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バッカーノ!1931 鈍行編 The grand punk railroad (電撃文庫)
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紙の本
「列車強盗しようぜ!儲かるらしいし!」「わぁ素敵!お金持ちになれるね!」
2003/08/12 19:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上院議員の妻は娘とともに、夫のもとへ旅立った。
1人の錬金術師が、ニューヨークにいる仲間に呼ばれた。
愚連隊の少年少女は列車強盗を企んだ。
頭のネジが抜け落ちたカップルは、ギャングの上納金を奪って列車に飛び乗った。
人を殺すのが何より好きという快楽殺人鬼に率いられたギャングの一団はシカゴを出奔した。
首領を官憲に捕らわれた秘密結社は、人質の命と引き替えに解放を要求しようと考えた。
凄腕の殺し屋が助っ人に呼ばれた。
そして彼らはシカゴ発ニューヨーク行きの豪華列車で鉢合わせした。それもどうしようもないくらいの至近距離で…。
ギャング映画にオカルトホラーの要素を振りかけた『バッカーノ』の第2弾で、今回のテーマは列車強盗。前作より登場人物が入り乱れているけれど、列車の中だけで話が展開することもあって、むしろすっきりしていて読みやすくなっているのではないでしょうか。
目的が完全に相反する黒ずくめの秘密結社と白ずくめのギャングはナイフで互いの喉笛を切り裂きあい、機関銃を撃ちまくり、列車上の攻防戦を繰り広げます。ジャグジー率いる愚連隊の不良少年たちはむしろ巻き込まれた乗客を救おうと奔走しますが、アイザックとミリアの強盗カップルはあくまでもマイペースで、殺し屋と錬金術師はいるのかいないのか所在不明。いくら豪華列車とはいえ、所詮はレールの上を走る列車の中で、銃撃戦はあるは、ダイナマイトは破裂するはの大騒ぎで、よくぞ分解してしまわなかったものだと感心してしまうくらいの大騒ぎ。
しかしこの話では、赤い怪物の正体であるとか、行方不明者の消息とか、この騒ぎに機関室はどうなっていたのかとか、最後まではっきりしない謎は多く、ひとまず決着はついたものの、全貌は事件を別の側面から描くという続刊「特急編」を待たないと解明されないようです。
血生臭さの中にも侠気とユーモアが漂っていますし、前作では鬱陶しいだけだったバカップルが、今回はそのバカさがむしろ良い味になっていてびっくり。実に実写映画向けの作品だと思いました。
紙の本
バカップル大好き!
2015/02/08 22:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アイラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は個性的なキャラクターがたくさんいて誰が主人公でもおかしくないのですが中でも個人的にアイザック&ミリアが大好きです。
ちょっとズレた会話を永遠としている様な明るい泥棒カップルです。大量のチョコレートや美術館の扉だけ盗んだりと泥棒具合もちょっとズレている愛すべきおバカな2人組が面白くて大好きです!
どんな人でもこの2人に出会ったら最後、幸せへと引き寄せてくれる素敵な二人組です。
ギャグ要素ではこの2人には誰も敵わないでしょう。
落ち込んだ時にこのバカップルの会話を読めば笑えて元気になりますよ♪
この2人の過去がとても気になります!