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商品説明
よいコミュニケーションは「質問力」から生まれる。著者の長年の主張を凝縮した一冊。「質問力」は技化(わざか)できることを説明し、良い質問とは何かを解説する。谷川俊太郎、手塚治虫、河合隼雄ら対話名人に学ぶ実践の書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
斎藤 孝
- 略歴
- 〈斎藤孝〉1960年静岡生まれ。現在、明治大学文学部助教授。「身体感覚を取り戻す」で新潮学芸賞、「声に出して読みたい日本語」で毎日出版文化賞特別賞を受賞。その他の著書に「人間劇場」など。
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紙の本
対談と仕事の会話は違う
2005/02/26 15:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:六等星 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に掲載されいてる、お手本となる質問の多くは著名人の対談からの引用である。対談やトーク番組というものは、それ自体がエンターテイメントであることに商品価値があるから、意外性や、娯楽性が必要であるし、そこに狙いが定まっている。対談する側も仕事としてやっていて、対談が完結してもしなくてもよいから、ある意味気楽だ。「徹子の部屋」や「おしゃれ関係」が番組という商品として成り立つ所以だ。
一方、ビジネスの現場では多くの場合、会話から商談や問題解決に繋げるという目的性を兼ね備えていなければいけないから、ダイアログを突拍子もない方向性に進めるわけにはいかない。会話の方向性と論理性を維持しながら本来の目的を達成する、ファシリテーションが出来なければならない。その意味では、本書の実例は、ビジネスマンには余り参考にならないかもしれない。
しかし、著者が主張する「沿いつつずらす」、という発想は使えそうだ。この感覚だけ頭の隅に置いて、日々のコミュニケーションをとれば、自分なりの質問力はつくであろう。著者の細かいアドバイスはあまり気にせず、しばらくして復習のために読み直して、「質問力」の実感を感じられれば結果オーライだ。
紙の本
人は誰でも「天才」である。ただし「天才」であるだけでは無意味な存在だ。
2008/11/15 11:40
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バリューラー - この投稿者のレビュー一覧を見る
質問することにより、相手が触発されて、新たな発想や”気づき”が生じるような影響があれば意味のあるひと時となる。
人はもともと考える力を普通に持って生まれてくる。感じる力もしかり。したがって、それを見せつけたところで、意味はない。自明な事柄であるからだ。
自分が「能力がある」ことを主張するための質問は「自分は人間である」と言っているようなもので、「だからどうした」で終わってしまう。
他の人に影響をもたらす質問のために著者は四つのポイントでまとめている。
1、相手が話しているのは自分の質問が起点となっていることを認識すること。
2、相手の話に沿いつつ、質問の角度を少しづつ本質方向へ、ずらしていくこと。
3、相手の話によって、自分の中に芽生えたことを、率直に伝えること。
4、相手が気づきつつあることを、導く質問をすること。
以上を踏まえた上で、最大の難関「自分自身への質問と答えをシュミレート」することが、後天的能力である質問力を磨くことができる。
話し上手とは、「話させ上手」であることがよくわかる一冊です。
天才をもう一歩進めるための質問「いい質問とは何か」を今でも深く考えさせられている。
紙の本
究極のコミュニケーション能力
2003/05/17 15:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「初対面の人と3分で深い話が出きる!!」 これが帯に書かれているメッセージである。この『深い話』というものがポイントになってくる。
この本では,1対1の会話をコミュニケーションの基本ととらえている。1対1で会話をするときに,どのように会話を進めれば,相手から最高の情報を得られるかが,斎藤孝さんがこの本でもっとも訴えたい部分である。1対1の会話で質問力を磨けば,大勢を相手にするときも,講演者に対して質問するときも,最良の質問ができるようになってくる。
世の中には,まったくくだらない質問があふれている。講演会の後の質問では,講演者がすでに話してしまったことを質問したり,講演内容とまったくかけ離れたことを質問したり,自分の知識をひけらかすだけで何が聞きたいのかわからない質問をしたりする人が多すぎる。
私はそう思っているのだが,私自身も良い質問ができないでいる。質問力を鍛えたい。そう思っているところに,この本が出た。この本を購入してから何度か読み返し,普段の何気ない会話の中にも,できるだけ吟味した質問を入れるようにしている。
