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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 62件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.9
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公新書
  • サイズ:18cm/187p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-101712-9
新書

紙の本

ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)

著者 正高 信男 (著)

ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)

税込 770 7pt

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みんなのレビュー62件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

内容も良いが、タイトルと帯がすばらしい。

2003/11/25 18:38

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 帯には、携帯電話【ケータイ】を持って「ヤダー」「ウソー!」「マジ?ー」と喋る女子高生(または女子中学生?)が三人描かれている。タイトルと合わせればケータイを持った人間すべてを敵に回しているように見えなくもない‥‥。

 著者は一九五四年生まれの真面目なサル学者である。現在の若者の文化一般はおおむね苦手で、携帯電話を持たず、パソコンのメールもあまり好きではない。だが止むに止まれぬ事情で若者がたくさん集まる渋谷に定期的に行かねばならなくなり、そのときに若者の行動をあまりに奇異に思ったことと、その奇異さに興味を持ったことから、持ち前の好奇心と分析能力を駆使して本書を書いた。

 最初はサルと現代の若者との行動が比較され、類似点が次々と挙げられる。著者の比較する分野では、たしかに現代の若者は「サル化」?しているのかもしれない。しかし若者の「サル化」?現象は日本人全体が子育てを軸として戦後にたどってきた道筋の当然の帰結でもある。著者はそれを明らかにしつつ、社会全体の物理的変化やメンタルな変化について、鋭く斬り込んでいく。

 論じられている内容は、「ひきこもり」、母子密着、家のなか主義、「公的言語」、子ども中心主義、「関係できない」症候群、社会的かしこさ、「専業主婦」、少子化など、非常に多岐にわたっている。いろいろな「常識」がくつがえされ続けるので、人によっては一冊で数度のパラダイムシフトが経験できるかもしれない。

 (最近読んだ中では最も秀逸なタイトルと帯でした。)

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紙の本

現代の若者の在り方を痛烈に批判した画期的な書!

2016/07/02 09:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代の日本の若者においては「ひきこもり」をはじめ、ゲーム没頭したり、ケータイが離せないなど、従来では考えられなかった問題が持ち上がってきています。筆者はこれらは子ども中心主義の教育の結果であると説きます。すなわち、家庭でも学校でも大切に育てられたため、「いつまでも子どもでいたい」という気持ちが強く、大人になることを拒んでいるのだと解説します。現代の若者を痛烈に批判する画期的な書です。一度、手にとってお読みください。

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紙の本

自立できない若者を大量生産する日本的メカニズムを説き明かすサル学者

2004/10/10 02:20

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:良書普及人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の著者である京都大学霊長類研究所教授の正高信男氏の
話を伺う機会があった。携帯電話の普及が、携帯電話を作っ
た人の予想を超えた使い方をもたらしており、日本ではその
ことが家族の崩壊に繋がりかねないと警鐘を鳴らしておられ
た。

正高教授に依れば、固定電話の時代は一家に一台で家族単
位の情報集約が出来、子供の生活実態もそれなりに把握可能
であったものが、親とか家といった「窓口」を通さずに、子
供が自由に行動し始め。子供だけの世界を持つようになった。
最早、空間的に近いということは、「一緒にいる」保障でも
何でもなくなった、ということだ。

そこで、本の題名に繋がるのだが、携帯の普及そのものは、
必ずしも子供の「サル化」をもたらすものではなく、北欧な
どを見ると携帯の普及率の高さは、だらしなさと関係ないこ
とが分かると指摘しておられる。

「サル化」とは、容易に想像がつくように、NEETや引きこも
りといった自らの世界に閉じこもる若者やそれと対極に公私
の区分の出来ない、靴の踵を踏みつぶし、スカートをはいた
まま地べたに座り込む女子高生などの若者の生活実態のこと
を指している。

