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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2003/02/26
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/193p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-321760-6

紙の本

しょっぱいドライブ

著者 大道 珠貴 (著)

【芥川賞(128(2002下半期))】34歳独身の「わたし」と60代妻子持ちの九十九さんのしょっぱい愛の物語。芥川賞受賞作「しょっぱいドライブ」のほか、「富士額」「タンポ...

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しょっぱいドライブ

税込 1,362 12pt

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商品説明

【芥川賞(128(2002下半期))】34歳独身の「わたし」と60代妻子持ちの九十九さんのしょっぱい愛の物語。芥川賞受賞作「しょっぱいドライブ」のほか、「富士額」「タンポポと流星」の計3編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

しょっぱいドライブ 5-78
富士額 79-100
タンポポと流星 101-193

著者紹介

大道 珠貴

略歴
〈大道珠貴〉1966年福岡市生まれ。2000年「裸」で九州芸術祭文学賞受賞、同作品が芥川賞候補となる。2003年「しょっぱいドライブ」で第128回芥川賞受賞。他の著書に「背く子」がある。

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みんなのレビュー47件

みんなの評価2.6

評価内訳

紙の本

実は癒しの一冊かも、、、。

2005/10/21 22:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 芥川賞受賞と、いうことで、読んでみました。
表題作の他、二編収録されている短編集です。
 大道さんは、人間の持っている、嫌な部分、ダメな部分も
あからさまに書き、
 でも、それって、しょうがないんだよねぇ、、へへへへへへ
って、感じで、笑いに変えて、
 そういうところも、含めて、人って生きていくんだ。
と、書かれている様に思います。

 こうありたい、とか、
ああなりたいとか、理想を思って、
そのギャップに、苦しんだり、悲しんだりする毎日なのですが、
 そういう、ダサいところ、ダメな所も、
認めていかなければ、いけないと
 僕自身も最近そう思う様に成りました。
 でも、夢や希望を持たないと、生きていけないし、
 理想や、夢を持つことこそ、ポジティヴに生きることなのに、
それが、高すぎても
 挫折と、ストレスになってしまうし、
と、人って本当に難しいですね。
 そんなことを、思いました。
 結構、突きつける様に、シビアに描写してあるのに、
その実は、逆で、
 それで、良いんだよ、の、
癒し系の、一冊かもしれません。

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紙の本

のんびり、ぼんやり生きていく女

2003/07/02 10:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 半径2mの出来事をつらつらと描く短編3編を収録している。どこか醒めてサバサバとしたヒロインたち、始めも終わりも無い日常を切り取ったスト−リー、やけにリアルな女友達…アレ? この読み味って、群ようこに似てるような? エロありの群ようこって感じの本ですね。
 「しょっぱいドライブ」三十路のヒロイン「わたし」のボーイフレンドは、としよりの九十九さん。主人公は親子代々、人の好い九十九さんに、返す当てもなく金を借り続けているのだった。そんな九十九さんとなんとなく付き合っている「わたし」は、九十九さんの肉体の老いをつぶさに観察する。好きでもないけど嫌いじゃないし、まあいいじゃないか…という主人公ののんびり人生観が、癒しになる人もあるのだろうが、私にはわからなかった。好きでもないジイサンとなぜ?と思ってしまうのだ。
 その九十九さんだが、6,70代にもなって未だ衰えず、肉体はついていかないが、精神は現役のオトコなのである。うう、恐ろしい。この九十九さん、ただのお人好しではない。なんと一度とはいえ、娘ほどの歳のヒロインと肉体関係を持ってしまっているのだから。あれまあ、彼は妻子持ちだというのに。本当に善人ならば、そんな関係にはなるまい。しかし、ヒロインと九十九さんとの関係に「借金のカタ」とか陰湿な情念はみじんも無い。カラッとアッサリ、全てはなんとなく過ぎゆくのだった。
 もしかしたら、非モテ系のヒロインは、老人を相手にすることで「としよりから見れば私は価値ある若い女」という、同年代の男からは得られない優越感を味わっているのかもしれない。たとえ本人は意識していなくとも。
 文学の中の老人なので、加齢臭の代わりにバニラエッセンスの香りがするそうだよ、九十九さん。
 「富士額」これは、私、キライです。中学2年生の登校拒否少女が、しょっぱなからいきなりお相撲さんとヤッてしまう。なぜに、お相撲さん!? そんでもって、体重の重いお相撲さんが少女をつぶさないように上手くSEXする様子が描かれている。主人公の少女が、自分のSEX初体験でありながら、幽体離脱でもしたかのような、どこか冷静な目で相手の挙動を観察しているのもヘン。離人感ってヤツですか。
 最近の純文学は私ほとんど読まなかったのだが、すぐヤッてしまうのですね。そこに恋愛だとか、ヤる理由というものは特に無い。なんとなく。なりゆきで。ヤッてしまう。昔の純文学は、ヤるかどうかでグダグダ悩んでいたように思うが…今はもう、始めにSEXありき、なんでしょうか。そして性行為によって何が始まるでも終わるでもないんだな。呼吸するように、ごはんを食べるように、お出かけするように、気軽にSEX。人間ってのはヤるドウブツなんですね。脳みその古い私はこの展開についていけません。
 「タンポポと流星」そばにいるとうざったいのに、離れると無性に気になる、腐れ縁の女友達。私は友人が少ないので、このような戦友のごとく互いの性分を知り尽くした女友達ってものに憧れます。
 このヒロインも、ちょっとイイナと思う男性とすぐに…。ひええ、やはり、ついていけない。 

