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姑獲鳥の夏
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 48件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.8
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/621p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-211827-0
  • 国内送料無料

紙の本

姑獲鳥の夏 (百鬼夜行シリーズ)

著者 京極 夏彦 (著)

産の上にて身まかりたりし女、其の執心、此のものとなれり…。日本的な家系の悲劇を浮かびあがらせるミステリ。94年ノベルスとして刊行され、98年に加筆・訂正のうえ文庫に収録さ...

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姑獲鳥の夏 (百鬼夜行シリーズ)

2,808(税込)

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商品説明

産の上にて身まかりたりし女、其の執心、此のものとなれり…。日本的な家系の悲劇を浮かびあがらせるミステリ。94年ノベルスとして刊行され、98年に加筆・訂正のうえ文庫に収録された小説を底本としてハードカバー化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

京極 夏彦

略歴
〈京極夏彦〉1963年北海道生まれ。作家。「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞、「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花文学賞、「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞を受賞。

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みんなのレビュー48件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

10年経つと、筋は殆ど覚えていなくて、凄い小説を読んじゃったという記憶だけが残っていたけれど、こんなにも分かりやすい話だったんだと認識を新たに

2004/07/17 21:11

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ご存知、京極夏彦の弁当箱本のシリーズを、豪華本に作り直したもので、その迫力は文庫版には劣るものの、おどろおどろしさでは、やはり並ぶものなしといった感じである。『姑獲鳥の夏』のノベルズ版は、1994年の出版当時に読んで、世の中にこんな凄い作家がいるのかと、当時30歳だった京極の年齢を知って呆然としたことを覚えている。まさに出会いの一冊である。以降、新刊は読むものの、以前の本を読み返す機会がなくて、寂しく思っていたときに、こういった形での出版となり、これを利用して再読の仕儀となった。

で、まずその豪華仕様である。白い本の装幀ならば、菊地信義、とばかり思っていて、黒地の紙に立体的な金色の文字を配した、ちょっとあざといこの本を開いて、そこに「本文書体 游明朝体02R OTF」と、珍しい表示があって、その下に「菊地信義」って書いてあるのに気づいた時、思わずオエって言ってしまった。それほどに、らしからぬデザインではあるけれど、それはあくまで菊地らしからぬ、であって、いかにも京極本らしいデザインではある。

でも、菊地らしいデザインは随所にあって、たとえば小口に絵を入れてしまうというのは、多分、色を塗るだけに比べて圧倒的に面倒くさいだろうなあ、とか、あるいは本を開くと、まず黒い頁、その次は山吹色、そして普通の紙へと変化しながら、タイトルや著者名、出版社、目次といった情報が、斜めに配列されながら微妙に位置を変えていくあたりは、うーん、芸が細かい、などと思ってしまう。

で、やっと中味になるのだけれど、これが予想以上に読みやすい。あれ、10年前はもっと難渋した気がするのだけれど、と思ってしまう。ただし、忘れている、見事なまでにというほどである。面白かった、凄かった、という記憶はあるけれど、それ以外は全くの空白、この本に出てくる関口並である。

この小説の中心にいるのが、久遠寺梗子である。妊娠20箇月を迎え、未だに出産の気配もないという、東京は豊島の雑司ヶ谷で開業医をやっている久遠寺家の次女である。で、何かと噂のたえない家のことについて、恥を忍んで相談に来たのが、梗子の姉である、28歳になる独身の涼子である。

で、彼女が依頼するのが、妹の夫で密室状態の部屋から姿を消した牧朗の生死と、その失踪の理由を明確にすることである。その依頼相手と言うのが、神保町で「薔薇十字探偵社」を構える旧華族の出の榎木津礼二郎であり、彼に代わって涼子の話を聞いたのが、居合わせた関こと関口ということになる。

そして、直前までその事務所を訪れていたのが東京警視庁の刑事木場修太郎であり、巻頭で関口に久遠寺家のことを話していたのが古本屋「京極堂」を営む、関口の大学時代の友人で祈祷師でもある、京極堂こと中禅寺秋彦であり、その妹で出版社に勤める敦子である。秋彦は、関口に失踪した牧朗が自分たちの大学時代の知人であることを思い出させる。

で、姑獲鳥というのは「子供を抱かせに来るお化け」「羽毛を纏うと鳥になり、羽毛を脱ぐと女怪になるという化け物」「女児を攫って養女にする」「産む女」「お産で亡くなった人の幽霊」「お産で死んだ女の無念という概念を形にしたもの」など諸説紛々としている。

その説が、結局はストリーにピッタリあっているというのが、何よりの驚き。前に読んだ時は、凄い凄いで、こんなに理詰めの話だったとは思いもしなかった。再読はしてみるものである。勿論、傑作の評価は変わりません。ちなみに、我が家の高一長女は、この話が京極さんのベストだそうです、はい。

