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- カテゴリ:大学生・院生
- 発行年月:2003.3
- 出版社: 南山堂
- サイズ:26cm/373p
- 利用対象:大学生・院生
- ISBN:4-525-14002-X
- 国内送料無料
紙の本
新薬理学入門 改訂2版
著者 柳沢 輝行 (編著),谷内 一彦 (著),布木 和夫 (著)
総論、薬理学によって解明された情報伝達機構、神経系に作用する薬物、循環器系に作用する薬、水・電解質と利尿薬、呼吸器系に作用する薬、消化器系に作用する薬ほか15章からなる薬...
新薬理学入門 改訂2版
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商品説明
総論、薬理学によって解明された情報伝達機構、神経系に作用する薬物、循環器系に作用する薬、水・電解質と利尿薬、呼吸器系に作用する薬、消化器系に作用する薬ほか15章からなる薬理学の入門書。1997年刊の改訂2版。【「TRC MARC」の商品解説】
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著者コメント
2003/03/26 03:15
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投稿者:柳澤輝行 - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬理学(難しい科目?) まず、全体像を眺めてみよう(その1)
薬理学の教科書は比較的平易な入門書から各種の国家試験を視野に入れた解説書やさらには薬理学会の重鎮・精鋭を戴いた共著で充実した大部のものまで様々な意匠を凝らしたものが多数ある。それでもあえて新しい入門書を書いてみようと思ったのは、薬理学講義の難しさと薬物に対する学生達の理解が核心に触れておらず講義の内容が彼らの血となり肉となっていないとの危惧があったためである。最先端の事項を網羅した大部の共著は調べものには適しているが、入門者にとってはあたかもジャングルに踏み込んでしまったように感じられるのではないか。彼らにとって大切なのは治療学の基礎となる薬理学の全体像を細部にこだわらずにあたかも鳥瞰図のように眺めることであろう。
ところで薬理学は他の科目に比べて難しそうである。アセチルコリンやアドレナリンはまだいいが、アトロピン、プロプラノロール、シメチジンなどのなじみのない基本的薬物名をその作用機序とともに理解し記憶することが求められる。また、学問の進歩とともに薬理学の関連領域の情報が膨大になってきている現実もある。主要な薬物は臨床の場で出会うことの多い種々の病態や疾患の治療薬である。ところが、多くの入門者は病気、ましてその治療の原則を全くといって知らない状態で治療薬を学ばなければならない。このように薬理学は入門者ばかりでなく講義するものにとっても難しい学問であるといって良い。