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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.6
- 出版社: 克誠堂出版
- サイズ:19cm/289p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7719-0265-8
紙の本
悪魔の味方 米国医療の現場から
著者 岩田 健太郎 (著)
マーケットが牛耳る米国医療、米国医療を形成する各団体、医療訴訟のあまりに大きな影響力、米国の医者は本当に優秀なのか? など、米国医療の知られざる実態を紹介。感染症科医であ...
悪魔の味方 米国医療の現場から
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商品説明
マーケットが牛耳る米国医療、米国医療を形成する各団体、医療訴訟のあまりに大きな影響力、米国の医者は本当に優秀なのか? など、米国医療の知られざる実態を紹介。感染症科医である著者の仕事などについても言及。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
米国医療だけが医療なのか!
2004/12/03 13:02
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日本は皆保険制度でありヨーロッパの多くも同様な制度を有しているが何故かアメリカにはこの制度が成立しない。何故成立しないのか」
「こんな患者さんのために、私の払っている税金が使われているなんてたまらないわ」
「米国ではこういう気分なのでしょう。がんばって所得を得たものが、成功したものだけがそのがんばりに報われる権利がある」「自分たちが頑張って稼いだ税金を使われるのはフェアではない。米国流の正義感から、彼らはこう考えているようなのです。」
クリントン政権時、皆保険制度を提案したが見事却下された真の原因は、国民がそれを却下した。
また、
「市場原理の導入…市場原理と競争原理とは異なる、市場原理は必ずしも医療の質のみにおいて競争されるわけではありません。…市場を介さない競争というものもあります。」
日本では、行政改革が流行でとにかく市場原理を導入すれば、多くの場合問題は解消されると信じられている。
しかし医療には導入するべきではない。市場とは「国民」であり「国民」が必ずしも正しい選択を常に行っているとは限らない。
米国一辺倒ではなく、欧州、アジアを見て医療改革を行わなければならない。医療費の削減だけが医療改革ではなくまた、日本の医療費は欧州に比べて決して高額ではなく、また真の医療改革の目的は「患者さんに利益になる」ことが目的であって医療費削減が目的ではない!
そして最後に「悪魔」とは誰なのか、ぞっとする現実が待っています。