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商品説明
ロングセラー・エッセー第2弾。本番直前で主役が交代、元気な母の入院、大学の劇団時代からの親友の死…。津波のように押し寄せる難事件に立ち向かう人気脚本家の奮闘記。『朝日新聞』2001年9月〜2002年12月連載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
三谷 幸喜
- 略歴
- 〈三谷幸喜〉1961年生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。脚本家。著書に「オンリー・ミー」「気まずい二人」などがある。
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紙の本
厄落としに最適
2004/03/03 00:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:檸檬水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を手に取る人間は、
きっと次の2種類に分かれることだろう。
根っからの三谷幸喜ファンである人か
厄年まっただ中な人か。
私は後者の方である。
もちろん三谷幸喜作品のドラマは好きだけれども、
今回ばかりは、彼を脚本家やエッセイストではなく
厄年の先輩と捉えて本を購入した。
本厄の年には何か悪いことが起こる…という。
年が明けたら一日も早くお祓いに行け、とか
何か長いものを母親にプレゼントしてもらえ、とか
超現実的なアドバイスをあちこちで受けた。
何事も信じやすい私は、
すぐさま近所のお寺でお祓いを受け、
後日送ってきてもらったお札を掲げ、
お守りを財布に忍ばせ、
母からもらったネックレスを首にかけ、
いつも以上に交通安全に心がけ…
という緊張の日々を2ヶ月過ごしてみた。
正直、かなり疲れる。
何が起こるかわからないだけに、
敵(厄)はいつ来る? どんな形で来る?と
常にアンテナを張り続けていなくてはならないのだ。
そんな日常は、まるでゴールの見えないトンネル状態。
どんな情報でもいいから、地図が欲しい。
悪い現象だけではなく、そのときの対処法なども載った地図が。
と、そういうときにピッタリなのが、この本である。
結局は他人の厄話を知り得るだけで
実質的に、自分のゴールはまだまだ遠いのだけれど、
少し安心できることは間違いない。
もしこの先、自分に悪いことが起こったとしても
「ああ、三谷幸喜だったらどうするかな?」
そんなことを考えると、少しは気が紛れるかもしれない。
そういう意味での「精神的厄落とし」として、
全世界の厄年仲間に、この本をお薦めする。
(当然、皆様に何も悪いことが起きませんようにと祈りつつ)
紙の本
彼のドラマをたくさん見よう!
2003/04/25 15:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼が書いたドラマを見たことがある人はたくさんいるでしょう。主役以外の人もとってもいい味を出していたり、たっぷり笑えてちょっとじ〜んときたり、私は三谷さんのドラマが大好き。
このエッセイは、自分が三谷さんのドラマが好きな理由がわかった気がする一冊。
一人一人の役者さんに愛情を持つ仕事っぷり、奥様や飼い犬・飼い猫とのプライベートなエピソードなど、彼のドラマと同じ。笑いながらもジンときます。
そして、「笑い」について深く考えたり、もっともっと彼の作品を見よう!と心に誓ったりします。
和田誠さんのイラストも素晴らしい!
この本もたくさんの人に読んで欲しい。
そして、来年は、三谷さんの長年の夢、「NHK大河ドラマ」を手がけるとのことで、ドラマのほうも、たくさんの人に見て欲しいです。
紙の本
内容紹介
2003/04/22 15:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝日新聞社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年は人気脚本家である著者の本厄の年。仕事でもプライベートでも大事件が津波のように押し寄せてきました。舞台の主役が初日直前に交代、元気な母の突然の入院、劇団立ち上げ当時からの親友の突然死、シットコム「HR」に初挑戦、新たな主役による「オケピ!」の再演……何をやってもうまくいかない。もう頭にきた。この世に本当に「本厄」というものがあるなら、それに挑戦状を叩きつけてやる。その決意をもって奮闘し続けた著者の日常を、時にシリアスに、大体はユーモアを交えて描いた身辺雑記です。
女優の妻を労る優しい夫、愛犬とびの初恋を見つめる一人の男、とびが見つけてきた捨て猫を家族に迎え入れる様子など、よき家族人でもある一面もたっぷり描かれています。
和田誠画伯が描くソックリな似顔絵も満載です。朝日新聞好評連載中の同名エッセイの単行本化第二弾。