- カテゴリ:小学生 中学生
- 発行年月:2003.3
- 出版社: あかね書房
- サイズ:22cm/382p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:4-251-06281-7
紙の本
盗神伝 1 ハミアテスの約束
著者 メーガン・ウェイレン・ターナー (作),金原 瑞人 (訳),宮坂 宏美 (訳)
盗人ジェンは永遠の命と国を治める力を持つ伝説のハミアテスの石を求めて旅に出る。ジェンの本当の計画とは? ハミアテスの石の行方は? 数々の賞に輝く冒険ファンタジー。【「TR...
盗神伝 1 ハミアテスの約束
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商品説明
盗人ジェンは永遠の命と国を治める力を持つ伝説のハミアテスの石を求めて旅に出る。ジェンの本当の計画とは? ハミアテスの石の行方は? 数々の賞に輝く冒険ファンタジー。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
メーガン・ウェイレン・ターナー
- 略歴
- 〈ターナー〉シカゴ大学卒業。1995年ヤングアダルト向けの短編集で作家デビュー。その後、全米図書館協会ヤングアダルト部門ベストブックなど、数々の賞を受賞。
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紙の本
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2012/02/25 22:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お月見 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おれに盗めないものはない、と公言してはばからない少年ジェン。そのビッグマウスぶりが災いとなり、ジェンは牢獄に入れられ、牢から出して貰う見返りに、王の密命を受けることになります。
RPGの冒頭のように、主人公、賢者、その弟子、護衛兼お目付け役の兵士といったパーティの一行の出立から物語の幕が開きます。時折はさまれる神話のエピソードは、一見、ストーリーとは無関係のように見えてラストに向けて実に効果的な伏線となっていくのでした。
読み始めは、話に入っていくまで少し時間がかかりましたが、最後まで読んで、隠された登場人物の謎に驚き、ジェンのキャラクターの多面性に惹かれ、2巻、3巻とむさぼるように読みました。
現在、5巻まで出版されているシリーズものなのですが、まず1、2、3巻が続けて出て、時を置いて4、5巻が出版されました。4、5巻が出るまでが待ち遠しくて、ようやく出版されてまたむさぼり読んだのですが、主人公の苦難の道もまだ続き、(本人は飄々としていて苦難とも思ってなさそうなのがまた、ほうっておけない魅力なんですよね)登場人物の行方や国と国との波乱のかけひきもまだまだこれからの状態で、6巻を待ちわびている状態です。
児童書と侮ることなく、まず1巻の最後まで目を通して欲しいです。そしてこのお話にはまった方は、ぜひ2巻も読んで驚いて欲しい。為政の責任と重圧の中で、なんという愛憎。いや愛情なのですが、ここまでしますか、と。今までの認識が根こそぎひっくり返って、どっかへ持っていかれた気持ちになります。そして軽いキャラ、重いキャラ。善人、悪人と簡単に分けられないもどかしい気持ちにもなります。間違いなく面白さは保障しますよ。
久しぶりに読み返して、ちょこっと、最近の韓国ドラマの大河時代劇もの(韓国王朝もの)や、今放送されている、NHK大河ドラマ「平清盛」のマツケン清盛の、痛快な野放図ぶりを思い出しました。設定はまるで違うのですが、血沸き肉踊る戦いシーンや、政治的なかけひき。キャラクターの自由闊達でいて、時に人懐っこく、時にまともに傷ついてジュンとなるところもあったりの、意外な共通点でしょうか。
紙の本
あなたも巧みに騙される
2003/12/21 18:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまのじゃくだけど憎めない盗人の主人公ジェンの話。
最後の最後まで結果がよめず読んでいくうちに、この世界にはまっていく。
話の結末に「えぇ?!」と思ってしまう。
意外な結末に騙されてしまったけれど何とも言えない満足感に浸れました!
紙の本
アメリカで話題の冒険ファンタジー。ニューベリーオナーブック、全米図書館協会賞など数々の賞を受賞しています。
2003/06/17 19:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エーミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
盗っ人が主人公の物語です。アトリア国とソウニス国の争いは続いていますが、中立国であるエディス国によってどうにか均衡を保っています。そのエディスにはその石を手にするものに不死と国を治める権利を約束するハミアテスの石の伝説がありました。その石を手に入れて両国に平和をもたらしたいと思うソウニスのメイガス(王の助言者)の計画のもとに、冒険の旅がはじまります。盗めないものはないという盗っ人ジェンにハミアテスの石を盗ませるための旅をすることになります。
物語はジェンの眼から見た「おれ」という1人称で展開していきます。共に旅をして行くメイガスとメイガスの弟子らしき若者アンビアデスとソフォスそして兵士ポル。それぞれの人間関係はよくわかりません。ともかくジェンから見た様子をもとに物語はすすんでいくのです。それが全体像をわかりにくくしていてもどかしく感じるところがあります。最後のどんでんがえしを効果的にするためなのでしょうけれど、もうひと工夫ほしいところです。しかし、最後まで読むとやっぱり、ふーん。なるほど! と感心してしまうほど凝った作品です。登場人物が個性的でかつ、いきいきと描かれています。シリーズIIのアトリアの女王・上下でこの登場人物にもう一度会いたいと思います。今度は何をするのかと楽しみでたまらなくなっているのです。
最後まで読んでアレ? と思って、また読み返したくなる不思議な魅力をもった作品です。
(エーミール/図書館の学校・児童書選書委員会)
紙の本
内容紹介
2003/05/09 19:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“この盗人の物語を読まないのは、もはや犯罪である”
(※ブレティン・オブ・ざ・センター・フォー・チルドレンズ・ブックス評)
全米で話題騒然の冒険ファンタジー!
自分は盗みの名人だと公言してはばからなかった少年ジェンがついに捕まった。ソウニス国王に仕える助言者メイガスがジェンの独房を訪れ、ジェンの腕を見込んで、ある物を盗みに行ってほしいという。成功すれば自由の身になれると告げられたジェンは、メイガスの依頼を引き受けることにした。ジェンが盗みださなければならないのは、手に入れた者には永遠の命と国を治める力が与えられるという伝説を持つ「ハミアテス」と呼ばれる石だった……。ハミアテスの石の行方は? そしてジェンが心に秘めた計画とは?
サスペンスに満ちた展開と思いもかけぬエンディングが読者の期待を裏切らない長編冒険ファンタジー!
【主な登場人物】
ジェン … 主人公。盗人の少年。
メイガス … スーニス王国の賢者。
ソフォス … メイガスの弟子。
アンビアデス … メイガスの弟子。
ポル … スーニス王国の兵士。