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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.5
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/312p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-112315-2

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紙の本

沈黙 改版 (新潮文庫)

著者 遠藤 周作 (著)

【谷崎潤一郎賞(第2回)】【「TRC MARC」の商品解説】

沈黙 改版 (新潮文庫)

594(税込)

沈黙

659 (税込)

沈黙

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新潮文庫の100冊 2016 109巻セット

  • 税込価格:65,221603pt
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みんなのレビュー626件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

キリスト教っていうと

2000/10/21 10:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 キリスト教っていうとこの本を思い浮かべるなぁ。完全に物語に入っている前書きから書簡で始まる流れは、違和感なく引きこまれていくし、主題・題名ともにシンプルでいいと思う。でも疑問は、なぜ神が「沈黙」しているか? というところにあって、神が存在するか? というところにはないわけね。まあそれが宗教っていえば宗教ってものだけど。詳しくは

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紙の本

問わずにはいられない

2002/07/23 22:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 神は存在するのかしないのか その答えは誰も知らない。もしいるのなら聞いてみたいことがたくさんあるが、1番知りたいのは あなたが沈黙を守るその理由。戦争・内戦・混乱が絶えないこの地球をなぜ人間に任せておくのですか? それとも それこそが 神がいない証拠なのだろうか?

 話の舞台は島原の乱が鎮圧されて間もない日本 隠れキリシタン達を描く。
神の存在を問うこと自体 背教を意味する。だけど問わずにはいられない 神よ あなたはどこにいるのですか? 神とは一体なんなのか?

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紙の本

沈黙の意味

2013/11/30 23:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

イエズス会宣教師ロドリゴは、日本での布教活動をしていたかつての師フェレイラが、幕府の迫害に負けてキリスト教を棄教したことを知る。その真実を確かめようと、彼は仲間と日本に渡る。やがて日本で捕えられ、キリスト教を捨てるよう迫られるロドリゴであるが、不思議なことにそれを拒む彼に肉体的刑罰は加えられない。彼を待っていたのは、肉体的刑罰よりはるかに過酷な精神的苦痛だった...
 踏絵-この江戸初期に使われたキリシタン発見のための手段について常々疑問に感じていることがある。そもそもイエスやマリアの像は、キリスト教徒の信仰においてどれほどの重大な意味をもつものだろう。もともと偶像崇拝を禁じていたキリスト教においては、ローマ帝国末期にゲルマン人などの未開人に布教する必要から、聖像礼拝が始まったという。このような歴史的経緯を考えると、聖像とは信仰にとって非本質的なものである。なのに、どうしてキリシタンは、それに足をかけても神への冒涜にはあたらないと割り切り、堂々と絵を踏めなかっただろうか。聖像とはそれほど特別なものなのか。
 このような観点から『沈黙』を読むと、己の信仰への固執が、自分だけでなく他の信者をも苦しませることを知り、棄教を決意した二人の宣教師の行為は、キリスト教信仰をもたぬ自分にはきわめて人道的なものに思われるし、逆にそのような状況にあっても、板きれに描かれたキリスト像に固執して、仲間を見殺しにする方が非道であると思う。神が存在するならば、その神が微笑まれる相手は、このようにやむにやまれぬ理由で信仰を捨てた、外面上の背教者であるはずだ。
 迫害に苦しむキリシタンに対し黙して語らぬ神に、主人公のロドリゴは恨み言をいう。神よ、なぜあなたは私たちの苦しみが死後、贖われると一言告げてくださらないのか、その一言だけで、信仰を貫くことができるというのに...しかし神は何も答えてくれない。これこそが本書のタイトルである神の沈黙であるが、そのような沈黙に人は意味を探ろうとする。そのような問いかけもまた信仰であり、また神の御心なのかもしれない。
 棄教はそんなロドリゴが最後に選んだ道であった。物語は、それを許すキリストの声を彼が聞いたというかたちで終わる。十分あり得る話だと私は思う。

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紙の本

信仰という行為への切なさを痛感

2015/09/14 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

「神の平安、基督の栄光」で始まる書簡形式の各章の冒頭部が
不思議な臨場感を生み出し、グイグイと物語の世界に引き込ま
れます。

私自身はキリスト者になり切れなかった者ですが、信仰という
不確かで届かないかも知れない切なる焦がれを追い求める純粋
さに憧憬にも似た感情を持ちました。

クライマックスに主人公の耳に響くイエスの言葉に落涙を禁じ
得ませんでした。

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紙の本

世界に通用する一冊

2015/09/30 22:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本人の手によりここまでのキリスト者の本が存在することはキリスト教と無縁の私には脅威的である。
遠藤氏のきりっとしまった文体が、ストーリーと重畳してすさまじい緊張感を与える。息詰まる展開と救いの無い慙愧。ここまでの話を読むことになるとは。
日本語以外の翻訳もある国際級の一冊であり、読むべきでしょう、これは。

