三国志〈漫画文庫・化粧箱セット〉 全３０巻 （潮漫画文庫）

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：うすかげよういちろう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

１５年をかけて描かれた大スペクタクル漫画である。
単に漫画版三国志といって、それでおわるものではない。
漫画なら、こどもでも、だれでも（ぼくでも）、じゅうぶん楽しめる。
このメリットは大きい。

横山氏の漫画の線はやわらかく、ゆったりとしたものを感じさせる。顔の表情にとげとげしさが、ないから、安心してよめる。絵がごちゃごちゃと込み入っ
ている漫画をよくみかけるが、これほどの大作でも、すっきりと整理された線で描かれている。こんな絵なら、おそらくは、精神的な、いやし効果もあると
思われる。

それにしても、これほどまでに、スケールの大きな物語を、よく、漫画にできたもんだなあと、凡人のぼくは思ってしまう。
横山光輝氏のちからを思い知ってしまう作品だ。

まとまった休みが取れたら、おすすめしたい作品だ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：なみほっと　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

いつになっても、色褪せない。
子供が大きくなったら読ませようと思い（言い訳含む）、購入しました。
壮大な物語が漫画で学べるなんて、こんなに好都合なことはありません。

投稿元：

レビューを見る

久々に横山光輝の漫画三国志全３０巻を読了。基本寝る前に１巻の半分ほど読むというペースだったが、２ヶ月半くらいで読了。もちろん、きっかけは日経新聞の広告だったわけだが、結構、はまりました。昔、読んだときは後半つまらないと思ったけれども、今読み返すと関羽も張飛も劉備も死んだ後の諸葛孔明と司馬懿仲達との知恵比べが面白い。しかし、孔明も蜀に人なしという状況でよく頑張った。劉備への忠誠心がいかに強かったか……。

横山光輝は文庫版にあたってかなり単行本から描き直しているそうだ。単行本も何度も読んだが、印象の若干の違いはそこから来るのかもしれない。

投稿元：

レビューを見る

-僕が『三国志』をドラマ化するとしたら、キャスティングはこうしようと思っています。
　玄徳：緒方直人
　関羽：滝田栄
　張飛：阿藤海
　孔明：市川染五郎-

↑の引用、第５巻巻末の解説から。なんと、あの、三谷幸喜さんです。う～む、なるほど。さらに、この後、ハリウッド版のキャスティングも提案されていますが、これも絶妙!　是非、第５巻解説をチェックしてみてくださいませ。

え～正直、三国志は中国政府が製作したDVDと、この横山光輝の漫画しか知りません。他のバージョンはよくわからないのですが、ま、言わずとしれたことですが、「兵法」「帝王学」を学ぶにはもってこいです。個人的に、脇役の器の小さい人間たちの動き観察が好きですね。リアルで役立つ。ということで、人生に一度は読んで損なし。

投稿元：

レビューを見る

劉備の青年時代から蜀の滅亡まで、よく描き切ったなという長編。
孔明と強い武将が集い勢いにのる蜀から、段々と人が亡くなり、最後は孔明も北伐の途上で病死。蜀が滅んでいく様は、悲しくもあり栄枯盛衰の歴史を感じた。

投稿元：

レビューを見る

歴史物はどうしても苦手なのでマンガで勉強。
三国志なら横山光輝がいいよと薦められて購入。
すごいボリュームだあ～

投稿元：

レビューを見る

何度も読み始めては、途中で放り出してしまっていた一作。

小学生時代、、、、ヒーローものでもなく、変身もしなければ必殺技も出てこないストーリーに、退屈して。

中学生時代、、、、「めっちゃ面白い」と熱中している友人への対抗意識で。登場人物が多すぎてわけ分からん･･･と。

中学時代②、、、、改めて読んでみると、わりと面白いことに気付く。「天下三分の計、すげぇ」と。でも･･･曹操が死亡し、関羽が死に、劉備が死に、張飛も・・・。主人公級が全滅？？？？まだ物語半ばにして？（３０巻とちょっと？／全６０巻中）と、読む気が失せて。

高校時代、、、、、テレビアニメ「横山光輝三国志」の放映開始に合わせて再読開始。やはり、関壁までは熱く読めるのだけれど、その山を過ぎてしまうとね・・・・。馬超、黄忠などの格好良さはわかるのだけど。。

大学時代以降、、、、文庫本で読み始め、やはり途中で断念する･･･を何回か。


そして今回。
８回目？９回目？くらいの挑戦にて、初めて読破。
「南蛮行」のくだりは何やら冗長だし現実離れした感があり鼻白んだものの、そこを越えたらむしろ、蜀の「滅びへのストーリー」が気になって気になって、一気に読み進めた。


正史か「演義」か併せて、いわゆる「三国志時代」というのが、西晋の滅亡までの物語だということなので・・・・、本作も、蜀の滅亡で終わらせずにそこまで描ききって欲しかった。

なぜなら、中国人キャラの名前は難し過ぎて、小説や歴史資料で読む気にはとうていなれないから。
せっかく興味をもたせてもらえたからには、横山三国志の世界観でそこまで読みたかった。

まあ・・・・商業的な面を考えれば、諸葛亮も去り忠達も舞台を降りてしまったストーリーでは本が売れないか。。。

投稿元：

レビューを見る

ラスト、きついなぁ。これだけ積み上げて、最後これだもの。
あとは、21巻。これを境にガラッと変わる。

曹操の敗戦から学ぶ力、劉備の忍耐強さを、孔明の先の先を冷静に読む力。
ほんの少しでも身につけたい。

それでも、何故か昔から最も好きな人物は周瑜。

投稿元：

レビューを見る

30巻ついに読み終えた。
ここまで来て、劉禅の何たる愚かさ
孔明の懸命の努力が・・・あまりに哀れ
つわものどもが夢のあと

投稿元：

レビューを見る

横山光輝氏の傑作。とにかく出てくる武将がかっこよすぎる。「桃園の誓い」で涙。まだ第1巻しか読んでないので頑張って読むぞう！途中経過ー現在11巻。やっと孔明デターー！ほんとに三回もすっぽかしたんだね。でも軍師になれてよかったよかった。「赤壁の戦い」まであとわずか！

投稿元：

レビューを見る

何も持たない状態から戦功をあげ配下を増やし領土を広げ、国を大きくしていくのが楽しい。一応、劉備(亡き後は孔明)が主人公なのだが、他のキャラクターを主人公にした視点での話も多く、読んでて飽きない。後半は主要キャラの死が軽く扱われるとか、最後のほうは孔明の力が衰えて戦いが雑になったりするのが残念だが、それ以上に面白さが上回る傑作。