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仮面の告白 改版(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 307件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.6
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/281p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-105001-5
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

仮面の告白 改版 (新潮文庫)

著者 三島 由紀夫 (著)

仮面の告白 改版 (新潮文庫)

562(税込)

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みんなのレビュー307件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

共同体や土地から切り離されてアイデンティティーが揺らいだ近代の人間。列強の一員たるため急激な西欧化でエートスが薄まった近代の日本。個人と国家の顔にはりついた仮面が素面となったのだろうか?

2001/07/11 12:02

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小説を作品そのものの出来や面白さで判断するのではなく、作家の経歴を云々したり、作者の生きた時代背景を透視して論じるなんていうのは好かないねという人がいると思う。
 でも三島由紀夫に関しては、彼の死に至るまでの言動からも明らかなように、ひとりの作家という存在を超えてオピニオンリーダー・活動家という社会的存在が広く認知されるようになった。小説は、その顔のプロパガンダのための道具になっていったのではないかという見方さえできる。
 だから、いつのころからか三島の小説を読むには、近代日本をどう捉えるか、その精神構造はどんなものであったか、薄ぼんやりとでもそういったことを意識できるようになった方がいい。もっと言うなら、自分や人の生と死について考える時間をもってからの方がいいのではないかという感じがしていた。

 代表作のいくつかは学生時代の夏休みに読んだ。それが今、飯島洋一氏の『<ミシマ>から<オウム>へ』という優れた論考を読んだのをきっかけに、20年ぶりに時代を追いながら三島を読んでみたいなという気になったところである。再読のつもりで手にとった本書だが、昔これを途中で投げ出したことを思い出した。
 「何だ。男色の肉欲についての小説か。そんならいい」
 その程度の理解しかできなかったわけである。

 少年の倦怠を絢爛な筆致で描いた処女作『花ざかりの森』が出たとき三島は弱冠16歳。病弱だったが学業や文芸に豊かな才能を発揮していた三島の10代の決算が『仮面の告白』である。

 ギリシャ神話の神々や古代ローマの英雄たちをイメージした筋骨隆々たる若者の肉体に惹かれ、治まるところを知らない肉の欲、血への渇望。それらが、10代の体の奥でうごめく訳のわからない妖怪のようなものとして前半部分に書き表されている。

 後半は、病弱であるから20歳までに死ぬと友人に言われ、自身も将来への恐怖から死を待ち望んでいた三島にとって幸いであった戦争、そして失望を伴った終戦の日々の記述。肉欲を介すことなく女性に感じた美と、実験を試みた接吻。女性に対して不能だということを知った玄人女性との一夜。

 巻末に附された福田恒存の解説にも引かれているが、
−−人の目に私の演技と映るものが私にとっては本質に還ろうと  いう要求の表れであり、人の目に自然な私と映るものこそ私  の演技であるというメカニズムを、そのころからおぼろげに  私は理解しはじめていた。
 そのようにして仮面と素面で遊戯を楽しんでいた三島であるが、いつしか素面にはりついた仮面は素面のように皮膚に同化していったようである。仮面がなのか素面なのか、その告白めいたフィクションの描写は混濁していく。

 豊かな教養の引出しから取り出される西欧の芸術や歴史などの固有名詞が、この自己韜晦的な文章をより劇場的な空間へ引き摺りこむ。言葉の魔力が際立っていく。それは、人と同じ見てくれに人と異なる欲を持つ少年の存在と、自分を死なせてくれなかった軍国日本への思いが、20歳で清算することができなかった無念として、より複雑に混乱していく兆候や証左のように私にはとれた。

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紙の本

三島由紀夫の「仮面」

2002/03/10 00:52

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は純文学もエンターテインメントも、面白ければ(双方によって意味は異なるが)どちらも好きだ。純文学が無条件でエンターテインメントよりも「偉い!!」とは思わない。また、私は文芸評論家ではないから、「何やらの文芸性がどうのこうの……」などと知ったかぶったことは言えない。というか、大した知識も無いのにいっぱしの評論家ぶって純文学について語り、「俺はこんなに難しいことが分かるんだぞ! 凄いだろう!!」というような人種は大の苦手である。作者の人物像や作品が書かれた背景を念頭におくのは良いと思うが。よって、私が純文学の書評をする時は、「文芸性がどーたらこーたら」というようなことではなく、単なる感想のように思って頂ければ幸いだ。私は楽しむために読書をしているのであって、論文を書こうとしているわけではないのだから。純文学にエンターテインメントのような娯楽性は求めないが、エンターテインメント的になっていても、面白ければそのことで作品を貶しはしない。難しいことは専門家にお任せする。……これでも一応文学を学んでいる身ではあるのだが……(汗)。
 この「仮面の告白」は、まさしく純文学だ。文章が読みにくい(笑)。主人公が夢の中で想いを寄せる少年の肉を食べてしまうというくだりは、山本昌代氏の「源内先生舟出祝」にもあった。山本氏は三島賞を受賞しているから、それなりの影響を受けていたということか。確かに、印象的なシーンが沢山出て来る。これだけ有名な作品であるから、詳しいことを語ろうとは思わない。
 個人的な評価は、「純文学」としては5つ星、「面白さ」から言えば3つ星くらいだ。勿論、本書は純文学であるから、公的な評価は前者となるが。

