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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.2
  • 出版社: 幻冬舎
  • サイズ:20cm/510p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-344-00299-9

紙の本

上と外

著者 恩田 陸 (著)

両親の離婚で別れて暮らす元家族が集う夏休み。2人の兄妹と母親が父親のいる中央アメリカのG国にやってきたところ、一家は「軍事クーデター」に遭遇。絶体絶命のピンチの連続! 0...

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上と外

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商品説明

両親の離婚で別れて暮らす元家族が集う夏休み。2人の兄妹と母親が父親のいる中央アメリカのG国にやってきたところ、一家は「軍事クーデター」に遭遇。絶体絶命のピンチの連続! 00〜01年刊の文庫全6巻をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

恩田 陸

略歴
〈恩田陸〉1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。91年「六番目の小夜子」、93年「球形の季節」がそれぞれ、日本ファンタジーノベル大賞最終候補作に選ばれた。著書に「ライオンハート」など。

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みんなのレビュー46件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

彼らは何をみるのか?

2003/12/15 21:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:渦巻 - この投稿者のレビュー一覧を見る

離婚によって離れ離れに繰らす主人公(錬)・妹(千華子)・父(賢)・母(千鶴子)の4人が、一年に一度、一緒に休暇を楽しむ…一見、離婚率の高い現代社会において理想的にも聞こえるが、実際、社会ほど人間は変わっていない。
子供たちの成長・両親の仕事・そして、再婚。僕たちは家族であったと確認する儀式も年々ずれが大きくなっていく。うすうす感じていながらも、今年も彼らは賢のいる南米に集まった。
母親・千鶴子の爆弾発言により修復困難にまで広がってしまった溝を4人とも抱えたまま、彼らはマヤのピラミッドを目指しヘリコプターに乗り込む。そして、皮肉というべきかクーデターに巻き込まれ、兄妹はジャングルに、元夫婦は人質にと引き裂かれてしまう。
ここから、二組の生存と再会をかけた必死の脱出劇が始まる。

錬と千華子はリュックの中を最大限に生かし知恵を振り絞って最初の目的地ピラミッドを目指す。一方、子供たちが目の前で落下し自分たちも囚われの身となった賢と千鶴子は、自分を叱咤激励しつつ状況を打破しなんとか子供たちの救出に向かおうと懸命になる。
錬と千華子は途中ニコという少年に出会い、更にマヤの「成人式」に巻き込まれていく。

運命は厳しいとおもいきや、意外に幸運だったり、でもやはりつらかったり…4人はそれぞれ奥歯を噛みしだく思いで一歩一歩進んでいく。いったい自分は今、あの時、どうなんだろう? どんなだったろう? そして、今すべきことはなんなんだろう…と痛いほど自分を見つめていく。

私はもはや錬や千華子の年代ではないし、かといって賢や千鶴子の年代でもない。子供たちの苛立ちも響くし、大人の苦々しい世界もかじり始めている。
子供が大人にならなくてはならないときの、大人が子供になれないときのもどかしさが、なにかをぐしゃぐしゃと丸めてしまいたくなる。爪に力が入る。

すべては変化のためじゃない。また、会うため、再び出会って始めるために彼らはもがく、そんな物語だと私は思った。

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紙の本

空想科学小説の熱気と、成長物語の輝きの末裔。これぞ物語。

2003/11/22 20:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

窮地の連打は、読書の中断を許さない。文章は、
口にして、ぼそぼそする、味気ないものと無縁。
この語り口、まるで読み心地保証つき。

もちろん、キャラクターも魅力的。更に、見せ方もいい。

各キャラクターの視点で、他を評するシーンは、
台詞を借りた人物紹介・設定伝達には墜ちず、話し手の
考え方も自然と伝える。『 黒と茶の幻想 』を思い出す、職人芸。

その上、一人称の語りの絶品さといったら、
各キャラクターの「皮膚と骨格の間」に滑り込むほどの
近さで、キャラクターと読み手を交差させる離れ業。

だから、恩田さんが粋な人を描こうとしたら
不可能なんて何もない。

心臓に障害を抱えて育ったから、頭の中で出来ることは
全て済ませてから動く習慣を持つ、大学生の従兄。

何カ国語にも堪能で、国際的な証券マンの叔父。

手を動かし続けて考えてきた粋なお達者で、
町工場一筋の油が染みた作業服姿のおじいちゃん。

彼らは、隙を見せれば主役を食いかねない罪な脇役。
でも、大丈夫。主役のワケあり4人家族も負けてない。

楢崎連 冒険小説とロッククライミング。兄。中2。
千華子 ボーイッシュ美少女、新体操。妹。小6。
千鶴子 アグレッシブで有能な母。トラブルメーカー?
楢崎健 考古学命、みんなに「いい人」。素朴ダンディ父。