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2004/10/13 05:45

投稿元:ブクログ

京極シリーズ(;´д`)長い、長すぎる。しかも怖い。怖いの全くダメ派の私は読み終わった後布団にくるまりましたとさ。怖いもの見たさ全開。読み終わっただけで達成感を感じたのは初めてかも・・・(笑)

2004/12/07 04:18

投稿元:ブクログ

巧いなあと幾度も思いました。すんごい考えたんだろうなあ、と。やたら難しくてやたら長かったです。少し苛々したかな。はっきり真相を言ってほしくて。また回りくどいしな、説明。

2004/12/09 03:55

投稿元:ブクログ

初めて読んだ京極作品。此れですっかり古書肆の虜に。この頃は、探偵も普通の人っぽかったんだけどなあ…。画像は、ハードカバー好き故のこと。

2007/05/17 18:00

投稿元:ブクログ

読んだのは高校卒業してすぐの春。可視と不可視、“存在すること”の意味など、まだ子どもだった私にいろんなことを気付かせてくれた。内容自体は、オチがちょっとがっかりだった記憶。

2005/08/24 07:40

投稿元:ブクログ

映画化されて話題になっているので1994年に出版された京極夏彦のデビュー作を読み直してみた。
時代は終戦直後の設定。鬼子母神の隣になる代々続く産科病院で娘婿が密室から消失し、妻は1年半も身篭ったまま、また新生児の消失が続いている。その謎を解明するために病院の長女が榎木津の薔薇十字探偵社に依頼に来る。
確かに事実が判明したら不思議でもなんでもない。

2005/08/15 22:25

投稿元:ブクログ

20ヶ月孕んだままで生まれる気配のない大病院の娘。その謎を京極堂が解き明かす京極夏彦渾身のデビュー作。2005.8.13-500

2008/04/12 15:09

投稿元:ブクログ

うーむ・・・
太いのですが,それは気にせず読めました。
推理小説ではなく
別の何かのような気がします。

008/100

2005/12/16 21:54

投稿元:ブクログ

一度挫折した本書、映画を見たのでリベンジ(笑)
すんなり読めました。はまったので大変です。

2007/02/01 21:29

投稿元:ブクログ

高くて固いみたいな。
印刷されてるうぶめちゃんを汚さないようにどきどきです。
ほんと愛蔵版だよ。持って歩けるわけがない!

2007/06/03 11:01

投稿元:ブクログ

ページ数はかなり多いが、そんな事は、全く気にならなかった。どんどん暴かれていく久遠寺に起きた惨劇。人格によって、鬼のようになってしまう娘達。さらに、産婦人科であったが為に、事態は更に悲惨な方向に。背筋が凍るような思いで、一気に読み終えてしまった。

2006/03/06 11:55

投稿元:ブクログ

記念すべき1冊目はなんだろ?と思ってこの本に。
この本読むまでは本に携わる仕事だってのに、
全然本は読んでなかったんですね。(苦笑)

で、トライ!してみようと思った作品。最初はその分厚さで

1回諦めた作品ではありましたが、一定量を
超えると平気に…。(笑)昨年映画化にもなりました。

感想は…もう書くまでもないとは思うんですが…(苦笑)
バラバラのパズルを角の方から形にしていく…
感が味わえる、脳の栄養だといっておこう。(笑)

すっげ、下手な言い回し。わかってます…;;

2006/05/24 02:09

投稿元:ブクログ

分厚いけれど読み進めていたらいつの間にかその世界にドップリ漬かっている。京極さんはやっぱり文が巧い。
京極夏彦のデビュー作だが、容赦ない。「私の世界について来てみろ」と言うかのような膨大な知識に圧倒される。
また登場人物たちのキャラが濃い。全員を同次元に置いているのに違和感を全く感じさせず、バランスの取れた構成になっている。
脳とはかくも恐ろしきものかな。この世に不思議な事なんて何もない、それをハッキリと感じさせる本。同作者の『巷説百物語』の原点がここにある。

2007/01/23 18:09

投稿元:ブクログ

魍魎から手をつけてしまった京極堂シリーズ。毎回、こんなことになっちゃってラストどうなるんだろうと思うけど、バッサリやられます(笑)分厚くとも何処にも無駄がない文章、敬服いたします。

2006/08/13 16:31

投稿元:ブクログ

京極堂シリーズ、長いし分厚いし説明は辛気臭いし(笑)でも面白い。(実は全巻制覇してないんですよね…。時間があったら読みたいなぁ。確か「鉄鼠の檻」まで…)

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