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商品説明
遮られたくないものは、親子の絆、家族への愛…。夜に閉じて朝に開くカーテンのように、毎日繰り返される家族のリズムを大切にしたい。女性作家が描く、夫婦と親子の8つの情景。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
Curtain | 5-36 | |
---|---|---|
私からの風船 | 37-72 | |
一夜 | 73-98 |
著者紹介
谷村 志穂
- 略歴
- 〈谷村志穂〉1962年札幌市生まれ。北海道大学農学部にて動物生態学を専攻。「結婚しないかもしれない症候群」がベストセラーとなる。著書に「ハウス」「十四歳のエンゲージ」など。
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紙の本
カーテンと心模様をつなげるなんてにくい。
2005/01/03 14:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
カーテンはあまりに暮らしに馴染みすぎていて、存在を忘れそうになるくらいだ。日差しを遮ったり、風にはためいたり、その姿は自然に視界の隅にあるのではないだろうか。
そんなカーテンの内側に揺れる男、女独り独りの心模様を描いたという短編集。まるでカーテンの薄い布地のように危うく揺れている女心もあれば、ぴっちりと閉じて本心を表さない男心もある。
中でも「一夜」が心に残った。
決定的な場面は出てこないのに、相手を想う鼓動の高まりがこちらにも伝わってくるようだ。
だから切ない。