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紙の本

さようなら純文学

2003/03/24 23:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:香林 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ダメ人間をブンガクが描く時、胸を打つのは、負け犬の誇りを通じて描く、人間の尊厳なのではないだろうか。この作品に、果たしてそれがあるか。読者が見いだすのは、社会に対してふてぶてしく居直る、中年の影の兆した女性主人公だけかもしれない。

処女作の「裸」は、荒々しく新鮮な活力があったけれど、この受賞作は残念ながら期待はずれだった。確かに、以前の作品よりまとまってはいるだろうけれど、いろいろ勉強して、小賢しい文学的知恵をつけただけなのではないか。ユーモアもペーソスも薄っぺらで、微笑よりも弱々しい苦笑を誘う。
60代男性と30代女性との恋愛もどき、ということが、高齢化社会をにらんだ作品の売り方だが、淡い期待を抱いて手に取った戦前戦中世代のおじさまたちも、失望するのではないか。戦争と飢餓を経験してきた方達の中には、情けなく見えても、実は、この殺伐とした不況下に動揺しない精神的強靱さを隠し持っている人も多い。いくら老後生活が心配でも、若い女に「あんたも居直りゃいいんだよ」と今頃諭されたくないだろう。

人は希望があれば苦しむけれど、希望がなければ魂は死ぬ。魂のない作品に芥川賞を冠したことで、ますますジュンブンガクは、世間から見放されるかもしれない。弔意を抱かずにはいられない。

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紙の本

しょっぱい受賞

2003/03/02 18:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第128回芥川賞受賞作。物語は三四歳で独身の「わたし」が「としよりの運転だから、手が滑ったり目がかすんだりし、うっかり心中にでもなり兼ねないとこころして、助手席に乗った」場面から始まる。「としより」と揶揄される九十九(つくも)さんは、「わたし」の父と同級か少し下、でも六十は越えている人のいいおじさんである。これだけの年の差はあるが、二人は先週寝床を共にした関係でもある。動き出した車は海岸沿いを走っていく。まさに潮の香りで「しょっぱいドライブ」(この題名は芥川賞の選考会で「稚拙すぎる題」と酷評された)だが、二人の関係もかなり「しょっぱい」ものだ。

 芥川賞の選考委員である黒井千次氏は「二人の間に計算と無垢、太々しさと純心とのドラマが生れる」と評しているが、九十九さん以外に遊(あそび)さんという憧れの彼氏を忘れられない「わたし」は、物語の主人公としてはあまりに貧弱のような気がする。黒井氏がいうような「なにがあっても低い姿勢でしたたかに生き続ける人間の力」が、私には感じられない。そこには単に物語の成り立ちとして造形された薄っぺらな女性がいるだけだ。

 選考過程の会見の席で黒井氏は「元気が出ないという否定的意見もあったが、元気が出ないということを書こうとしている。いかにも小説を読んだという読後感がある」と評価しているが、小説とは一体何なのかという議論を選考委員の間でもっとなされてしかるべき作品だったように思う。元気が出る出ないということではなく、小説が読み手に与える感情の緊張感がこの物語にはない。少なくとも高樹のぶ子委員がいうような「厚みのある秀作」とはけっして思えない。

 物語を読むということは、個人的な行為である。だから、ひとつの物語をどのように読んだとしても、それはあくまでも個人的な感想である(実際芥川賞の選考委員の中でも石原慎太郎委員や村上龍委員は否定的な意見を述べている)。しかし、これが芥川賞という新人発掘の文学賞の選考であるならば、やはり文学としての一定の水準は維持すべきだろう。「この賞はいよいよ内向的になっている」という池澤夏樹委員は「賞を惜しんではいけないと思って」この作品を最後に推したらしいが、そのような選考自体が最近の小説を小さくしているような気がする。「芥川賞受賞作」として書店に並んだこの本が、どのような読まれ方をするか、気にかかるところである。(なお、本文の選考委員の選評は文芸春秋三月号から引用)


 

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2004/10/23 07:55

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