- カテゴリ:幼児
- 発行年月:2003.2
- 出版社: 金の星社
- サイズ:21×29cm/1冊
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-323-07034-9
紙の本
しろいゴリラとくろいゴリラ
ゴリタと名付けられた赤ちゃんゴリラはみんなと違っていました。白いゴリラだったのです。悲しくなるゴリタでしたが、やがてゴリタの白い毛が、みんなを救う時がやってきます。【「T...
しろいゴリラとくろいゴリラ
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:26,840円(244pt)
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商品説明
ゴリタと名付けられた赤ちゃんゴリラはみんなと違っていました。白いゴリラだったのです。悲しくなるゴリタでしたが、やがてゴリタの白い毛が、みんなを救う時がやってきます。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
こやま 峰子
- 略歴
- 〈渡辺〉福島県生まれ。虫プロダクションを経て、絵本や童話の挿し絵を描く。主な作品に「ゴリラのパンやさん」「きみに」「ふたりがいいね」等多数。日本児童出版美術家連盟会員。
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紙の本
しろいゴリラって本当にいたんだよ!!
2004/08/17 20:11
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投稿者:めだかの兄弟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
< しろいゴリラっているのかな? > と、ネット検索したら、かなりヒットして驚いた。「しろいゴリラ」とはアルビノ突然変異のため白い毛を持って生まれたゴリラ。世界ではスペイン北東部バルセロナの動物園で唯一、オスの個体が確認されていた。動物園ではアルビノ変種を得ようと、その白ゴリラと3頭のメスの間に、20頭以上のゴリラを生ませたが、白ゴリラの繁殖には失敗した。そして、飼育係らに見守られながら、37年間に及んだ動物園生活を終え、静かに息を引き取った。推定40歳、人間に換算すると80歳相当の高齢だった。脳など一部は研究用に提供されるが、飼育に貢献した動物学者と動物園側は、「コピート・デ・ニエベ」(雪の玉)の愛称で子供らに愛されてきたこの白ゴリラをはく製にはせず、近く荼毘(だび)に伏し「めい遍を祈ることにしている。」という事が書かれている記事を読んだ。
一冊の絵本から、今まで知らなかった、「しろいゴリラ」の存在を知ることができた。されど絵本である。そして親が興味を持つと、子どもも興味を持つ。
この本は、しろく生まれたがために、くろいゴリラたちが遊んでくれない。けれど、おかあさんや、おじいさんに励まされ、自分を受け入れて、みんなのようになりたくて、一生懸命にかわろうと努力をする物語である。
読み終えて、子どもに聞いてみた。< 自分と違うと仲間はずれにしちゃう? >「ううん」 < じゃあ、自分が友だちと違ってて、仲間はずれにされたら? > 「あそばない」。< でも、それじゃあ、友だちに認めてもらえないままになるね。本当は、みんなはとまどっていて、どうしたらいいのかわからないのかもしれないよ。> と、この絵本を読んで、子どもと 「友情」「努力」「外見」「偏見」「いじめ」などについて話し合うことができた。
絵本は、親子の会話を豊かにする。これからも、ためになる絵本をたくさん読んで、人生の糧としよう。