「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.4
- 出版社: アートン
- サイズ:22cm/1冊
- 利用対象:一般
- ISBN:4-901006-45-2
紙の本
踊りたいけど踊れない
ある日突然自分の中に閉じ込められてしまったミズエ。でも本当の自分はどこにいるのでしょうか? 寺山修司没後20年に宇野亜喜良の叙情的な絵で贈る、女性向き大人絵本。【「TRC...
踊りたいけど踊れない
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ある日突然自分の中に閉じ込められてしまったミズエ。でも本当の自分はどこにいるのでしょうか? 寺山修司没後20年に宇野亜喜良の叙情的な絵で贈る、女性向き大人絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
寺山 修司
- 略歴
- 〈寺山〉1935〜83年。青森県生まれ。歌人、詩人、劇作家、映画監督。「天井桟敷」設立。
〈宇野〉1934年名古屋市生まれ。舞台、書籍他で寺山修司との作品多数。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ノスタル爺が贈る青春絵本
2003/09/12 23:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栗山光司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
寺山修司没後20年ということで、結構、リアル書店の店頭を寺山修司が賑やかしていたが、この本もその流れの企画ものでしょう。それにしても宇野亜喜良は紫綬褒章をもらっても、現役ばりばりで、寺山修司の人気も健在である。
『古本カタログ』の「今は亡き肉筆原稿」の欄(102頁)に画像で、右に斎藤茂吉歌稿『歌集 のぼり道』/毛筆150枚/昭和17年/300万円。左側に寺山修司歌稿『季節が僕を連れ去ったあとに』/ペン書23枚/昭和30年前後/300万円。
と並べて、斎藤茂吉に比してー比較的最近の人と思われる寺山修司の歌稿も同額なのだ。文学史ではまったく扱いが違うのに、古書価では戦前の大歌人と1960年代の寵児が肩を並べるという不思議。いや、枚数が少ないだけ寺山の方が上である。ーとコメントされている。
宇野亜喜良が寺山修司と一緒に仕事をしたのは、新書館刊行の《フォア・レディス》シリーズの第一作目である。このシリーズは女性のための出版物で、当時としては斬新でお洒落な本で女性読者のハートを掴まえた。一度、寺山ワールド、宇野亜喜良にハマルと、抜け出し難いのか、この両者の組み合わせは相乗効果があって、新書館のファンタジーな女性路線のメインになった。その彼女達も今や、団塊の世代で、子育ても終えたのだから、来し方を振り返って、この「大人の絵本」を手に取っても良い。
そんな余裕がないと、お叱りを受けるかも知れないが、そうであるなら、オヤジ連中が、恥じらいを捨てて、たまには老妻にプレゼントしても良いかなと無責任に奨めます。男達にとっても、この御両人は自分の青春と重なる部分があるはずである。
でも、本音は若い人達に見て、読んで、感じてもらいたい。新しい発見があると信じる。
Anthologie de Poemより
もんだいは
海のなかに小さなもうひとつの海があるように/本のなかに小さなもうひとつの本があるのは/たのしいものです
しかも その本には不思議な絵がたくさんあって/あなたを待っている
もんだいは/あなたのなかに小さなもうひとりのあなたがいるかどうか/ということだけです