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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.2 106件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2003/09/12
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/387p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-322170-0

紙の本

まひるの月を追いかけて

著者 恩田 陸 (著)

失踪した一人の男を探して、奈良を旅する二人の女。それぞれの過去と現在を手探りしながら続く、奇妙な旅の行き着く先は? 夢と現実が交錯する旅物語。『オール読物』連載を単行本化...

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まひるの月を追いかけて

税込 1,760 16pt

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商品説明

失踪した一人の男を探して、奈良を旅する二人の女。それぞれの過去と現在を手探りしながら続く、奇妙な旅の行き着く先は? 夢と現実が交錯する旅物語。『オール読物』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

恩田 陸

略歴
〈恩田陸〉1964年宮城県生れ。早稲田大学卒。92年「六番目の小夜子」でデビュー。ミステリーやSFなど、幅広いジャンルで活躍。著書に「木曜組曲」「ネバーランド」など。

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みんなのレビュー106件

みんなの評価3.2

評価内訳

紙の本

ゆらぐ、うねる、心地よい旅にひたる。

2003/10/18 18:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

橿原神宮、明日香、山辺の道。

  奈良というところは、明日香もそうだったが、やはり高いところから
  大きな誰かに見られているような気がする。地形のなせるわざなのか、
  仏教の地であると思うからか、逆にこういう場所だから仏教の地に
  なったのか。場所の力は不思議だ。
(——P269)

古都奈良。よせてはかえす時の波。
「今・ここ」と「回想」を行き来する、ゆらぎ。
集め、束ね、また散って、おだやかなうねりとなる。

恩田さんの海。イメージの波間に身を任せる喜び。
世界にひたる心地よさの前では、
ストーリーもキャラクターも世界の柱の一つに過ぎない。

   今日一日の心地よい疲れにコーヒーがおいしい。まだ脳裏に
   たくさんの春の風景が整理されずにふわふわ漂っていた。
(——P251)

ターニングポイントを、郷愁と喪失感でしっとり包む一冊。

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紙の本

これはもう趣味としか言いようがないのである。

2003/11/10 21:59

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かの有名なさとなお氏には「おもしろかったのだが、これが代表作? という感じは残る」と書かれてしまったが、僕は恩田陸の作品の中ではやっぱり「黒と茶の幻想」が一番好きなのである(さとなお氏にメールを送って「黒と茶の幻想」を薦めたのは他ならぬ僕である)。で、この「まひるの月を追いかけて」も、どちらかと言うと「黒と茶の幻想」の線なのである。もっとも、こちらのほうがもう少しはっきりとミステリ仕立てである。つまり、謎があってそれが解けるという形を採っている。
 結末についてはあまり多くを語らないほうが良いだろう。不用意に僕がヒントを与えてしまうと、勘の良い読者ならすぐに結末を読み切ってしまう恐れがある。ただ一言で書いてしまうと、この結末は僕にとっては、やや茶番。
 それでも僕はこの作品が好きなのである。それはやはり彼女特有の、このどんよりと重く淀んだ空気感。「淀んだ水」じゃなくてあくまで「淀んだ空気」である。その違い、解ってもらえるだろうか? 水ほど重くなく、水ほど冷たくもなく、水ほど明確に実体を感じることもできない──でも、「淀んだ空気」としか言えないものを感じることがあるでしょう? 恩田陸はそういう感じを非常に巧く書ける作家だと思う。世の中にはすきっと爽快な小説が好きな人もいるだろうし、どんよりと重く淀んだ小説が好きな人もいる。これはもう趣味としか言いようがない。
 人物の描き方にやや甘さも残っていて、小説の完成度は「黒と茶の幻想」よりかなり劣るし、ミステリとしては「木曜組曲」なんかのほうが遥かに出来が良いだろう。でも、この小説は殺人事件なんか起きなくてもミステリは書けるということの証左のような気もする。無理に殺人事件を起こさなかった恩田陸は偉いとさえ思ってしまう。
 この小説、けなす人いっぱいいるだろうなあ。でも、やっぱり僕はこういうの好き。このどんよりと重く淀んだ空気感。これはもう趣味としか言いようがないのである。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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紙の本

トラベルミステリー

2021/01/01 13:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

明日香村の民宿から奈良公園の日本庭園までと、古都をバックに異母きょうだいの謎が浮かび上がっていきます。旅の終わりに明かされる真実と、そこから始まる恋が感動的です。

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紙の本

旅行記として読めば良いかもしれませんが…

2003/11/02 07:37

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

奈良を舞台とした旅行記に近い物語だが、恩田さんの才能が発揮できた作品とはいいがたいような気がした。
恩田さんの既読の作品では『ドミノ』と『ロミオとロミオは永遠に』が大好きで、この2つの作品はまさに恩田さんしか書けない領域の作品だと思っています。
本作はどうしても比べてしまい、不満が残りました。
個人的にテンポのいい作品を恩田さんに期待してるのも要因となってるのでしょうね。
ミステリー的要素も多分にあるのですが、読んでて結末が予想できた人も多いはずだと思う。