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紙の本

仮面の告白

2001/03/17 17:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 仮面の告白というからには仮面を被って告白しているのだろうか。
 それにしても、余りにも赤裸々で露出された半自叙伝的なこの傑作は三島を有名にしたとともに、その後も三島に仮面を被ることを強制したのではないか。

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紙の本

同性に恋する三島は少女のようだ

2010/05/11 11:24

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BH惺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自分の三島由紀夫に対するイメージはこれしかない。自決したヤバイ感じの人。
 そのヤバイ感じの人の作品を何故かむしょうに読みたくなって手に取ったのが、この作品。彼に対する認識が上記程度しかなかったので、セレクトの基準はあくまで直感で。
 「仮面の告白」う~ん、とてもカッコ良くてナイスなタイトルに惹かれてさっそく読んでみた。そして思わずブッ飛んだ。
 なんと作者のセクシュアリティ・カミングアウト小説だったとは。

 幼少期の特異な家庭環境の記述から小説は始まる。
 彼のゲイの萌芽はこのころから既にあって、女装(仮装)という形で顕著となり、思春期に入って自分とは全く違うタイプの野性的な同級生近江に恋心を抱くことで決定的なものとなる。(しかも「受け」であることに意外性を感じた)
 同性しか愛せない。女性に対して何の興味も示さない自分の身体と精神に憂い悩みつつも、徐々に深まる近江に対する思慕の念の描写はとても瑞々しくて、まるで初恋に悩む少女のように微笑ましい。

 その近江への淡い片思いは当然叶うことなく終わりを告げるのだが、作者の苦悩はさらに増すばかり。両親にはもちろんのこと、周囲の誰にも知られてはならない。真の自分を必死に偽る苦悩が粘りつくような濃密な文体で描かれ、とてもやるせない。

 何とか普通の男女関係を。
 そう願う彼に突然訪れた友人の妹園子との交際。自分の経験の乏しさを焦るばかりに、デートの際、園子とのキスを心の中で必死に段取っている三島に大爆笑! 
 もちろんこの交際も三島の裏切りという結末を迎える。精神的には園子に恋焦がれていても、身体がまったく反応しない彼に期待された結婚など所詮無理な話なのだ。
 己のセクシュアリティを隠しとおすわけにはいかない、己を誤魔化すことなど出来ない。けれどまっとうな恋愛がしたいというジレンマ。その悲しく複雑な想いが、読んでいてとても辛く痛かった。

 数年後、彼は園子と偶然にも再会を果たす。そして園子は三島にヌケヌケと訊く。もう経験はしたのかと。そして三島は見栄を張って答える。もちろんだ(そんなわけは決してない)と。相手を訊く園子に、苦渋の面持ちで彼が放った答えは。
「きかないで」

 このくだりに限りなくオトメが入っていると感じた。
 自分が当初抱いていたヤバイ印象の人は、実は少女のように純粋で脆く、今にも壊れそうな自己を必死に仮面で隠していたという愛すべき人物だったのだ。

 自分のセクシュアリティ・カミングアウトをネタにし、巧みな描写・赤裸々な表現を駆使して、エキセントリックな今作で文壇での確固たる地位を築いたという三島由紀夫。
 確信犯的なのか? そうではないのか? どちらにしてもやっぱりタダモノではない、真の天才だとしみじみ思った次第である。

                        BIBLIO HOLICより


 ホキー様、「ロリータ」書評読んでくださってありがとうございました。



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紙の本

衝撃−それしかない。

2002/07/09 18:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:司既 敬 - この投稿者のレビュー一覧を見る

三島文学の皮切り的作品。他の書評した方も言っていたが、私もこの小説は「自伝的小説」だと思う。しかし、三島由紀夫のすごいところは、その時代のいわゆる内なる「タブー」を吐露しているにも関わらずそれがとても美しい文章である。というところだ。いっぺん三島文学に触れてみたいと思っている人は読んでみたらどうだろうか?

