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商品説明
環境についても勉強する時代がやってきた! ごくふつうのビジネスパースンが、自分の会社や自分の仕事と、環境問題との関係を理解できるよう、単純な仕組みとして解き明かしたわかりやすい環境経営の本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
渡辺 パコ
- 略歴
- 〈渡辺パコ〉1960年東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。コピーライターを経て、ベンチャービジネスのコンサルティング等を務める。現在、グロービス・マネジメント・スクール講師。
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紙の本
「環境」と経営の関係を、わかりやすいしくみに分解してまとめた本
2003/08/04 12:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:paco/渡辺パコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の渡辺パコです。
この本は、「企業と環境は、意外に仲がよい」「企業というしくみを環境をよくするために使うことで企業も繁栄する」という視点でまとめた本です。
これまでにも環境問題に関する本はたくさん出ていますが、その多くは環境の「問題」を明らかにする本でした。企業の環境対応についてまとめた本もありますが、「ある企業がどのような環境対応をしているか」というレポートが中心でした。
この本は、環境問題の解決と企業との関係を、なるべく原理的に解きほぐし、環境経営とはどのようなものかを、すっきりと理解できることをめざしています。環境経理を考える原理として「input→output」という概念を使い、これを通して企業活動を見ていくことで、企業が環境によいことをするというのがどのようなことなのかがわかりやすく理解できるようになっています。この原理で考えていくと、企業とは環境をよくしながら(悪化を防ぎながら)、それによって利益を上げられる存在であることがわかるはずです。環境は、企業にとって単なるコストセンターではなく、「それでも受けることもできる」ものなのです。
この本では、あくまでも基本的なしくみを理解することを目的にしているので、個別企業の情報はあまり豊富ではありません。しかし環境経営のメカニズムを理解するための実例は、たくさん盛り込みました。また原理がわかるように、環境と経営の関係を示すチャートをふんだんに使いました。このチャート群は、読者が実際に環境経営に取り組むときに、「自分たちがやっていることはどのように環境によいのか」をつかむための参考になると思います。
環境ISOである14001の担当者や環境関係の部署にいる方には必ずお役に立つ本ですが、社内の環境教育のテキストとして使っていただけます。しかし今まで環境に興味が薄かった方が、「これからの仕事や経営に不可欠な要素」を知るという目的で読んでいただいても、お役に立てるでしょう。
環境経営は、これからは、「ファイナンス」「マーケティング」「ヒューマンリソースマネジメント」などと並ぶ、企業経営の必須科目になっていきます。別の言い方をすれば、環境抜きに経営はできない時代がすぐそこまで来ているということです(すでに一部の環境先進企業では、実際にそうなっています)。21世紀にふさわしい経営とは何かを知るためにも、またビジネスパースンの「新常識」を身につけるためにも、ぜひご一読ください。