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- 税込価格:1,676円(15pt)
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たかが紙の上のこと
2005/05/07 23:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:oki - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回のキーワードはこれですかね。
「たかが紙の上のことに、知性を持ったいい歳の大人が我を忘れて、みっともないったら!」というのが、漫画に入れ込み過ぎて家庭を捨てた父を持つ(v_v;)少女の台詞。あまりの鋭さに斯波キングを一発で沈めたこの言葉を、病院から抜け出して漫画博物館に出没するおじいちゃんこと金魚屋店長も口にします。
「たかが紙の上のことだよ。我が子の方が大事に決まっているじゃないか」
そう言いつつも、彼が久しぶりに再会した父子に渡したのは、1通の封筒に入った拙い漫画の原稿でした。「金魚屋さんありがとう」というタイトルのそれは・・・。やられました。思わずもらい泣きしました。
「そう、たかが紙の上。だからこそ、何でも起こりうる。無限の可能性を秘めている」
さすが店長、普段いなくても店長、斯波の師匠。あのダンジョンの制作者だけはある、名言です。
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「思い出せないの…声…。顔は覚えてるのに…パパの声…」
2021/04/24 10:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きん☆ぎん☆すなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編は、既存の漫画を紹介する漫画ですが、出納帳はそこまで熱く漫画を語らず漫画が絡んだ人間模様を描いてます。物語としてはこちらの方が面白い。甘酸っぱい初恋、両親のいない施設の子供、離婚した父親を捜す姉どれもいいお話しです。
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金魚屋古書店はいつもあたたか
2004/10/28 00:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画の古書店、金魚屋を舞台に、一冊の漫画が取り持つ縁や大切な思い出を描いたシリーズ第2巻。この巻でも、漫画をめぐるあったかい話を読むことができて満足満足。漫画を愛する人たちの気持ちがこう、ひしひしと伝わってきて、胸がじんと熱くなったり、ぎゅっと絞られたり。とても良い読み心地に浸ることができました。
話が四つ収められていまして、なかでも「ええなあ」と思ったのが第9話。それぞれに孤独を抱えた三人が、『フランス窓便り』という一冊の漫画を通して、心を通わせていく物語。「ありがとう」「ごめんなさい」「大好き」という三つの言葉と、彼らの笑顔が溶け合ったワンショットが良かったなあ。雨のち晴、いい風も吹いてるぞーってな三人の姿を見てたら、胸にあふれてくるものがあって。良かったなあ、うんうんと、泣き笑いの気持ちに包まれました。
また、漫画の神様に会いに行く話と、女の子が父親に会いに行く話が並行して進む第11話。話の中に、兵庫県宝塚の手塚治虫記念館、鳥取県境港の水木しげる記念館が出てくるんですよね。宮城県の石ノ森萬画館、高知県の横山隆一まんが館なんかとともに、いつか行ってみたいなあと思いました。
書影に出ている人は誰ですかって? 正真正銘のまんがばか、あいや、天下無敵の漫画博士、斯波(しば)さんです。ただ今、金魚屋古書店の地下にある漫画倉庫で、ご機嫌なひとときを過ごしているところ。彼が金魚屋コミで岡惚れしている菜月さんとの(なかなか進展しない)仲は、どうなるのでしょうか。気がかりなので、早いとこ第3巻が出ないかなあと。金魚屋古書店シリーズがこれからも読めますように。楽しみにしてます、芳崎(よしざき)せいむ様。
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コンセプト勝負
2004/06/06 07:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:せどり男爵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画専門の古本店を舞台に絶版漫画本を巡る物語を綴る。コンセプトはすばらしく、古本が輝いている。
出てくる人は全員が漫画好きで善人だ。古本を宝物として扱う。人々は昔読んだ漫画と共にちょっとした思い出があるだろう。そんな話だ。
惜しむべくはこの本の装丁がチープなことだ。本をテーマにするのならそれなりの装丁と印刷にして欲しかった。
単なる紙だけどそれを愛することができる方は一読してみてください。