彼らが過ごした、あまりに長くて最低最悪の幸せ冒険活劇。
「なんて夏休み!」と、キャラクターが嘆く嘆く。
そして、ぐんぐん育つ。子供はもちろん、大人さえ。

彼らの背後から、空想科学小説の薫りを帯びて、希望が登る一冊。

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紙の本

はっきりいって、この本のうりは内容ではなくて、隔月刊の文庫書き下しという形式だった。その出版形式を失ったとき、残ったのは案外フツーの児童書以外の何物でもない中味だけ、なんだか寂しいね

2003/11/05 21:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

恩田の出世作『六番目の小夜子』が教育TVのドラマとなって放映された時、「これはNHK教育番組史に残る傑作」と騒ぎまくり、友人達にメールを繰り返し送った。よく考えると、迷惑だったかなあ、ごめんなさい。

さて、その恩田陸が、今回はS・キング『グリーンマイル』の出版形式と本のスタイルを意識して小説を書いた。あれも合本になって、当初の作品のイメージが大きく崩れてしまったけれども、この作品も、既に出たものを一冊に纏めたもの。

両親が離婚した楢崎練は、祖父と従兄弟たちに囲まれ育った、フリークライミングに惹かれる少しこわもてのする中学生。考古学者である父の賢は離婚後、幼い練を男手一つで育ててきた。一方、妹の千華子は別れた母親の千鶴子と暮らす、新体操に励むボーイッシュな少女。母の千鶴子は42歳で恋多きキャリアウーマン。

そんな元家族には、一年に一度、過去の絆を確認する儀式がある。四人が数日をどこかで過ごすのだけれど、それも子供たちの成長するにともない、どこかぎこちないものとなり始めている。惰性を吹き飛ばすかのように、今年は父親が考古学の研究をしている中央アメリカが再会の場所だ。

しかし、そんな豪華な企画にも拘らず、千鶴子と千華子との間に緊張した空気が漂っている。それは千鶴子の再婚発言が原因だ。バラバラになった四人の心。気分転換にマヤのピラミッドをともかく見ようと、ヘリコプターで出かけた密林上空で起きた事故。軍事政権が支配する密林で必死のサバイバルが始まった。

練と千華子が迷い込んだ地底の王国。不思議な少年と謎のモニュメント。夢に訪れる男の言う「王の息に触れるな」とは何か。両親の必死の捜索と、日本にいる祖父や伯父たちの必死の強力は実るのか。先住民族の独立を圧し潰そうとする軍事政権。忍び寄るクーデターの影。野獣が跳梁する世界で、二人の子供は生き延びることが出来るのか。

原稿用紙各210枚程度。150頁くらいの薄い本が五冊、隔月刊の予定だった。ただし、これは無理な設定だったようで、大幅に枚数が増えたために、予定の5冊を超えても収まりきらず、刊行もずれて六冊になってしまったのを覚えている。でも、企画としては面白いものだった。文庫のカバーデザインは、私が最近その質の高さと量に何度も言及している鈴木成一デザイン室。色のセンスが実によかった。

合本を読む人は、一気に全編を通して読むことができるのだから、ある意味、幸せだ。だけれども文庫の粋なデザインや、最終巻はいつ出るのかとハラハラしながら待つ楽しみは、もう味わえない。出版のスタイルと作品の成り立ちが密接に絡まっている作品を、安易に合本することが本当に正しいのか、ふと気になってしまう。思い切って、増刷も時間をずらしてしたら、いつまでも新鮮かもしれない。こんなアイデアって、いかが?

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紙の本

こどもサバイバル!

