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さらば深川(文春文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 22件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.4
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/363p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-764003-1
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

さらば深川 (文春文庫 髪結い伊三次捕物余話)

著者 宇江佐 真理 (著)

さらば深川 (文春文庫 髪結い伊三次捕物余話)

637(税込)

髪結い伊三次捕物余話 さらば深川

630 (税込)

髪結い伊三次捕物余話 さらば深川

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みんなのレビュー22件

みんなの評価4.3

評価内訳

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  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ここ一番というとき

2010/10/20 12:31

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

不破友之進が伊三次に謝った。

> 不破はカンと灰落としに煙管の雁首を打つと膝を正して伊三次に向き直った。その厳しい表情に伊三次も思わず背筋を伸ばした。「あいすまぬ」(略)「たとい相手が素町人だろうが、小者であろうが、誤りは誤り。拙者、おぬしが下手人として疑われた時、力になれずに御無礼致した。ならびに、妻女の不届き至極の振る舞いに身体を張って阻止した一件、不破友之進、心からお礼申し上げる」

これって、不破友之進がいなみに結婚を申し込んだときと同じだね。

> 申し訳程度の肴がついた台の物の酒を飲み干すと、不破は「わが妻になっていただきたい」と深々と頭を下げた。(略)「あなたはこんな所にいてはいけません。拙者のことが少々気に入らずともそうする方があなたのためです」(『幻の声~赤い闇~』)

不破友之進は、町廻りに出ると袖の下を取りまくるし、芸者をあげて遊ぶとセクシャルハラスメントをしまくるし、清濁合わせ飲むどころか濁ばっかり飲んでいるような同心だけど、ここ一番というときには、馬鹿正直に糞真面目になるのだ。

何がここ一番なのか、いつが大一番なのか、わかっているのだ。そのときにはためらわずに、裸になるのだ。

だから、彼は、生涯の伴侶を得たし、去っていった相棒を取り戻すこともできた。

> 「旦那、やめて下せェ!」
> 伊三次は仕舞いには悲鳴のような声で不破の腕を取った。顔を上げた不破と眼が合った時、伊三次の鼻の奥はつんと痛み、我知らず、ぽろりと涙が頬を伝った。不破も伊三次の涙に誘われたように赤い眼になった。

この二人、愛……

なんとかさりげなくかわした不破がいなみに食事を持ってきてもらおうと思って襖をあけると、彼女がそこにお膳を持ってすわっていた。

> 「手前ェ、立ち聞きしていたな?」

てっきり、いいえ、すわって聞いていました、って答えると思ったのに、立ち聞きしていない、と答えただけだった。

不破の小者に戻った伊三次は、さっそく、掏摸を追いかける。お文の財布をとった女掏摸。どうやら、元から江戸にいた掏摸ではないらしい。蛇の道は蛇で、伊三次は知り合いの掏摸に相談する。これがまあ、役者のようないい男。

> 「油断していると巾着切りに狙われるわよ」
> ぴったりと伊三次の横に貼りついて来た男が伊三次の耳に熱い息を吹き掛けた。

伊三次がうらやましくなるくらい、かっこいい!

女掏摸は増蔵親分と訳ありのようす。このままでは、増蔵親分も女掏摸もふたりとも悲惨なことになってしまう。そのとき、あの正吉が、ここ一番の、いかにも正吉らしい、大活躍をする。そのおかげで増蔵親分は助かったが、女掏摸は悲しい最期を遂げてしまった。増蔵の慟哭……

ほんとうに、「髪結い伊三次捕物余話」シリーズは、悲しい話が多い。お文の女中のおみつがめでたく弥八の嫁になったのはいいとして、その後に女中に来たおこなは、猫かわいがりしてくれていた亭主を失ってしまう。

お文の生みの母らしい人も出てくる。とてもりっぱな御隠居さんで、その息子も嫁も、よくできた人たちだ。事情があって赤ん坊のときに手放した娘を、病で余命幾ばくもなくなった今になって、探している。お文は、名乗り出ない。名乗り出ればいいのに。御隠居さんの夫は、お文の実の父親とは別人だが、とうに亡くなっている。遠慮する相手はもういないのに。