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紙の本

三島由紀夫の自伝的小説

2001/06/21 12:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キーボー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「仮面の告白」は自伝的小説といわれる。
 事実、この小説には三島自身の内面の告白ととれる箇所が多い。肉体的コンプレックスや同性愛を有していれば、社会の中で生きていくためには仮面をかぶらざるを得ない場合がほとんどだろう。
 仮面をかぶりながらも、心のうちに葛藤を抱え続ける主人公。物語の最後で仮面は…。

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2004/09/26 08:58

投稿元:ブクログ

冒頭の部分でこの主人公にどどっととめどもなく引き込まれていきました。こんな人いるのかしら〜いたら会ってみたい〜思い続いていたらやがて出会うことになりました。

この表紙、あまり好きにはなれません。白地に橙色の題字、灰色の「三島由紀夫」と書かれた、あのシンプルな表紙が好きです。

2012/09/04 07:29

投稿元:ブクログ

編集は音楽家の坂本龍一氏の父上の一亀氏。何度か既視感があったということは一度読んだだろうか?処女作で才能を遺憾なく発揮

2006/01/03 18:35

投稿元:ブクログ

三島の描写が美しくて同性愛の世界に抵抗なく入っていけた。きっとものすごく苦しんだんだろうなーというのが伝わってくる。

2006/10/09 20:41

投稿元:ブクログ

三島由紀夫の代表作。自分に自身をもてない青年期の男性の内向的な心理が克明に描かれています。大江健三郎の"セブンティーン"に近い文体だと思いました。

2004/12/19 23:14

投稿元:ブクログ

あれぇどうしてだろう。なんでこんなに好きなんだろうこの話。もうね、もし家にある本を3冊だけにしろって言われたら、オーケンの何かと吉井和哉のおセンチ日記とコレ残すよ。ってくらい好きだよ。何故だ!?こんな怪しい話なのに。笑 とにかく好きでした。園子が出てきてからはちょっと普通の恋愛小説っぽくなってきちゃって「ふむ?」って感じだったけど、前半たまりません。あと、近江に恋しました。素敵だ。笑

2011/02/21 07:30

投稿元:ブクログ

 三島由紀夫の自伝的小説。(本人曰く、詩歌で現されるようなものを無理に小説で現したもの、らしい)

 読みやすい三島作品ばかりを読み歩いてきたわたしには読みづらく、三島自身にそこまで興味があるわけでもなかったので、内容にもそこまでの感嘆は得られなかった。
 ただ、どういういきさつで三島があのように成長したのかはなかなかおもしろいものがあった。端から見てると、ネット上で言う中二病チックなひとだったのかなあ。とにかくコンプレックスに苛まれて育ったんだなあ、きっと。
 戦時中でなければ、割と自由になった現代に生まれていれば大きく違った人生になっただろうに。時代に殺された人だったのかも。

 基礎情報としてWikipediaを読んでみたりしたけど、やはりわたしの三島に対するイメージは「かわいい」から変わらなかった。あそこで自決してこそ三島なのかもしれないけど、生きててほしかった。たくさんの肉声を聞きたかった。

 いつか再読したい1冊。

2005/09/25 06:43

投稿元:ブクログ

鉄棒で懸垂する友だちのわきの下に憧れ、欲情するシーンがとても心に残っています。
あ、でも、言うほど特殊な作品じゃないよ。

2005/05/22 03:18

投稿元:ブクログ

自分の内部で起こる葛藤の告白。悲劇的なものへの憧れと、女性を好きになれない自分への苦悩。物語後半、ひとりの女性を何とか「愛したい」がために、自分と闘い、自分に問いかけ続ける様子の描写は本当に切ない。近代文学の2大テーマ「いかに生きるべきか」と「自分とは何か」について、後者を強く意識させるこの小説には、当時の戦争という時代背景も大きく作用したと感じさせる。疑問と告白だけではなく、それと真剣に向き合い、克服しようと挑み続ける姿からは、現代人にはないバイタリティーと精神力を感じ取れる。

2006/05/21 16:55

投稿元:ブクログ

初めて読んだ三島作品。思っていたよりも読みやすいと感じているうちに、どんどんと惹きつけられていった。
主人公のあまりにも自分勝手な妄想や人をコントロールしようとする行動は、今の自分には肯定できるものだと感じている。