- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.3
- 出版社: 角川書店
- サイズ:19cm/284p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-04-791441-X
紙の本
考える道具
偉大な哲学者たちは「どのように」考えたのか? ソクラテス、プラトンからヴィトゲンシュタイン、デリダまで、西洋哲学のエッセンスを考えるツールとして使うための絶好の哲学案内。...
考える道具
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商品説明
偉大な哲学者たちは「どのように」考えたのか? ソクラテス、プラトンからヴィトゲンシュタイン、デリダまで、西洋哲学のエッセンスを考えるツールとして使うための絶好の哲学案内。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ニコラス・ファーン
- 略歴
- 〈ファーン〉ロンドンのキングズ・カレッジで哲学を専攻。『Independent on Sunday』紙などに寄稿している。
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紙の本
タレスの水、ソクラテスの尋問、オッカムの剃刀、デカルトの悪霊からデリダと脱構築まで25の哲学者の考える道具を紹介している
2003/05/29 16:04
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投稿者:thomas_a - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白い本です。哲学や論理学、西洋史に関心のある人はもちろん、最近流行りのロジカル・シンキングや心理学、それいけココロジー派のカウンセラーの方にまでとても役に立つ内容となっています。ただし教養本には関心はないという人は遠慮した方がいいかもしれません。哲学者や思想家ネタを扱っているだけに、それなりのわずかな覚悟、意気込みは求められます。著者はロンドンのキングスカレッジで哲学を専攻したライターであり、本書の位置付けは哲学の入門書です。おそらく、この書物を書くに当たっては、ラッセルの困窮生活を救ったベストセラー『西洋哲学史』を大いに参考にしたのでしょう。
この本の魅力には、インターネットサイトのポリロゴスを主催している中山元氏の翻訳も貢献しています。文章がとても読みやすいのはもちろんのこと、豊富な注と豊富な参考文献の紹介がこの本の価値を高めてくれています。氏のサイト、http://nakayama.org/polylogos/を参考にされるのもよいでしょう。
私は個人的には、この本をビジネスマンの論理的思考力のトレーニングと知的武装、およびキャリアを考える上で役に立ててほしいと考えています。