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紙の本
待望の新訳
2003/07/12 18:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ターミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
このところ、岩波から次々に出ている古典の新訳の一冊。ドイツを荒廃させた三十年戦争(1618〜48)において、旧教・ハプスブルク家の皇帝側最大の実力者だった傭兵隊長ヴァレンシュタインの暗殺を、その前の三日間に絞って取り上げた作品。
やはり新訳だけあって読みやすい。時代背景などが解説には書かれていないが、そこは第一部を読んでいただければ理解出来ると思う。この辺がシラーの作劇の見事さだろう。
訳者の濱川氏には、同じシラーの「三十年戦争史」の翻訳を期待したい。
日本においては、三十年戦争に関する書物が少ないのが不満だ。
表紙がシラーの肖像画でなく、ヴァレンシュタイン関係の絵(肖像画も含めて三枚はある)ならもっと良かったのだが…。