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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.8
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/525p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-273817-1

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フォー・ユア・プレジャー (講談社文庫)

著者 柴田 よしき (著)

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評価内訳

紙の本

第2弾は24時間タイムリミット!ハナちゃんの命が危ない!

2006/01/21 19:51

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は前作(『フォー・ディア・ライフ』)よりもっとハナちゃんが忙しい。
我等の等身大ヒーローのハナちゃん、あいかわらずのモテモテぶりである。
元妻の麦子も登場、もっと元旦那を馬鹿にしているのかと思えばそうでもない。
これはちょっと意外だったのだが、ハナちゃんのポイントアップに貢献と言えそうだ。
前作と比べるとミステリーとしての出来栄え、中盤以降さらに加速するノンストップアクション的な展開などを考慮すればより面白かったかな。
テーマ的には前作の方がインパクトが強く書けてたのかもしれないが、読みなれてしまった点もあるのでしょう。
惜しむらくは、やはり最後に集中して作者の都合のいいように物語が収束し過ぎなきらいがあると感じられる方がいるかもしれないな。
読み手によれば許容範囲を超えているかもしれないが、ハナちゃんの人柄に免じて許してあげてください(笑)
他の作品群と同様柴田さんはやはり女性読者を意識して本作も書かれている。
そう、母性本能をくすぐるキャラ・・・花咲慎一郎。
印象に残ったシーンは恋人・理沙(今回は誘拐されます)と奈美先生の対面シーン。
惜しむらくはもっと嫉妬してほしかったなと思ったり(笑)
あと、ドキドキしたのはやはりハナちゃんと山内との会話シーン。
債務者(ハナ)と債権者(山内)との関係以上に命を委ねている関係に発展。
イマジネーションを膨らませて読まれた読者も多いことであろう。
読まれた方の大半が同感されると思うのであるが、作者はハナちゃんを“優しい男”の象徴として取り上げている。
今の時代、誰にも憎まれなく生きているって貴重なことなのでしょうね。
私たち本好きが時間を割いて読書を楽しむことによって心が安らぐように、ハナちゃんにとっては忙しい合間ににこにこ園の子ども達の寝顔を見ることによって心が安らぐのである。
よく“人徳のある人”という言葉が使われる。
周囲の人が皆、ハナちゃんのことを心配してくれている。
ハナちゃんは幸せ者である。
少しおっちょこちょいなのが玉に瑕であるが、広い目で見て“人徳のある人”だと思う。
男性読者の視点からリスペクトしたい。
ハナちゃんとは逆に、女性作家作品特有のいわゆる“情けなくてだらしなくて愚かな”男の象徴として池上と高梨が登場する。
読んでのお楽しみですが、とりわけ池上に対してはかなり辛辣に書いているような気がする。
いずれにしても女性が生きていく上に置いて“現実社会での教科書”的な作品となるエンターテイメント作品であることに異論はないであろう。
ハナちゃんは天国にまだまだ行かないで!
熱き心で第3弾を手に取ろうと意気込んでいる私。
次は個人的お気に入りの南をもっと登場させて欲しいな。
なにっ、女性読者は城島さんをもっと登場させてって(笑)
活字中毒日記

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紙の本

つい応援したくなる!

2003/08/20 17:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さら - この投稿者のレビュー一覧を見る

フォー・ディア・ライフの第二弾。

前回借金を背負ったニコニコ園の園長花咲。
返済のため、園のために、副業である探偵を続けていかなかればならない。
今回の依頼者は蝶の刺青をした男を捜して欲しいという堅気の女性。本来なら
危ないことなかった筈が、殺人事件に巻き込まれ犯人にされてしまう!
時間内に真犯人を突き止められなければ、元同僚の命がない。がんばれ花ちゃん!

厚さも結構なものだが、内容も負けず濃い〜。
本当に、一人の人間にこんなに災難降りかかるのか?って位花ちゃんは走り回るはめに陥るんだけど、不自然さがなくってグングン読めてしまう。
それと、今回は元奥さんや理沙の妹など身近な人が登場してオロオロしてる花ちゃんが面白い。
不器用でいい人で、自分から厄介事にぶつかっちゃったりしてイライラもするんだけど、本当憎めなくて可愛い奴です。

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紙の本

波があるんです、柴田よしきって。凄いな、って思うときのほうが、あれ?って時より少ないかな。で、この本、惜しむらくは後者なんだよね、ハードボイルドがやたら甘くってね

2003/10/28 20:57

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今、山本一力の『はぐれ牡丹』を読んでいるのだけれど、つくづく上手いなあと感心する。本当の時代小説の書き手が現れたといった喜びを感じてしまう。実は10年位前、柴田よしきの本を最初に読んだ時、私はそういうときめきを感じなかった。多分、読み慣れていなかったホラー系の作品だったせいだろう。だから数年前、彼女の『Miss you』を読んだ時には、そのレベルの高さに驚いた。で、今度もと、二匹目の泥鰌を狙ったけれど。