公私の区分とは、きりっとした服装や靴をきちんと履くこと
で世間に出る覚悟が出来ることから始まる、という分析。そ
れが出来ないと、公の人間として行動することを拒否してい
るということになると断言する。欧米と日本が違うところが
そこにあるとの論。

何故日本の場合はそうなのか。その分析が正高教授の学者と
しての真骨頂。教授の調査では、日本人の3歳から5歳のこ
どもは攻撃性が少なく、怯え度合いが少なく、社交性が高い
のに対して、米国は、攻撃性が高く怯え度合いも高く社交性
も低いとのことだ。

要は、日本人は学齢期までは「良い子」で育てることが子供
の親離れを助長できず、ひいては母親の子離れも助長できず、
自立できない日本人を大量に作り出している原因だと指摘し
ている。

よい子は親の期待どおりに行動しようとする。親は子供に辛
い思いをさせないように育てる。「お前にはあらゆる可能性
がある」と万能感を与え続けて育てる。そのまま思春期に移
行し、そこで人生初めての挫折感を味わうことに。

それを乗り越えられない若者は引きこもる。男の子は責任が
あるとされているので、責任を感じて引きこもる。女の子は、
挫折により、とにかく毎日が楽しければいいやと開き直るの
で、公の場でも私を通し、だから電車の中で大声で喋ったり、
化粧をしたり、スリッパ代わりにかかとを踏んだ靴で外出し、
と分析観察する。

パラサイトシングルはその結果に過ぎない。夢が叶わなかっ
た場合の答えを持っていない。自立感がないし、子供を持つ
ことなど考えない。自分が依存しているので人に依存される
ことなど考えられない。ましてや年金の掛け金を収める気に
は到底ならない。そういう引きこもりが100万人以上日本にい
る。

日本では自立を促す教育をしていない。教育は、ストレスの後
送りをやっているので、ストレスに強い子供が育たない。人間
は辛い思いをして脱皮して一人前になるのに、そのプロセスが
無い。ストレスに強い子供を育て、自立心を育める教育を行わ
ないといけない。この現象は、ニホンザルの集団と似ている。
群だけで生活しているサルは、母親から離れずに育つ。社会が
狭い。日本はサル化している、ということになるのだそうだ。





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紙の本

著者も意図していなかった題名なのかもしれない

2008/02/11 11:55

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近の新書は、体裁だけは専門家が最新のトピックスを一般市民にわかりやすく解説したり、新たな問題提起をするという形を残しているけれども、内容は瑣末な事柄を大げさに取り上げていたり、それを誇張するようなキャッチコピーのようなタイトルだけが目立つペーパーバックと化しているように見えるので、よほどでないと読むことはしないし、ましてや購入などしないようにしている。新書の「新」はそのものズバリ新しい事柄を取り上げているということを表しているのに他ならないし、新しいことというのはその後の評価によっていくらも古びれてしまったり、間違いであることがわかるものだということを肝に銘じておかなければならない。
 だからこの「サル」シリーズ(?)も売れていることは知っていても、立ち読み、流し読みで済ませるつもりでいた。が、やはり数十万部も売れた本を見逃しておいてはいけないとも思って、遅ればせながら読んでみた。
 サル学、霊長類学が、その究極の目標としては、私たち人間がいかにして人間になったのかを知ることにあるのは、ある意味当然のことであり、だからこそこの正高氏のように、普段はサルを相手にしていても興味関心がヒトへ向かっていくのも当然だとは思う。だが、その興味があくまでも個人レベルの感想のようなものである限りは、あまり普遍性を持つこともないのではないだろうか。
 ここで取り上げられている現在の若者状況は、すでに多くの人たちが指摘し、さまざまな角度から評価、解説されている問題でもあるが、それを自分の専門に引きつけて説明しようとするのならば、できるだけ思い込みや偏った見方を排除して語るべきと思う。
 この本で述べられているものは、サルに(人間と同様の)家族はないとの話から始めて、マザコンやひきこもり、母子密着の家庭、コミュニケーション能力と、現在の(特に日本の)若者のサル化をこれでもかと並べ、その原因に専業主婦の存在などを持ってくるというものだが、これはあくまでも著者の感想であり、自分が知っていることに引きつけて考えた時の一面的な見方であるとしか言いようがないと思えてしまう。だいたい今時ここで語られているような専業主婦はどれくらいいますか。
 そして、最後は少子化の話にまで持っていくのだから、何だか著者が日頃疑問に思って、たまっている鬱憤をすべて吐き出してやれといった感じに見えてしまう。
 もちろん森羅万象をすべて一人で、ある学問一つで説明し尽くすことはできないので、どうしてもある一面を切り取った話にはなるのだろうけれども、ここで語られていることだけで「人間らしさの崩壊」なんて言ってほしくないと思う。
 と言うことをいちいち指摘するまでもなく、刊行から4年を過ぎようとした今では、誰もこんなことを言っていないように思うが、どうだろう。それに何よりわずか4年で若者もまた変化しているように思えるのだが。

