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紙の本
小さな過ち
2022/01/26 13:40
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投稿者:けなちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
景気,競合他社の動向,経営判断・・・小さな過ちで始まる,企業の崩壊。
上巻では,現代の社会の構図,すなわち弱者は淘汰され,他者を出し抜き情報を得て上手に立ち回れる者がそのうまみを吸い上げて大きくなっていく様子が描かれる。
淘汰される経営者に対して,経営判断が甘いからいけないのだ,漫然と経営を続けもっと読みを深めていなかったから会社がこうなるのだ,と感想を持ちながら読み進めるものの,大きな波乱が起こる・・・。
電子書籍
止まらない!
2021/04/16 22:00
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごくわくわくする展開です。銀行や大手企業の合併と経営の新規事業の進む中、妻と愛人同居の家庭。そして、長男の出生の秘密……贅沢な三本の軸の行方が楽しみです
紙の本
山崎作品
2019/06/08 06:21
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大坂を舞台にした著者の典型的な名作。上流社会の人間模様がこれでもか、というくらい描かれている。序章から蠢く人間の欲望。
紙の本
華麗なる一族という皮肉
2017/01/26 19:33
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話は家長大介と妻寧子、愛人相子の妻妾同衾関係を軸に、先代敬介と寧子、長男鉄平との関係を疑う大介と鉄平の不和を取り扱った話である。たびたび鉄平が大介でなく先代に似ているという旨の記述が現れる。
またそれと並行して銀行再編、鉄平の経営する阪神特殊鋼の高炉建設、新たなる閨閥作りの話が進んでいく。それぞれに単なる経済戦争でなく、政治的なドロドロが関係していく。
大介のせいで一家の性格が捻じ曲がってしまっているところに華麗なる一族というタイトルが皮肉めいたものになっているよう感じる。そして鉄平が大介と不和になっていくようだが、そもそも一番の被害者はニヒルになった次男銀平と、銀平との政略結婚を強いられた万樹子だろう。そしてその加害者は大介は当然として彼のみならず、このような奇妙な状態を打開できないで指をくわえている寧子と、この状態を維持することにしている相子もだろう。
一方でこのような上流階級ではない一之瀬親子は愛情あふれた存在として描かれている。そのような一之瀬の四々彦に惹かれる二子は当然であろう。
全体的に銀行合併の話は面白く感じる。