新宿で無認可の保育所を経営する花咲慎一郎。彼のもう一つの顔は私立探偵。その花咲の最愛の人が失踪した。医師の資格を剥奪されながら裏社会の人々への医療活動を続ける奈美先生、レストランの経営者理沙、保育園の掛橋小夜子、保育園の持ち主風見恭子、麻薬の売人を探す高瀬春奈、ソープ嬢のユキノなど、登場する女性が多彩なのは、同性ゆえの筆の冴えだろうか。

『フォー・ディア・ライフ』に続く新宿を舞台にしたシリーズもので、ヤクザの世界が予想外にソフトなタッチで描かれる。キーワードは優しさ。元妻で弁護士の麦子も、異常なまでに優しい。いや、花咲を利用している城島にしても、暴力団の山内にしても、元警察官で今は怪しい世界にいる斉藤にしてもどこか優しい。

そのソフトさが気になってしかたがない。リアルさを感じないのだ。現実は絶対に違う。町のヤクザは、相変わらず暴力の臭いをちらつかせるし、警察は権力をかさにきて市民を恫喝する。それでいて民事不介入の原則を変える様子はない。ドラッグは町にはびこり、学校は荒れ、政治家・官僚は腐敗している。

だからハードボイルドを気取っても、結局は絵空事になってしまう。それならばいっそ、こんな大甘の設定を止めてしまったほうがいいのではないか。そうでなければ、思い切ってファンタジーにしてしまうとか。いや、柴田は甘美で幻想的なものだって書ける。そのほうが、読む側も割り切ることが出来る。

京都を舞台にした『聖母の深き淵』などの緑子シリーズや、『Miss you』のような以前の作品のほうが絶対にいい。『Miss you』には「心理を上手く扱った傑作だ」と友人に触れて廻ったけれど、今回はそのレベルには達していない。このままでは、書ける作家のひとりで終わる。本の装画だけが魅力的では、勿体無い。

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2005/08/26 03:17

投稿元:ブクログ

私立探偵・花咲慎一郎シリーズの2作目。
読み終わるまでタイトルを「フォー・ユア・プレッシャー」だと勘違いしてました。プレッシャーを与えてどうするんだ(汗)まあ、ある意味間違ってはいないかもしれませんが。
今回も花ちゃんがあっちこっちと新宿を駆け回ります。
人探しから始まった依頼が、気づけば殺人やクスリまで絡んでくるし、花ちゃんの恋人、地中海風レストランのオーナー理紗が行方不明になってしまうし。
今回もまた、にこにこ園のために頑張る花ちゃんの姿がかっこいいです。
面白さは一作目の方が上ですが、今回も面白かった。
共働きで子どもを育てることの大変さを提示しながら、相変わらずの面々が面白かったです。
花ちゃんの前の奥さん、麦子さんが素敵。
女性陣がみなカッコよくて憧れます。
ヤクザの山内の意外な一面も垣間見えたり。山内、憎めないんですよね。
この作品に出てくる人は、みな情が深くて。
一度愛した人に対して優しいというか。

2012/01/09 18:06

投稿元:ブクログ

『ハナちゃんシリーズ』の2作目。
1作目よりわたしは好きだなあ。
だんだんハナちゃんが魅力的にそしてかっこよくなってきた。
柴田さんは女性だというプロフィールを信じるなら、よくまぁ、これだけ男性心理を書き分けできるなあと、心底感心する。

2005/04/18 12:45

投稿元:ブクログ

今回もまたまた事件に巻き込まれてしまう花ちゃんこと花咲慎一郎。この人好きだわ〜。探偵にして無認可保育園園長。また登場人物がみな「キャラ立ち」してるのが安心して読めるところだと思う。なんかここのところキャラがたってるかどうか、ってところに視点がいってしまってる感じがするんだけど…どうもね。物語としてそこのところはどうしても譲れないところだよねって思うんですよね。その点この人のはホンの脇役であっても血が通った人間らしさがでてるというかしっかりした背景まで見えてくる感じがいいんですよね。伏線がぐっと生きてくる展開もうまいし。…古本屋めぐりしようっと。

2007/11/16 22:07

投稿元:ブクログ

花咲シリーズ第2弾。
変な名前だけど、この「ハナちゃん」はホントに魅力的だ。
1作目同様、一気に読んだ。
面白いシリーズを見つけてしまった。

2013/04/20 00:15

投稿元:ブクログ

理紗の義理妹の妊娠とストーカー騒動。
一度関係した相手(アゲハの入れ墨入り)を探してほしいとの依頼。
警察にいた時の同期。今では練ちゃんの右腕。
にこにこ園を訪れた、子育ては妻にまかせきりだったのだが、妻がいなくなったので困ってる風な男。
そして、ヤクザ幹部の松坂と情婦ミミちゃんが殺される。
同期斉藤はヘマをしたとのことで、練ちゃんに半殺しの目に会わされる。
そんな彼を救うため、松坂殺しの犯人を捜し出すことになるハナちゃん。

