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日本の伝統精神 この国はいかに進むべきか (PHP文庫)
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紙の本
感受性鋭く、日本の現状に危機意識を持ち、憂えている
2003/07/17 21:33
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投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安岡正篤は戦前から戦後にかけて、政財界の師父といわれてきた人である。識見と教養はたいしたものであるらしい。陽明学を主とした東洋思想、哲学を研究実践してきた人とのこと。現代の日本人に欠けている分野の、知識と教養を兼ね備えているようだ。この人の著書をよんだことを契機に、興味をもった日本と中国の思想家とその著作も多い。学校教育では、西洋の思想家のことを学ぶことは多いが、東洋特に日本の伝統的思想家については、忘れ去られている。国際社会において国際人と成るためには、自国の伝統を学んでおく必要がある。その基盤がないと、欧米人と対等にわたりあうことは困難であろう。西洋の思想については、相手が本家本物なのだから。
そういった期待で読んでみたのだが、今回は読みたいと思うような文献には、言及されていなかった。感受性鋭く、日本の現状に危機意識を持ち、憂えているのは理解できる。一方、右翼的な内容には違和感も持った。