2003/06/13 13:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る

少年・練の家族には、風変わりな習慣があった。海外で働く父と、離婚により別居している義母の千鶴子と妹の千華子の4人で、年に一度団欒の時を過ごすのである。父のいるG国に旅立つ3人だったが、再会の喜びも束の間、千鶴子が他の男と再婚すると聞き、気まずくなってしまう。そして、4人がヘリに乗っているとき、事件が起きた! G国にクーデターが起こり、子供達はヘリから森へ落下して行った…。
 たいへんスリリングな物語。じいちゃんの人徳とか、まっすぐな父、自分に正直な(欲望に忠実な)母と個性ある大人達の描写も良いが、やはり素敵なのは、ジャングルに放り出されてからサバイバルする子供達だ。練もチカも、子供だから…なんて見苦しいいいわけとは無縁な子供。頭脳と肉体を極限まで駆使して、自分たちのなしうるフルパワーでもって、危機に立ち向かっていくのである。実に勇ましい。そんな2人の勇姿に比べると、やはり大人達の登場シーンは少々見劣りするような感じがしてしまうのであった。
 そして、ジャングルをさまよう2人を救ってくれながら、同時に未曾有の窮地に突き落としてもくれる、つかみ所の無い少年・ニコがたいへん魅力的である。
 冒険を経てもイコール現実問題の解決、にはならないところがちとやるせないけれど、爽やかな読後感を残す1冊である。
p.s.これは、幻冬舎文庫『上と外』1〜6巻を1冊にまとめたものです。

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紙の本

その昔、「ジュブナイル」ってカテゴリが……。

2003/05/10 10:11

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投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ジュブナイル」ってカテゴリが、かつて「あった」、とされている。でも、これって本当か? と、個人的には結構疑問持ったりしているんだけど。そのジャンルの嚆矢とされている「スティーブンソンの「宝島」だって、つまるところ、「当時のモノとしては珍しく、子供が物語中でそれなりの役割を果たす」という程度のもんであって、主役はけっして子供ではなく、ジョン・シルバーとかの海賊たちだ。ヴェルヌの「十五少年漂流記」とか、「子供(たち)が主役のお話」というのは、現在も含めて大抵の時代に書かれてきたし、これからも当然書かれると思うけど、それらの大半は、必ずしも「子供(たち)のための物語」ではない。無論、理解力が育たない年齢層に向けて、事物を単純化した物語は厳然として存在するわけだけど、そういうのが通用するのは年齢一桁、いわゆる小学校低学年までであって、せいぜい「児童向け」と呼称するべき。そう、ティーンエイジャーの理解力というのは、現実問題として、大人と大差ない。まあ、頭がよいのと悪いのと、個人差というのはあるでしょうけど、そういうのは「個人差」であって年齢層とはまた別のはなし。
 前置きが長くなった。この「上と外」読んで、上記のようなことをだらだら考えてしまったのは、中学生の兄弟、練と千華子の(たぶんにゲームめいたイニシエーション儀式が用意されている)冒険談と、彼らの両親や親族、また、「新しい国」を巡る様々な出来事が前後して語られるモザイク状の構成に興味を覚えたから。
「これ、ちょっと前のジュブナイルなら、練たちの儀式やジャングルでのサバイバルの背景として簡単に語られるだけの部分なんだろうな」、
と。
 もちろん、そうならないのは、現在の「家族」や「世界」の複雑さ故であり、恩田陸という作家の資質でもあり、なんでしょうけれど。
 いや、もちろん、読んでいて面白かったわけだけど、行方不明になった練たちの捜索に一番役に立ったのが日本にいる町工場のおじいちゃんだったり、練と千華子の冒険を見守る、ゲームマスター的な存在であるニコが配置されていたりの、「無邪気さを装った安全装置」みたいな設定がなされているあたりは、ちょっと気にかかった。独立したキャラクターとしてみると、おじいちゃんもニコも非常に魅力的な存在だと思うんだけど、こういう「後見人」おかなけりゃ「冒険談」そのものがまともに成立しない時代なんかな、と、一抹の寂しさも覚えます。

酩酊亭亭主

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2004/11/23 22:21

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2004/11/27 18:53

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