いいんだけどさ、みんな関係しちゃってるんだよね。
義理妹の妊娠相手→にこにこ園を訪れた男
依頼者は検事、アゲハ入れ墨入りは厚生省。
ストーカーは殺人者。

ストーカーとしてしか生きられなかった池上。
ストーカーに至るまでの道って、こういう感じなのかな。

その綺麗な顔が、醜く歪むところがみたい。歪ませたい。
が、ハナちゃんが練ちゃんに思うところ。

全部読もう。

2006/03/07 18:45

投稿元:ブクログ

フォー・ディア・ライフの続編。前作にも増して、女にも男にもゲイな893にも事件にもモテモテなハナちゃん。結構ピンチ。

2006/08/10 01:59

投稿元:ブクログ

無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。彼に持ち込まれた人探しは、やがてクスリがらみの危険な仕事に発展する。その上、最愛の女性・理紗が行方不明に…。次々に襲いかかる無理難題と戦う心優しいハードボイルド探偵に、明日はあるのか!?読み始めたら止まらない傑作シリーズ第2弾。

2006/12/16 23:11

投稿元:ブクログ

保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎が、色々な事件に巻き込まれ、話が展開していきます。あまり現実感はないのですが、次々と降りかかる災難にハラハラしながら読み終わりました。

2006/12/16 13:56

投稿元:ブクログ

花ちゃんシリーズの第二弾。花ちゃんはやっぱりとんでもなく、子供たちを愛しているんだなあと実感。今現在、続きのシーセッド・ヒーセッドを読んでいる途中。

2007/08/16 13:11

投稿元:ブクログ

8/10 花咲探偵シリーズ。1作目より2作目のほうがいいって稀有だわ。でも読みやすいし、シリーズ物ぽい安定感とかキャラの魅力が光ってた。

2008/03/11 14:36

投稿元:ブクログ

無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。
彼に持ち込まれた人探しは、やがてクスリがらみの危険な仕事に発展する。
その上、最愛の女性・理紗が行方不明に…。
次々に襲いかかる無理難題と戦う心優しいハードボイルド探偵に、明日はあるのか!?
読み始めたら止まらない傑作シリーズ第2弾。
(「BOOK」データベースより)

前作 『フォー・ディア・ライフ』 の続編。
無認可保育園の園長、
花咲慎一郎=ハナちゃんの探偵物語、第2弾!
シリーズ物なので、とても入りやすかった。
また登場人物も気心の知れた人ばかりなので
まるで連続ドラマを観ているような錯覚さえも(笑)

今回は、前作よりかなり忙しく、またかなり危険!
ハナちゃんに与えられたタイムリミットは24時間。
時間内に、僅かな手がかりと、少ない情報から
真犯人を探し出さなければならないのだ。

面白かった〜。なれた所為もあるだろうが、
あっという間だった。 2時間半くらいだったかも。

今回は、
ハナちゃんの元妻、弁護士の麦子さんもしっかり登場!
にこにこ園でコロッケまで作ってた。 
元夫婦だけど、この二人は本当にいい関係だ。 
う〜ん、微笑ましいぞ。
それと忘れてはならないのが…
ハナちゃんの恋人・理沙と(理沙は今回、誘拐されたの!)
奈美先生の対面シーン! 
でも…奈美先生には、もっと嫉妬してほしかったな。
あと、初登場の元・同期の斉藤!今はヤクザですって。
どうしてハナちゃんの周りには元・警察官が現れるのか…
類は友を呼ぶのでしょうか。
今回はこの斉藤がネック。 
簡単に言うと彼の命を助けるため、24時間以内に
殺人を犯した真犯人を探し出さないとならないのだ。
ハナちゃんに24時間で捜査を依頼し、
犯人探しが出来なければ、斉藤を殺す!と
言っているのは、極悪非道の山内〜!!!!!!!
でも今回は、山内の人間性を楽しめたwww インテリだし。
ハナちゃんと山内の会話も、城島との会話のように面白かった。
あっ、何気に今回の城島さんは、いい人が目立ってた。
女性読者ファン、また増えたのではなかろうかwww

好きなセリフや名言がとても多い作品。
作者の訴えかける「ストーカー」の犯罪意識にも、グッときた。

でも私のツボは 『走れメロス』  ∴∵ゞ(゚ε゚ )ブッ
もうハナちゃんには悪いが、大爆笑してしまった(爆)

柴田さんのラストへ向けた、偶然の多さや繋げ方の無理矢理さ…
無理があるのにも拘わらず、気にせず終結させるところ、
二作目にして、好きになってしまったかも。
批判する気には、全くなれない自分が、嘘みたいだ(笑)


唯一の惜しむらくを挙げるなら
美貴子かな。
何故なんだろう、産むことを決めた美喜子に、
違和感がある。 安易な感じがして、説教したくなったwww
けれど…
今はそうして産まれてくる子供…多��のかもしれないな。



第三弾 『シーセッド・ヒーセッド』 いつ文庫落ちするのかな。
なかなか文庫落ちしない作家さんなんですよねぇ;;

2007/11/29 13:20

投稿元:ブクログ

前作にまして子供が出てこない。
設定もったいない

園長は自分の立場をわきまえてほしい。
この調子で危険が仕事に首突っ込んでたら、
いつか園児たちに危険が及ぶよ。

文句を言いつつ読むのは面白いからです

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