紙の本
あら、見てたのね!!
2020/12/22 15:39
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アガサ・クリスティーの二大探偵といえば、もちろんエルキュール・ポアロとミス・マープル。
どちらもファンが多いが、私はどちらかといえばミス・マープル派かもしれない。
ミス。マープル、本名ジェーン・マープル。ロンドン近郊の小さな村に住む老婦人。そんな彼女がいつも鮮やかな事件を解決するのだから爽快だ。
ミス・マープルものと呼ばれる作品は長編が12作、短篇が20作あるが、本作は中でも有名な長編作品である。
まずもってタイトルがいい。1957年の作品だが、この時刻だけのタイトルがすでにミステリーだ。
そして、その時刻に関連した導入部もいい。パディントン駅発4時50分に乗ったミス・マープルの友人の婦人が偶然にも並行して走る汽車の客室での殺人を見てしまう。ところが、その死体が出てこないため、警察は取り上げてくれない。
そこで、ミス・マープルの登場である。
しかも、この作品ではあまり動けないマープルがスーパー家政婦を雇って死体を探させることになる。
このスーパー家政婦ルーシー・アイルズバロウの活躍がこの作品を面白くさせているといっていい。
ルーシーの活躍でマープルの予想通り、線路沿いの大邸宅の小屋から死体が出て来る。
一体誰が何のために。
しかも死体が誰なのか、それすらわからない。
お金持ちの家によくある財産をめぐる争い。しかも、兄弟たちは誰も癖がある。
最後の謎ときにつかったマープルの方法も含めて、あなたに謎が解けるか。
紙の本
ぎゃふん
2020/12/19 17:06
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が限られているのに、こんなにも犯人がわからないとは!?
最後の最後まで読み続ける楽しみがあるのがとっても素敵。
紙の本
スーパー家政婦
2019/09/25 14:02
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学の数学科を首席で卒業してから家政婦になったというルーシーの作る料理が美味しそう。現在の家事代行サービスを先取りしているような感じでしょうか。最後、ルーシーは誰を選んだのか気になります。警部という意見まであってびっくり。
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ドラマとすこし展開が違っているように思う
息子の友達の母親が関係者ってちょっとありえないように思える
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前半は素晴らしい。死体が見つかるまではドキドキするのですが、後半、特にラストがなあ。ガッツリした証拠をついつい求めてしまいます。クリステイーにしては、ということでちょっと辛め。
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アニメ、ドラマを観て最後に小説を読んだ。内容がわかっているから(犯人も(^_^;)すごく早く読めた。犯人がわかっていても、面白く読めるのはやはりクリスティならではなんだろうな。で、ルーシーは誰と結婚するんだろう? ドラマでは警部とくっつくことになっていたから、「えーっ?」と思ったけれど。私なら、セドリックもブライアンもパスだわ(爆)。(2007-09-08L)
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スーパー家政婦ルーシー・アイレスバロウが活躍する。
ミス・マープル物。
マープルの友人が並んで走った列車の窓から殺人現場を目撃。
ところが死体が見つからないため事件は成立しない。
そこで…?
ルーシーをめぐる3人の男性の恋のさや当ても楽しめます。
大好きな作品!
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すれ違う列車の中での殺人を目撃した女性(マープルの友人)が警察から妄想と疑われた事で奮起!警察を出し抜こうと人まで雇っちゃうマープルが可愛い。
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初めて読んだミス・マープルの小説。あんまり出てこないんだなーと思ったら、シリーズの中では変わったほうだと後から知る・・・。
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ロンドン発の列車の座席でふと目をさましたミセス・マギリカディは窓から見えた風景に、あっと驚いた。並んで走る別の列車の中で、いままさに背中を見せた男が女を締め殺すところだったのだ…鉄道当局も、警察も本気にはしなかったが、好奇心旺盛なミス・マープルだけは別だった!
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推理小説なのでトリックとか犯人捜しの過程はすごく重要だし、ミステリーの女王と呼ばれる著者の作品なのでその点はもう文句なしにおもしろい。
それ以上に私が好きなのは、彼女の人間の見方。世の中には困った人も迷惑ばっかりかける人もぜんぜんやさしくない人もいる。すごくいい人にも欠点はあるものだし好きになれない人にもどこかで好ましい点がある。そういうことをしっかり分かった上で、自分の好き嫌いによってぶれることなく多くの人物を愛情とユーモアを持って描けること。推理小説なのに推理以上に人間について考えさせ、希望を持たせてくれることがアガサ・クリスティーのすごいところだと思う。
そういう意味で、人間に対する洞察力で推理するミス・マープルのシリーズは彼女の魅力を堪能するのに一番だと、個人的には強く思っている。
「おもしろい」「かわいい」のセンスが抜群なところも素敵だ。ふわふわのショールに包まれた小さいおばあさんて…かわいすぎる
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ミス・マープルは些細なことも見逃さない…といっても最初と最後辺りしか出てこないですが。調査は潜入したメイドさんです。
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パディントン発4時50分の列車に乗り込んだマクギリカディ夫人はふと目をさました。 その時、夫人は並走する同じ下り列車の車窓に殺人の瞬間を見た!
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ミスマープルもなかなか自分で動けなくなってきたところが、なんだか寂しい。
最後は結局、ルーシーは誰を選んだのか。
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題名と、すれ違う電車の窓から目撃した殺人、というキーワードで、もしや外国には無いと思っていた時刻表ミステリー!?と思って手に取りましたが、時刻表成分は何時の電車がすれ違えるか、程度でした。
いろいろな人物が出てきて、誰もを疑わしく思っていたのに、犯人は斜め上だった、という感じでした。
大活躍のスーパー家政婦ルーシーが選んだ相手だけが、謎になって残ってしまいました。誰なんだろう?