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紙の本

遠藤文学の原点

2016/05/22 16:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

『海と毒薬』『悲しみの歌』の主人公、勝呂医師にとっての原風景といえる黒い海、そして太鼓のような海鳴りが、この小説にも出てくる。勝呂医師がなぜ黒い海を繰り返し想起したのか、そして何を想ったのか。『沈黙』を読むことで、少し理解が深まった気がする。タイトルの沈黙とは、神の沈黙のことだ。主人公は布教のためポルトガルから海を渡って長崎に来た司祭。歴史上有名な「踏み絵」を材に取り、どんなに苦しく、耐え難いことが起こっても、押し黙ったまま、手を差し伸べない神に疑念を持ち、信仰が揺らぐ瞬間を描いている。「転び」「背教」の汚名を着せられる司祭。だが、その彼こそが神の声に最も近づくさまは劇的である。遠藤文学の原点だと感じた。

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紙の本

久しぶりに感動

2017/01/15 21:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sagitta高 - この投稿者のレビュー一覧を見る

遠藤周作氏の本を初めて読んだ
SNSでKADOKAWAのCMが何度も何度も紹介されており
どんなんかなとの単純な気持ちで読み始めた。
文字で読む弾圧の様子と、SNSの弾圧の映像とが重なり合って
ものすごい印象を持った。 人間が人間にこんなことまでできるのかと思わせる。 ものすごい作品だと思う。 転び、そして転向。
時代が変わっても、権力者のやることは同じだ、

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紙の本

為すべきことを為せ

2017/01/31 10:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:rue - この投稿者のレビュー一覧を見る

あまり読書慣れしていない自分ですが、引き込まれ一気に読めました。長崎、かくれキリシタン、踏み絵。テストに出てきた単語、くらいの認識しかなくてそれ以上の事なんて想像したこともなかった自分にとって、衝撃の世界でした。
読み終えていろんな思考がぐるぐる巡っていますが中でもひとつ、心に刺さったのは「為すべきことを為せ」という言葉でした。

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紙の本

再び感動

2017/02/09 13:12

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投稿者:シューミー - この投稿者のレビュー一覧を見る

大分以前に篠田監督の映画を見て感動したが、今般、スコセッシ監督の映画を見て、原作を読みたくなり購入した。信ずることの偉大さ、難しさを実感しつつ読んでいる。良書。

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紙の本

漆黒の闇

2017/02/20 08:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

司祭ロドリゴの苦悩する場面はまさに息つく暇なく読み進められる。それにしても日本人はひどいやり方でキリシタンを迫害したのだと感じた。

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紙の本

若い時から何度となく

2017/03/05 17:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すぱこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の本にチャレンジしていますが、ようやく最近理解が深まった気がします。
映画見に行けないので、こちらで。

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紙の本

深い

2017/03/10 15:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごまちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

深いテーマです。映画化されたことで、改めて手に取る機会になりました。信仰とは何か、救いとは何か、を考えさせられます。晩年の遠藤周作の著作は、正統なキリスト教信仰からはすこしずれていくような気がしますが、この作品は普遍的テーマであり、いつ読んでも胸に迫ります。

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紙の本

わたしもまたキチジロー

2017/03/28 07:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

遠藤周作は2016年に没後20年を迎えた。
 それに合わせてさまざまな企画があったが、なんといってもこの『沈黙』がマーティン・スコセッシ監督によってハリウッドで映画化されたということが大きい。
 その影響も大きかったのだろう、新潮文庫の同作品が累計で200万部を超えたという。
 そういう機会も再読には必要だ。
 私も何十年ぶりかで本棚からこの作品を引っ張りだした。

 この作品はキリシタン禁制の江戸時代に自らの師である司祭が棄教したという噂の中、危険を賭して日本に渡ってきた一人の青年司祭ロドリゴの苦悩を描いている。
 日本までの案内人としてかつてキリシタンでありながらその弱さゆえに転んだキチジローという塵のような男を描くことによって、ロドリゴの苦悩がより鮮明になっている。
 この作品を最初に読んだ時にはこのキチジローの、弱い者ゆえに持つ苦悩が重要なテーマであると思っていたが、今回読むと、やはり主人公はロドリゴであり、キチジローは彼の合わせ鏡に映る人物設定だということがわかる。
 誰の心にも神がいれば、キチジローという弱き男もいる。

 「人間には生まれながらに二種類ある。強い者と弱い者と。(中略)お前はどちらの人間なのだ。」
 ロドリゴは何度もこういった問いかけを自分にし、神はどうして黙ったままなのかと問う。
 最後に彼は神の言葉に導かれて、踏み絵に足をかけるのだが、本当はキチジローの姿を通して何度も神は語っていたのだろう。

 神とは何かを問うたこの作品は、弱さとは何かを問うた作品でもある。

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紙の本

間違いなく、不朽の名作の一つ

2017/04/18 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

2017年の映画を見て、その内容の深淵さに圧倒され、その足で最寄りの本屋に行って買い、帰りの電車の中で読み切ってしまった一冊。あまりに感想を書くとネタバレになるので割愛するが、20世紀のキリスト教文学を代表する作品と評されていることは付記しておこう。

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紙の本

わかりやすくわかりにくい

2017/04/22 23:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

思いのほか面白くすいすいと読み進められ、でもすっきりとは理解しきれず・・・
難しいです。
背教の司祭、彼はその後どうなったのでしょう。資料の形で最後に描かれていますが、その文章が読みにくい。当時の資料として描かれているので仕方ないのかもしれませんが・・私には意味が十分把握しにくくつらかったです。

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