お文の実の母と父とが、仲を引き裂かれたとはいえ、つかのまでも、愛し合って暮らしていた、というのは、少しでも心慰められる話だけれど。

それにしても、江戸は火事が多い。森鴎外の『護持院原の敵討』に、二月七日、九日、十日、十一日、十二日と、毎日のように出火するので、敵討の旅に出る仕度もままならないようすが描かれている。護持院原は火除け地で、敵討と鷹狩りの名所だったらしい。そこで不破友之進や伊三次たちと、幻術使いの男とが、対決する。昔、テレビでやっていた、「妖術武芸帳」を思い出した。幻術の恐ろしさに後々まで脅え、それでいて、幻術使いの孤独にも思いを致す伊三次たちの姿は、やっぱり、「捕物余話」だな、と、ちょっと、ほっとする。

男の嫉妬が深川を火事にする。お文は、一旦は逃げたのに、実の母の形見を取りに戻ってしまう。

猛火の中に飛び込んでお文を助け出す伊三次。

でもね。ほんとうの、伊三次のここ一番は、その後なんだよ。

> 「茅場町の塒は狭めェが辛抱してくんな」
> 「こんな時に我儘なんざ言わないよ」
> 「すぐに、もちっとましな家を見つけるからよ」

いいなあ。でも、一応、お文は、言います。

> 「もっと前にその台詞、聞きたかったねえ」

ほんとうはね。お金がなくても、家が狭くても、一緒になってくれ、って言われるのを、いつも、今か今かと待っていたのさ。

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紙の本

読者が伊三次とお文との“サポーター宣言”をしたくなる憩いの1冊。

2007/09/22 14:31

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作『紫紺のつばめ』が“すれ違い”がテーマならば本作は“修復と訣別”がテーマと言えそうだ。

最初の“修復”は伊三次とお文、伊三次と不破との修復だと言える。
これに関してはほぼ順調に物語が推移するといってよいだろう。
既存の登場人物の過去におけるいきさつ、あるいは普段では見れない姿の発見などなどをまじえて。

冒頭の「因果堀」では増蔵の意外な過去が浮き彫りにされる。
本編においても新たな登場人物として掏りの直次郎が登場する。
作者の巧みなところは最初は違和感を与えつつも、次第に物語の中に溶け込ませていく点である。
そうすることにより、全体的に“伊三次ファミリー”を構築しているように見受けられる。
読者がより幸せな気分に浸れるような読書が出来るように作者も余念がないといっていいのであろう。

次の「ただ遠い空」ではちょっとわけあり女中のおこなが登場。弥八との祝言を控え、やめざるをえなくて気が気でないおみつの姿が微笑ましい。

「竹とんぼ、ひらりと飛べ」ではお文の実母らしい人が登場。
しかしお文は自分の素性を知らそうとしないのである。
気性が強いようだけど女らしくて可愛らしい点をあらためて読者に知らしめてくれた。

「護持院ヶ原」は作者もあとがきで語っているように異色の1編といえよう。
少しホラー色を交えて趣向を変えている。まるで男性作家が書いた作品のようだ。
不破の男らしさに意外な一面を見たと感じられた方も多いんじゃないであろうか。

なにはともあれ表題作「さらば深川」のインパクトが凄い。

逆に表題作のインパクトが強すぎて、あらゆる意味合いにおいて布石となるべき他編がかすんで見えるという捉え方もあるのかなと思ったりした。
少し、私自身が伊三次とお文の心の動きにとらわれ過ぎて読んでいるきらいがあるのかもしれないなと反省している。

ここでの伊勢屋のやり口はひどいのひとことに尽きる。
まるで“悪の象徴”として伊勢屋を取り上げ、伊三次の“澄み切った正義感”と対比させて女性読者に男性の選び方を伝授しているようにも見受けれるのである(笑)

それほど、伊勢屋の陰湿さは際立っており、読者にとっては伊三次とお文との幸せを願わずにいられなくなる。

読み終えて文庫本の表紙を見ると、伊三次が火事場からお文を助け出すシーンが描かれている。このシーンは読者の脳裡に焼きついて離れない。
三味線(これは亡き母からもらったものですね)を抱えてお文を連れ出す伊三次。
そう2人にあらためてもう失うべきものはない。
あとは幸せをつかむのみなのである。
たとえ波乱万丈の明日が待ち受けていたとしても。

“揺れる女心”という言葉があるが、それほどでもなかったのかな(笑)
裏を返せば、誠実に生きていれば良いことが転がってくるということであろう。
まるで作者が、“正義はいつの時代も勝つという信念を持って生きなさい”と読者に教えてくれているようである。

深川から“訣別”した伊三次とお文、だけど読者はこの2人と訣別することはないのである。

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2008/02/27 00:31

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