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紙の本

科学者の書いた本だとは思えない

2003/12/12 12:49

17人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 正高氏の執筆スタンスからして問題がある。正高氏は、渋谷で見かけるような「地面に平気で座り、携帯電話で話しているような」(仙台ではあまり見かけない光景だなあ)女子高生を「珍種のサル」と決め付け、それ以降、現代の若者はサルである、という前提で議論を進めている。「今時の若者」とサルとの雑駁すぎる比較論が展開できるのもそのためであろう。確かに、巷で見かけるような、あるいはメディアで喧伝されるような「今時のダメな若者」に対する不満を持っている大人達のカタルシスにはなるだろうが、科学者としては失格である。
 特に、第1章で論じられている、「ルーズソックスの真の効用」については、ユースカルチュアのまじめな研究者が読んだら爆笑するだろう。よりによって、「ルーズソックスの真の効用」に気づいたのが、ホテルのスリッパですか。草履や下駄はどうなるんだろうね。

 それよりも問題があるのは、本書における統計データである。まず、サンプル数が少なすぎる。また、都市部と郊外や、都市部と農村部という比較がまったくない。さらに、時系列での比較もない。仮に正高氏が「現代の若者はサルである。それは親がそうなるように育てたからである」と主張するのなら、祖父母の代までさかのぼって考えるべきであろう。国民の生活に関する統計など、少し探せばいくらでもあるはずだと思うが。このような統計調査は、本来なら社会経済学系の研究所の協力を得てなされるべきだと思うが、同書には、正高氏が独自に取ったという統計しか出てこない。社会統計学の原則を大いに逸脱した本というほかない。
 なかんずく、第4章「「関係できない症候群」の蔓延」で紹介されていた「投資ゲーム」は、もはや嗤うべしである。女子高生50人を25人ずつのグループに分けて、その中でペアを組ませ、ゲームをやらせる…って、25人でペアが組めるか(笑)! 一万歩譲って、何らかの方法でペアが組めたとしても、1グループが全体に及ぼす影響は8%である。統計学的に無視できる数値ではない。

 フリーターやパラサイトシングルについても論じているけれど、彼らの経済的背景を探るような態度はまったくなく、ただ母子密着型の子育ての帰結として論じている。政府も若者の自立支援策にようやく重い腰を上げたし、玄田有史『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社)とか宮本みち子『若者が《社会的弱者》に転落する』(洋泉社新書)みたいな良書も多く出ているのに。フリーターの約7割は正社員希望だという統計も出ているのに(内閣府)。

 いや、それよりも驚くべきなのは、正高氏が「サル化」を、むしろ歓迎しているということである(あとがき)。正高氏は「無責任な観察者」でいたいのであろう。ヒトの社会に関して書かれた本であるにもかかわらず、そのような態度をとるということは、断じて許されるべきではない。このような本が売れるということ自体、私にとってはいかなるミステリよりもミステリ的だ。

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2004/09/29 12:47

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2007/03/18 19:59

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