展開的には死人が出たりでハッとさせられる部分も途中であるのだが、いかんせん登場人物が魅力薄なんで感情移入しにくい点は否めなかったなあ。
その後、もっとどんなことが起こるのだろうと期待してたのですが、展開が期待より月並みだったような気がします。

結局、失踪した異母兄を探しに行くストーリーより、旅行記としての印象の方が強いのがとっても残念。
奈良の観光名所の風景描写シーンに関しては、やはりプロの作家の描写は上手です。
遠方の方や旅行好きの方が読まれたら思わず奈良に旅行したくなるのかもしれませんね(笑)

登場人物すべてがもやもやしていて、読後も物足りなさが残った作品でした。
こう言った雰囲気が好きな方もいらっしゃると思いますが、万人受けする作品とは言い難いと思います。
次作期待しましょう。

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紙の本

結局、今日は恩田陸特集になってしまったなあ。出版点数という点では評価できるけれど、所詮はトラベルミステリを超えてないんだよね、私が内田康夫や西村京太郎と決別したのも、それが原因さ

2004/01/10 22:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

明日香にある橘寺の前に佇む人影、そんな如何にも映像になりそうな場面で始まるこの物語は、じつはその瞬間から私の予想を裏切る展開をする。ある意味、それを楽しむ話なので、筋を追いかけて紹介することは、読む側の興を殺ぐだろう。連城三紀彦の小説を思わせる、とでも言っておけば、それだけで雰囲気は伝わるかもしれない。

主人公の名前は静、苗字や年齢は何故かはっきりしない。話の流れから追うと32歳くらいだろうか。彼女は教員である厳格な母の手で育てられたが、今は一人暮らしをしている。離婚暦があるようだが、それもさらりと触れられているだけで、相手がどうだといった情報は殆どない。

彼女には、母親の違う渡部研吾という名の現在36歳の兄がいて、彼の存在を知り出会ったのは、中学二年の、父方の祖母の葬儀の時のことで、その時のことか、直後か、彼の同級生で恋人の君原優佳利に紹介されている。こういったことも、あまり明確には描写されてはいない。それは、その後、静が兄と殆ど連絡を取ったりせず、無縁に育ってきたせいだろう。

そんな静に、18年前に出会ったきりの、国立大学の工学部を出て、今は大手電気メーカーの研究員である君原優佳利から電話が入った。フリーライターとして独立し、最近はその名前も知られてきた渡部研吾が、取材先の奈良で失踪し、連絡が取れなくなって3週間も経つ、できれば一緒に奈良に出かけ、研吾を探したいというのだ。

登場人物も限られているし、先ほど書いた理由もあるので、あとは読んでもらおう。恩田らしいといえば、そうだけれど折原一、連城三紀彦であってもおかしくはない内容だろう。違うのは文学的な香りで、この三人がともに早稲田大学に関係しているというのが、また面白い。

ある意味、極めて品のあるトラベルミステリ見たいな風情があって、最近、娘たちと奈良を歩いた私にとっては、それだけで点数を入れたくなるような物語で、ついでに小説に出てくる地名を羅列しておこう。京都、明日香、橘寺、橿原神宮、山辺の道、畝傍山、藤原京、高松塚古墳、大和三山、猿石、石舞台、石神神宮、郡山、桜井、法隆寺、広隆寺、春日山、興福寺、二月堂。あまりに有名すぎて引く人もいるかもしれないが、想像よりは上品に扱っていて違和感がない。

ま、気になるところがあるとすれば、人付き合いの苦手な静の心理描写で、いい加減にしろ、とは思うけれど、こればかりは読者ではどうにもならない。最近の小説によく見る典型的な人物造形で、それは現実に社会でもよく見るようになったタイプなんだろうなあ、と思う。それと、話の展開だろうか。話を複雑にすると、読者のほうは、途中までは驚きをもって読むけれど、以降は、またか、で流し始める。技巧というものの危うさも三氏に共通していて、ま、ほどほどに、といいたい。

カバー写真は中島博美、ちょっと見て『太陽待ち』の西尾彪と、『世界の中心で、愛を叫ぶ』の川内倫子の写真を思い出してしまった。小説に比べて、かなりいい感じである。繰り返し書いておこう。2003年の恩田の仕事のベストは、カバーも、出版形式も含めて『蛇行する川のほとり』、これで決まりである。

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2004/10/04 15:24

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2004/10/15 02:01

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2004/11/27 18:27

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2004/12/02 14:16

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2006/11/19 03:49

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2005/01/21 00:27

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2005/04/03 11:30

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2005/05/16 13:58

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2005/08/09 14:25

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