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紙の本
信念を持つキャラでさえ、底なし沼にはまる。
2004/11/18 10:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maroni_ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「現実は甘くない!」この言葉、耳にタコができる程聞かされてきた人、たぶん多数いるのではないでしょうか。そしてこんな言葉も。「経営者は、冷静で客観的な分析力が必要」…って、本当なの??? 勤勉なる日本人なら、おそらくこのマンガを読んで、底なし沼にはまる事でしょう。Heaven?に出てくるキャラは、本当に頑固。主人公は相変わらず無表情を貫き通しているし、オーナーは自己中心。シェフは相変わらず、マイナス思考に徹している。しかし、そんなマイ・ペースを貫き通すスタッフ達なのに、なぜか売り上げは伸びてゆく。仏料理店「ロワン・ディシー」には、どんな正論も通用しません。そこに一歩足を踏み入れると、確固たる信念の持ち主・飲食店経営コンサルタントでさえ底なし沼にはまってしまうのです。多分、私達が正しいはずなのに。多分…恐らく…いや、本当は?
紙の本
この世の果て…そこは、天国?
2003/06/20 14:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yaeba - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ロワン・ディシー(この世の果て)」という名のフランス料理店を舞台とし、ワガママだけど憎めない女性オーナーと彼女をとりまく従業員、訪れるさまざまな客をコミカルに描いたマンガ。5巻では、大人以上にマナーを心得た子役の少女、経営コンサルタント、空巣などが来店し、訪れる人全てに普通のレストランではありえない珍事件が起こる。
佐々木さんのマンガといえば、『動物のお医者さん』『おたんこナース』など、どれもキャラクターが面白いのだけど、この『Heaven?』もそう。とにかく、女性オーナーのワガママぶりが強烈。5巻の33話では、訪れた経営コンサルタントからの「人件費がかかりすぎなので、ホールの人間を二人減らしては?」というアドバイスに対して、オーナーはこんな風に言い放った。
「私はね、客のためになんか働いていない……自分のために働いているのよ!! 私がおいしいと思う料理を出す! 私がいいと思う従業員を置く! 私がかわいいと思う小物を使う! レストランは夢と感動の舞台!? それもいいわね。ただし夢を見るのも感動するのも私! だって私の店なんですもの!! 悪い!? 結果として客が喜んでくれればそれもまたよし」(P51〜54)
めちゃくちゃな理論なのに真実をついている…。この自由さに、潔さに、振り回されたり呆れたりしながらも、憎みきれない従業員たち。生真面目すぎる青年伊賀くんがオーナーをフォローし、元銀行員のソムリエ山縣さんがほのぼのとした雰囲気を醸し出し、子供のように無邪気な河合くんや、こだわるけれど気弱なシェフなど、どのキャラクターも肩の力が抜けていて微笑ましい。
佐々木さんがマンガに描くのは決して大きな出来事ではない。出来事自体はささやかなのだけれど、人物の描写が実に丁寧で細やかなのだ(人物描写の細やかさの点では、三谷幸喜作品と似ている)。だからこそ、その小さなコミュニティーに絆や温かさを感じることができる。読んでいて笑えるし、ホッとするし、感動もできる。
「この世の果て」…そこには理想の人間関係があり、ほのぼのとした日常がある。些細なストレスに悩まされる私達にとって、そこは「天国」なのかもしれない…。
紙の本
この世の果て…そこは、天国?
2003/04/27 19:37
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投稿者:yaeba - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ロワン・ディシー(この世の果て)」という名のフランス料理店を舞台とし、ワガママだけど憎めない女性オーナーと彼女をとりまく従業員、訪れるさまざまな客をコミカルに描いたマンガ。5巻では、大人以上にマナーを心得た子役の少女、経営コンサルタント、空巣などが来店し、訪れる人全てに普通のレストランではありえない珍事件が起こる。
佐々木さんのマンガといえば、『動物のお医者さん』『おたんこナース』など、どれもキャラクターが面白いのだけど、この『Heaven?』もそう。とにかく、女性オーナーのワガママぶりが強烈。5巻の33話では、訪れた経営コンサルタントからの「人件費がかかりすぎなので、ホールの人間を二人減らしては?」というアドバイスに対して、オーナーはこんな風に言い放った。
「私はね、客のためになんか働いていない……自分のために働いているのよ!! 私がおいしいと思う料理を出す! 私がいいと思う従業員を置く! 私がかわいいと思う小物を使う! レストランは夢と感動の舞台!? それもいいわね。ただし夢を見るのも感動するのも私! だって私の店なんですもの!! 悪い!? 結果として客が喜んでくれればそれもまたよし」(P51〜54)
めちゃくちゃな理論なのに真実をついている…。この自由さに、潔さに、振り回されたり呆れたりしながらも、憎みきれない従業員たち。生真面目すぎる青年伊賀くんがオーナーをフォローし、元銀行員のソムリエ山縣さんがほのぼのとした雰囲気を醸し出し、子供のように無邪気な河合くんや、こだわるけれど気弱なシェフなど、どのキャラクターも肩の力が抜けていて微笑ましい。
佐々木さんがマンガに描くのは決して大きな出来事ではない。出来事自体はささやかなのだけれど、人物の描写が実に丁寧で細やかなのだ(人物描写の細やかさの点では、三谷幸喜作品と似ている)。だからこそ、その小さなコミュニティーに絆や温かさを感じることができる。読んでいて笑えるし、ホッとするし、感動もできる。
「この世の果て」…そこには理想の人間関係があり、ほのぼのとした日常がある。些細なストレスに悩まされる私達にとって、そこは「天国」なのかもしれない…。
紙の本
ちょっと
2018/10/22 00:21
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投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑っちゃう5巻めです。私のお気に入りエピソードは、泥棒が入る話。泥棒が悪人のはずなのに、このレストランに関わると、泥棒の方に同情してくなってしまう感じが面白いのです。その他はソムリエ試験の話などが入っています。