした三つの中編を集めた作品集である。主人公たちはみな死に直面している。金城一紀が死をどう扱うのか興味があったが、彼らしい爽やかな作品だった。明るく軽やか、しかし、軽薄ではない、これが金城一紀の持ち味である。
 「恋愛小説」の主人公は大学のクラスで<<透明人間>>と呼ばれている影の薄い存在である。そうなったのには理由がある。 彼は子供の頃から親戚や近所の間では<<死神>>と呼ばれていたのだ。彼が十歳の頃から、彼と親しくしていた人たちが次々に事故や病気で亡くなったからである。
 彼は十六歳になると大邸宅で一人で暮らすようになり、親しい友達や恋人をつくらないように心がけていた。ところが、ひょんなことから女の子と付き合うようになってしまう。彼はそれまで「運命には逆らってはいけない」と思っていたし、彼女と会うのが怖かったが、やがて会わないわけにはいかなくなる。
 彼は彼女にすべてを話したが、彼女はそんなことを気にする子ではなかった。が、ある日彼女が白血病で入院してしまう。彼は会わない方がよいと思ったが、彼女はぜひ会いに来てほしいという。彼は会うことを決意する。自分の運命に「ノーを突きつけた」のだ。
 ユーモアもあり金城一紀らしい作品だと思うが、この物語には在日朝鮮人という言葉さえでてこない。金城一紀は変わったのだろうか。
 しかし、この作品のテーマは在日コリアンの高校生を主人公にした『GO』と共通点があるように思う。
 『GO』の主人公の「僕」は、好きになった日本人の女子高生に自分が韓国人だとは言えないでいるが、やがて彼女に告白する。「僕」にとって韓国人であることは運命であり、彼はその運命に「ノーを突きつけた」のである。
 「恋愛小説」の金城一紀は変わったのではなく、テーマがより普遍に的になっただけなのだと思う。在日という枠からはみ出してより広い世界に興味を持つようになったのではないだろうか。「永遠の円環」や「花」も同じテーマの作品として読むことができる。作者の成長を感じさせる作品集である。

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2004/09/29 21:13

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2004/09/23 00:54

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2005/06/09 11:28

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2005/03/04 23:42

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2005/09/18 04:10

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