相手の話に熱心に耳を傾けるようになった。つまらないことに惑わされないで,物事の本質を見つけようとするようになってきた。
まだまだ,コミュニケーション能力はたりない。しかし,良い質問をしようと心がけていれば,会話力,コミュニケーション能力は増してくるはずである。
この本に出てくるコミュニケーションの秘訣は,「話に沿う技」「話をずらす技」であり,相手の話に沿って話を進め,ずらしながら本質に迫っていくのである。
具体的な例として,谷川俊太郎,手塚治虫,黒柳徹子,村上龍,河合隼雄,徳川夢声,ダニエル・キイスなどの対談をあげている。
良い質問とはどのような質問だろう。斎藤孝さんは「具体的かつ本質的な質問」「頭を整理させてくれる質問」「現在と過去が絡まり合う質問」をあげている。それらがどのような質問であるかは,この本を読んでほしい。座標軸を使いながら納得のいく説明をしてくれている。
そして究極の質問は,「答えている当人がその質問をされるまで思いもしなかったものが導き出されるものを,最も優れたクリエイティブな質問」(p148)と言っている。ハイレベルな質問力を身につけた者同士が会話をすれば,お互いの考えはまとまり高められていくだろう。
この本と合わせて,斎藤孝さんの『「できる人」はどこがちがうのか』を読むことを薦めます。
紙の本
質問力話し上手はここがちがう
2003/05/22 21:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
「質問力」を技化(わざか)すると言う言葉にとても惹かれ購入しました。
公的な会話でも、私的な会話でも、とても豊かな会話が出来たと思う時、逆の時が何故起こっていたのか、この本を読んでとても明確にわかりました。
相手への言葉の投げかけ方が大切だと言う事はわかっていたつもりです。
しかし質問を思考する為の座標なんて考えて見た事もありませんでした。
最近、人の会話プロセスがとても気になります。
今まで興味が全く無かった対話本などにも興味が沸いてきました。
まだ、自分が話す過程で、自然と座標が浮かぶには至りませんが是非身につけたいと思っております。
紙の本
早速試してみたくなる本
2004/01/12 14:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yaeba - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミュニケーション力が大切、コミュニケーション力をつけよう、とよく言われているけれど、「コミュニケーション力」というものは目には見えない曖昧な力です。どうやって鍛えたらいいのか分からない、という人が大半でしょう。
その方法を具体的に提示しているのがズバリこの本です。
「質問力」を意識することによって相手とレベルの高い会話がができ、優れた人から話を聞くことによって自分自身が成長できると斎藤氏は述べています。
谷川俊太郎、手塚治虫、黒柳徹子、村上龍、河合隼雄、ダニエルキイス、宇多田ヒカルら対話名人の名対話を引用して質問力向上のテクニックが説明されており、その対話の鮮やかさに感嘆すると共に納得させられます。
私が「使えそう」と思ったテクニックを以下に書き出してみます。
・うなずく→共感
・相手が話したい、自分が聞きたい話が「ストライクゾーン」
・お互いが好きなもの、接点を見つける→親密な会話ができる
・相手の発言の中から、ポイント・キーワードを探し、繰り返す→話を理解しているというサイン
・相手の劇的な変化について聞く→変化について、人は熱く語る
・「○○のコツは何ですか?」と聞く→具体的な話が聞ける
・抽象的な話になったときは「具体的に言うとどういう事ですか?」と聞く
・その人の本当に苦労した部分、力を入れている部分を把握し、結果よりも経緯について聞く→深い話が聞ける
・相手に対して事前に勉強しておき、他の人が気づかないようなポイント(相手が苦労しているけど表に出にくいポイント)を質問する
こんな風に質問をされたらさぞかし相手は気持ち良くなって、饒舌になるだろうなぁと想像できます。
質問力向上の為には「相手を把握する」ということが大切なのでしょう。そしてそれはコミュニケーション全般に言えることだと思います。自分だけを押し付けるのではなく、相手を把握する、ということ。
この本を読んで、会話、コミュニケーションは「自分と相手との経験世界をすりあわせていく」という実にクリエイティブな行為であると思いました。
仕事にもプライベートにも役立つ、
女性にも男性にも役立つ、
皆さんにオススメな一冊です。
自分の内側にある力に意識を集中し、それを伸ばしていくという斉藤氏の考え方が私は大好きです。
紙の本
ぜひ、社内研修に使いたい
2003/04/04 23:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
俗に「聞き上手は話し上手」というが、
「聞き上手」になるためのポイントが
著者のいう「質問力」というコンセプトに集約されている。
ぜひ、営業担当者むけの社内研修に使いたい本だ。